写真加工はどこまで許される?
サイトで見つけたすばらしい物件。価格も希望の範囲内。喜び勇んで下見に出かけたら、実物はサイトで見たのと印象が違った -- という印象はないでしょうか。僕はアメリカに留学する際、下見抜き・写真だけであるマンションを借りたのですが、初めて現地を訪れた時に「写真よりも暗い印象だな・・・」と感じました。まぁそれは「キレイに見える角度から物件を写した」という程度の細工だったのですが、そもそもサイトに掲載されている写真が加工されていたとしたら、どう思いますか?
■ イエイリ建設ITラボ 【第8回・基礎編】邪魔な電線をレタッチで消去(ケンプラッツ)
表題の通り、デジタルカメラで写した写真を加工して、(電線の写っていない)キレイな写真を作ろうというものです。実際に出来上がった記事を見てみると、電線のある/ないだけで物件の印象はずいぶん変わります。こんな風に加工した写真を使いたい、という業者さんの気持ちも良く分かります。
僕も人間なので、キレイな写真が掲載されている物件の印象が良くなることは否定しません。しかし正直なところ、一人の消費者としては過度の修正は控えて欲しいと思います。例えば上記の「物件前の電線」という事例ですが、確かに行った加工は「電線の消去」であり、物件にはなんら手を加えていません。しかし「電線がない」ということは、「物件の周囲には遮るものがない」ということを暗示しており、「物件の周囲の環境は良好だ」という印象を与えてしまうことは事実です。実際に現地を訪れた消費者が、ちょっと違和感を覚える可能性は否定できないでしょう。
ネット時代になり、デジタル画像を見て物件を調べるのが当たり前となりました。だからこそ、こういった「物件画像の加工」に対し、今後何らかのルールを定めることが必要になるのではないかと思います(もしかしたらそういった規制が既にあるのかもしれませんが)。また3D画像を駆使したシミュレーションなども、「物件周囲の環境などにおけるネガティブな要素を忠実に再現しない」などといった欺瞞が行われることのないよう、規制が設けられることでしょう。
結局、ネット時代においても、最後に頼るべきは自分の目ということなのですが。消費者にしても、業者にしてもお互い無駄な時間を過ごすことがないよう、できる限り正直な画像を掲載して欲しいものです。
■ イエイリ建設ITラボ 【第8回・基礎編】邪魔な電線をレタッチで消去(ケンプラッツ)
表題の通り、デジタルカメラで写した写真を加工して、(電線の写っていない)キレイな写真を作ろうというものです。実際に出来上がった記事を見てみると、電線のある/ないだけで物件の印象はずいぶん変わります。こんな風に加工した写真を使いたい、という業者さんの気持ちも良く分かります。
僕も人間なので、キレイな写真が掲載されている物件の印象が良くなることは否定しません。しかし正直なところ、一人の消費者としては過度の修正は控えて欲しいと思います。例えば上記の「物件前の電線」という事例ですが、確かに行った加工は「電線の消去」であり、物件にはなんら手を加えていません。しかし「電線がない」ということは、「物件の周囲には遮るものがない」ということを暗示しており、「物件の周囲の環境は良好だ」という印象を与えてしまうことは事実です。実際に現地を訪れた消費者が、ちょっと違和感を覚える可能性は否定できないでしょう。
ネット時代になり、デジタル画像を見て物件を調べるのが当たり前となりました。だからこそ、こういった「物件画像の加工」に対し、今後何らかのルールを定めることが必要になるのではないかと思います(もしかしたらそういった規制が既にあるのかもしれませんが)。また3D画像を駆使したシミュレーションなども、「物件周囲の環境などにおけるネガティブな要素を忠実に再現しない」などといった欺瞞が行われることのないよう、規制が設けられることでしょう。
結局、ネット時代においても、最後に頼るべきは自分の目ということなのですが。消費者にしても、業者にしてもお互い無駄な時間を過ごすことがないよう、できる限り正直な画像を掲載して欲しいものです。



うーん、微妙な問題ですが、「電線を消す」ということ自体は、別にいいんじゃないの?という気がします。建築写真では普通にやっていることで、DTP以前にもそもそもレタッチの定番として、昔から職人さんがやっていることです。(昔はフィルムを直接加工したりしていました。)電線のようなものの場合は、カメラの位置によってしょうがなく写りこんでしまうものなので、逆にいうと被写体自体には手を加えていないのではないでしょうか。消費者に誤解をあたえないようにという面はたしかにそうだと思いますが、ここに限った話ではなく、コマーシャルの世界では、横行していることですよね。化粧品のイメージのために、被写体となるモデルさんのシミを消したりなんて、基本中の基本ですし。また、商品がいかにコンパクトかということを表現するために、大きな手のモデルさんを使うような手法もあります。不動産関連でいえば、モデルルームの撮影用に小さい家具を調達するようなケースもあります。商業写真の世界では、どうやってイメージングするか、被写体をよりよく見せたいというのは日常に行われていることですし、なにも正直に写すことだけではないのだと思います。もちろん、消費者が誤解を招くような表現については避けるべきだと思いますが、むしろ消費者側が賢くみきわめることが求めらるのでは?と思いますがどうでしょうか?電線があることによって、見せたいものがちゃんと伝わらないことのほうが問題があるように思います。必要な手間をかけずに、ありままのものを見せるというのも企業側の姿勢としていかがなものかとという側面もありませんか?まあ、言いたいこともわからなくもないのですが(笑)
投稿: p-article | 2006年8月22日 (火) 14時17分
仰る通り、電線程度で目くじら立てなくても・・・という意見も分かります。確かにレタッチの全部が全部ダメと言っていては、逆にデメリットになってしまう部分があるでしょう。ただ消費者としては、「写真の醜い部分はレタッチで隠してしまいましょう!」という姿勢には釈然としないものがあります。まぁ程度の問題、というか、業者の良心に期待する話になってしまうのかもしれませんが。逆にそういう意味で、消費者が賢くなることも求められているのかもしれませんね。あくまでも物件案内に掲げられている写真は「イメージ図」に過ぎないということで(笑)
投稿: アキヒト | 2006年8月23日 (水) 00時06分
p-articleさんに賛成
投稿: 倉井優 | 2008年12月10日 (水) 10時09分