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小林啓倫

小林 啓倫
東京都内のコンサルティングファームで働くシロクマ。吉祥寺近辺に出没中。

家探しをするときに使えるWEBサイトを求めて、日本国内から海外のサイトまで、様々なサービスを探って行きます。

本人は18歳の時に親元を離れ、以来国内で6回・海外で1回の引越しを経験しました。現在は家族(妻1・娘1)と一緒に、賃貸マンションに生息しています。

スマッチブログと共に、POLAR BEAR BLOG(個人ブログ)、シロクマ日報(ITmedia オルタナティブ・ブログ)という2つのブログも更新中です。また有志と共に、社内ブログ/SNS研究会を運営しています。


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柱の傷は一昨年の……

「せいくらべ」という童謡がありましたが、そこで歌われているように、柱に傷をつけて成長を記録したという想い出のある方も多いのではないでしょうか。しかし当然ながら、賃貸住宅では無理な話。それでも自分の子供に同じ経験をさせてやりたい……という方は、こんなアイテムに注目されてみてはいかがでしょうか:

MeasureMe Stick (swissmiss)

紹介されているのは、タイトルにあるように"MeasureMe Stick"という商品。いろいろ説明するより、写真を見ていただいた方が早いでしょう:

MeasureMeStick1

はい、「柱」を持ち運び可能にして、ついでに目盛も付けてしまおうという発想ですね。赤・黄・グレーの3種類で、どれも120ドルとなっています。

MeasureMeStick2

こちらが拡大図。ペンなどで記録を書き入れることができるようになっています。

MeasureMeStick3

実際に測ってみているところ。柱ではないので、引っ越しをしてもそのまま持って行けるという点が良いですね。大切に使えば、親子2代や3代ぐらいに渡って使えるかも?「お母さんが同い年だったころより大きいねー!」なんて。そろそろ歩くのもしっかりしてきた、なんてお子さんがいる知り合いへのプレゼントとしても良いかも?

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ブログ、引っ越しました!

引っ越しは家を換えるもの、とは限りません。ブログだってお引っ越しします。というわけで、我らがスマッチ!ブログも新しいシステムにお引っ越し!外から見られている分にはあまり変りがないかもしれませんが、もろもろ必要な作業も終わり、はれて「新居」に入室となりました。

というわけで、引き続きよろしくお願い致します。新しいシステムは動画なども挿入しやすいので、こんな遊びが増えたりして……:

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ニューヨークで一番高い物件は?

たまには?景気の良い話を。このほど、ニューヨーク市で最も高い物件の記録が更新されたのだとか:

No Need to Wear a Watch (New York Times)

その金額、なんと2,500万ドル(約25億円)!ブルックリン橋を見下ろす時計台の屋根裏部屋なのだそうですが、屋根裏部屋とは思えないほどの美しさです:

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これなら New York Times の記事タイトルの通り、「時計をつける必要がない」ですね。太陽の光が差すと、床に時計の影が映るのも美しいです。

外観はこんな感じ。ブルックリン橋とマンハッタン橋の間にあるそうです:

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こちらは時計越しの風景:

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さらにこちらが最上階からの風景。文句なしの美しさですね:

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というわけで、広さに立地、眺望などなどどれをとっても最高の物件であることには間違いありません。25億円払っても住みたい!という幸運な方は、ぜひ現地の下見から始められてはいかがでしょうか……。

ガレージの扉に、巨大猫を!

おぉ、これはガレージをお持ちの方にはぜひ試して欲しいかも。とはいえ例によって海外のサービスなのですが……ガレージの扉を楽しく変えてしまおう!というものです:

Photo tarpaulins transform garage doors (Springwise)

"tarpaulin"というのは防水シートのこと。この表面に画像を印刷して、ガレージの扉を飾ろうというサービス"Style-your-garage.com"が紹介されています。で、ガレージの扉を装飾しようというのならそれほど驚きはないのですが……用意されている画像はこんな感じ:



ガレージの中に……ジェット戦闘機!?



金塊の山!?



巨大猫!?うーん、これはインパクトありますね。またレディメイドで用意されている画像のほか、自作の画像も使用可能とのことですから、絵心のある人(フォトショやイラレが使える人?)・写真の腕に自信のある人はチャレンジしてみたら面白いかも。

しかしこんなの日本でやったら、速攻でご近所のうわさ話のネタにされそう。「あの家どうしちゃったのかしら!?」なんて陰口を叩かれたりして。個人的には巨大猫なんて心を惹かれるのですが、ガレージ付きの家を手に入れる前に、奥さんを説得する方が難しかったりして。

「つぶやき」には気をつけて!

Twitter というオンラインサービスが流行っていることをご存じでしょうか。チャットに似た一言メッセージを投稿するサービスなのですが、書き込まれた「つぶやき」は限られたグループの中だけで見れるのではなく、ウェブサイト上で誰でも見れる状態で公開されるというもの。米国を中心に爆発的な流行となっていて、日常会話から事件・事故の速報に至るまで、幅広い使い方をされています。



で、その Twitter で最近こんな事件がありました:



不動産会社が元住人を訴える、「かびだらけのアパート」とツイッターに書き込み (AFPBB News)



米国のアマンダ・ボネンさんという女性が、Twitter 上で"Who said sleeping in a moldy apartment was bad for you? Horizon realty thinks it's okay"(カビのはえたアパートで寝ると体に悪いって?不動産会社の Horizon は大丈夫と思ってるみたいだけど)とつぶやいたところ……名指しされたシカゴの不動産会社、ホライゾン・グループ・マネジメントがこの女性を相手取って、約500万円の損害賠償を求める訴訟を起こしたというニュースです。



この話、どちらに非があるかはもちろん分からないのですが。ちょっと気になったのは、事件を最初に報じたシカゴ・サン・タイムズの記事にこんな一節があったところです:




Jeffrey Michael, whose family has run Horizon for more than 25 years, said: "The statements are obviously false, and it's our intention to prove that."



He said that while she moved out recently, the company never had a conversation about the post and never asked her to take it down.



ホライゾンを25年以上にわたって家族で経営してきた Jeffrey Michael は、「この発言は明らかに間違っている。法廷で証明するつもりだ」と述べた。



彼によると、彼女(アマンダさん)は最近引っ越しており、この投稿を巡ってはホライゾンとの間では会話は持たれていない。また発言を取り消すように依頼してもいないという。




ということで、いきなり裁判に打って出たわけですね。これにはネット上の世論も批判的で、「不動産会社の本性が現れている」と非難する声まであがっています。



Twitter に限らず、ネット上の様々なところで気軽なつぶやきや、愚痴がこぼせるようになりました。ちょっとイライラすることを大げさな悪口にしてしまったり、わざと過激な表現で書き込みしてしまったりということは誰しも経験があるのではないでしょうか。特に住宅というのは生活の根幹にかかわる存在ですから、つい文句を言いたくなるものでしょう。しかし時にはアマンダさんの例のように、どちらが正しいかは別にして、いきなり訴えられるリスクもあるということを十分承知しておかなければなりませんね。






首都圏のマンション売れ行き、依然として停滞中。

「景気は底を打った」と考えている(考えたい?)みたいですが、現実はやはり厳しいようです。首都圏におけるマンションの売れ行きについて、こんな厳しいニュースが出ています:

首都圏マンション契約率、2カ月連続で70%台に 不動産経済研 (asahi.com)

"不動産経済研究所はこのほど、6月のマンション市場動向を発表した。

 それによると、6月に首都圏で新規発売されたマンションの戸数は3,080戸(前年同月比23.0%減少、前月比12.9%減少)で、月間契約率は70.2%(前年同月比5.5ポイントアップ、前月比0.5ポイントダウン)。契約率は、2カ月連続で70%台となった
。"

6月首都圏マンション発売戸数、22カ月連続で前年割れ (ロイター)

"民間の不動産経済研究所が発表したマンション市場動向によると、6月の首都圏マンション発売戸数は3080戸、前年比23.0%減となり、22カ月連続で前年を下回った。

 今年上半期(1─6月)の発売戸数が前年同期比26.0%減の1万5898戸にとどまったことも明らかにした。上半期は全エリアで減少し、調査開始以来7番目の低水準となった。
"

首都圏マンション:新築発売戸数、26%減 年間4万戸割れの見通し−−上半期 (毎日jp)

"不動産経済研究所が14日発表した09年上半期(1〜6月)の首都圏の新築マンション発売戸数は、前年同期比26・0%減の1万5898戸と大きく落ち込んだ。92年(1万959戸)以来17年ぶりの低水準。年間でも前年比2割減の約3万5000戸と、17年ぶりに4万戸を割り込むと予測した。"

いずれも同じ調査を元にした記事ですが、それぞれ強調するポイントが若干異なっています。ただ、要はマンションは「引き続き売れていない」と。特に新築マンション販売戸数が17年ぶりの低水準とのことですから、景気は徐々に回復しつつあるにしても、その効果が実感されて住宅市場にまで影響が出てくるのはもう少し先になりそうです。

ただ、僕が住んでいる三鷹・吉祥寺周辺だけを見てみると、決してマンションの建築ペースが鈍っているようには感じません(あくまでも素人目ですが)。連日のように新築マンションのチラシがポスティングされるし、大型マンションの建築も続いています。これが「買う人は買う」「売れる場所は売れる」ということなのか、はたまた需要予測を間違えてしまった結果なのかは分かりませんが……ともあれ、早く景気回復が本格化して欲しいものですね。

歴史的建造物に住む

「古民家を改造したレストラン」「古城を改造したホテル」など、古い建物を再生して使うという例は多々ありますが、歴史的建造物に住むというチャンスはなかなかめぐってこないでしょう。特に耐震性の問題が持ち上がっている日本では、古い建物は「改造して使う」ではなく「全改築する」ものになってしまっています。しかし今回、ニューヨークでの話ですが、とある歴史的建造物が分譲マンションとして売りに出されたとのこと:

NY歴史的建造物の分譲マンション「アプソープ」売り出し (時事ドットコム)

"ニューヨークの黄金時代を象徴する豪華な分譲マンション「アプソープ」(Apthorp)が、最低価格153万5000ドルで売り出された。同物件は、1908年に大富豪のウィリアム・ウォルドルフ・アスター氏により建築された由緒ある建造物で、ニューヨーク市のアッパーウエストサイド中心部の1ブロックを占めており、特に荘厳なアーチ型エントランスと中庭が有名。装飾性の高い各居室は現在改装中で、建築当時の内装が完全に復元されるとともに、その内装に組み込まれた最新の冷暖房システムやキッチン設備が備えられる。現在、32戸が販売されている。"

ということで、もともと分譲マンションとして造られたもののようですが、1908年という約100年前の由緒ある建物に住めるかもしれないというニュースです。いや、もちろん153万5,000ドル(約1.5億円)を払えるなら、という話なわけですが。

では、「ちょっと検討してみようかな?」という気分になれた幸運な方のために、公式サイトへのリンクを貼っておきましょう:

The Apthorp

こちらでは今回の分譲についての詳しい情報のほか、外観と内装、1908年当時のパンフレットなどを確認することができます。例えばこちらが正面玄関の門で:



こちらは中庭:



そしてこちらがお部屋の例とのこと:



うーん、さすがに豪華絢爛な物件です。確かにアーチ型のエントランスは荘厳で、毎朝こんな門をくぐって会社へ行くとなったらそれは素敵な気持ちになれるかも。いや、1.5億円のマンションに住んでいるのであれば、「朝の通勤」なんて概念とは無縁の世界でしょうが。

ちなみにこちらは、昔のパンフレットに掲載されているイラスト:



古き良き時代をしのぶ、といったところでしょうか。こうした歴史的な価値を味わえるというのも今回の物件のポイント。ニューヨークで、しかもこんな素敵なマンションに住めるのであれば、1.5億円など安いもの!?

都議会議員選挙における「マンション問題」

タイトルは若干おおげさなのですが……いよいよ今度の日曜日に迫った東京都議会選挙において、マンションが問題になっているのをご存知でしょうか?詳しくは以下の記事をどうぞ:

「チラシお断り」に悩む選挙公報…都議選 (YOMIURI ONLINE)

"12日に投開票が迫った東京都議選で、都選挙管理委員会発行の「選挙公報」の配布がオートロックのマンションなどで拒否されるケースが目立ち、各地区の選管が管理組合などの説得に追われている。

 都内では「チラシお断り」を掲げる高層マンションなどが多く、選挙公報も同様に扱われてしまうため。衆院選の前哨戦とも言われる都議選で、有権者にとって必要な判断材料が行き渡らない恐れもある。
"

高層マンション、アピール苦戦 都議選立候補者 (NIKKEI NET)

"終盤を迎えた東京都議選(12日投開票)の立候補者が、臨海部などに建設されたタワーマンション住民へのアピールに苦戦している。新住民を中心に数百世帯が暮らす大票田だが、セキュリティー上ビラを配りにくかったり、マイクの声が上層階に届かなかったりといった“壁”がそびえる。最寄り駅で待ちかまえるなど、各候補は顔を覚えてもらおうと懸命だ。"

とのことで、要は共用スペースまで部外者立ち入り禁止になっているマンションで、選挙公報の配布や候補者のビラ配りができなくなってしまっているという話。実は以前、こうしたタイプのマンションに住んでいたことがあるのですが、迷惑チラシがなくて本当に有難かったことを覚えています。候補者のビラについても、中には迷惑チラシと大差ないものもあるのですが、やはり有権者にとっては大切な情報。ましてや選挙公報まで配布できないとなれば、これはちょっと問題ですね。

ただこの問題、「管理人が選挙に関するものだけ選別して配布OKしろ」で済む話ではないと思います。これまたおおげさに表現することを許していただければ、現代社会において「ポスティング」という方法で情報を届けることが是か非か、ということまで考えなくてはならないのではないでしょうか。いまや都会で生活する人々にとっては、迷惑チラシとほとんど同義語になってしまったポスティング。それに選挙という重大なイベントが依存しているというのも、考えてみれば危うい話です。

例えば完璧な解決策ではありませんが、ネットで情報発信することを法律で許可しても良いのではないでしょうか。ご存知の方も多いと思いますが、日本の公職選挙法では、選挙戦にネットを使うことが許可されていません。その背景には様々な理由があるにせよ、これだけネットが普及した社会において、ポスティングが許されてネットでの情報配信が許されないというのはどう考えてもおかしいでしょう。それに何らかの形でデジタルな方法が許されれば、紙資源の節約や、ポスティングによる移動で消費されるガソリンの節約、CO2削減にもつながるはずです。

ということで、都内を選挙カーが走り回るのもあともう少しですが、よく考えたら国政でも選挙が囁かれているわけですよね。「選挙におけるマンション問題」、もう少し長引きそうです。

「家づくりブログ」が一般的に?

「家づくりブログ」。我がスマッチ!に参加されているブロガーさんの中にも、家づくりについて書かれている方々が数多くいらっしゃいますが、こんな面白いアンケート結果が出ています:

影響力強める家づくりブログ (ケンプラッツ)

ほかの建て主から、建築の依頼先選びに関する相談を受けた人は25%。これは、家づくり体験をブログに書く“施主ブロガー”101人にアンケートした結果だ。住宅のプロデュースを手掛けるしあわせデザイン研究所と住宅都市工学研究所が調査した。

とのことで、家づくりについてブログで書いていると、読み手から相談を受けることが多いという結果が明らかになりました。うーん、やっぱり人生そうそうない体験で、失敗が許されないものだけに、参考にしたり思わず質問してしまう方々が多いのかもしれません。

また質問を受ける以外にも、

調査レポートによると、ブログを書いた効果は「ほかの建て主との交流」(83%)がトップ、「自分の家づくりの知識強化」(71%)がこれに続く。

とのことですから、ブログを通じて他の建て主さんとの交流も生まれているようです。これから建てる人、建てようと考えている人、実際に建てている人。ブログを通じて知識の交換が行われているとすれば、素晴らしいことですね。

実は僕の知り合いも、家を建てた経験をブログに綴っているのですが、ご本人は一種の備忘録的に始めたとのこと。「せっかく大変な経験をしたのだから……」というわけですね。しかし読者にとっては貴重なノウハウ集ということで、コメント欄を通じて次第に相談を受けることが増えていったそうです。もちろんその方自身が「他人に教える」ということを熱心にされる方だったということもあるのですが、ブログがオンラインのセミナールームのような機能を果たしていました。

さてさて、「いま家を建てようとしている!」という方。せっかくですから、我がスマッチ!ブログに参加されるというのはいかがでしょうか!?

Twitter で大家さんとコミュニケーション?

これも若干家ネタではないのですが……ただし将来的には実現するかもしれないアイデアということで。オランダでオープン準備をしているあるホテルが、最近流行のウェブサービスを利用したサービスを計画しているそうです:

Twitter the concierge at playful new hotel (Springwise)

このホテルは、オランダ・マーストリヒトに9月にオープンする予定の"Townhouse Hotel Maastricht"。これまでも「一般人から購入した家具類を部屋の調度品に使う」などというユニークな方針を打ち出しているのですが、今回明らかになったアイデアは「フロントデスクが Twitter で呼び出せる」というもの。最近、イランで起きた反政府活動による混乱でも話題になった Twitter ですが、文字通りホテルと宿泊客を結ぶコミュニケーション・ツールとして役立てようという発想です。

気になるアカウントは@townhousehotels。こちらは既にオープンしていて、ホームページが開設されたことなどを告知しています。ホテルのオープン後には、こちらに「朝食持ってきてー」などとつぶやくと部屋まで持ってきてくれる、というわけですね(ただしルームサービスは提供していないとのこと)。

以前から「マンションSNS」という発想が登場していることをご紹介していますが、こちらも同じイメージで、「マンションの管理人と Twitter でつながれるマンション」なんてのがそのうち登場するかもしれません。またSNS、ミニブログに続くウェブサービスが集合住宅内のコミュニケーションに役立てられる、という例も出てくるのでしょうね。

壁の記憶

今日はガラリと雰囲気を変えて。ちょっと切なくなる写真のご紹介です。

The house that used to be there (Swissmiss)

どこで撮られたものなのか、まったく情報がない写真なのですが……恐らく欧米のどこかの街で、工事現場を撮影したものです:



いかがでしょうか。隣家の壁にはっきりと残された、いままでそこにあった家の名残。そこに住んでいた人であれば、はっきりと在りし日の姿を思い浮かべることができるでしょう。「昔住んでた家を訪ねてみたら、その家は無くなっていた」という経験をされたことがある方なら、思わず切なくなってしまうと思います。

驚いたことに、画像共有サイトの Flickr 上で、同じような写真を集めたグループが登録されています:

The Unconscious Art Of Demolition (Flickr)

グループ名は、「破壊によってもたらされた、無意識のアート作品」といったところ。こんな写真もっと見たい!という方は少ないと思いますが、興味のある方はアクセスしてみて下さい。

マイナス思考なお部屋選び

集合住宅ではなくホテルの話なのですが、逆転の発想として面白いかも。米サンディエゴにある Rancho Bernardo Inn というホテルが、ユニークな料金設定を行っているそうです:

Room at Rancho Bernardo Inn for $19 (bed not included) (Springwise)



こちらがホテル内部の写真。なかなか豪華な部屋も用意されているようです。ちなみにこのホテルがあるのはこんな場所:



で、どんな料金設定をしているのか。通常の場合であれば、「ベッドがダブルベッド」「テラスがついている」のように、「どんな良い点があるか」で値段が決まりますよね。ところがこのホテルでは、「〜が無い」という基準で変ることになります。例えば、

* $219 Deluxe accommodations with breakfast (デラックスルーム、朝食付き)
* $199 without breakfast (朝食なし)
* $179 without honor bar (バーなし)
* $159 without A/C or heat (空調もしくは暖房なし)
* $139 without pillows (枕なし)
* $109 without sheets (シートなし)
* $89 without lights (ライトなし)
* $59 without linens (リネンなし)
* $39 without toiletries (トイレなし)
* $19 without bed (ベッドなし)

と、「何がついていないか」で決まるようになっています。しかもこの条件設定の細かさ。流石に「ベッドまでついていない」というのは何ですが、とにかくこのホテルに泊まりたい!という人はたったの19ドルでOKな訳ですね。

まあ、「何があるか」「何がないか」も結果的には同じ話なのですが、こんな「マイナス思考」も目先が変って面白いかもしれません。住宅検索サイトでも「風呂なし」「エレベーターなし」「近所にコンビニなし」など、〜がないという条件で検索できたら……ちょっと寂しい気分になってしまうかなぁ。

オープンキッチンだと、子どもがお手伝いしてくれる?

お子さんをお持ちの家庭なら、しつけはどうしようかと悩むものでしょう。最近は「頭の良い子どもが育つ家」なんて話もあったりして、やっぱり子育て環境は大切だなと感じている方も多いと思うのですが……新しく、こんな気になる調査結果が出ています:

オープンキッチンは子育てに向く、旭化成ホームズなどが調査 (ケンプラッツ)

なんでもオープンキッチンだと手元が見えるため、親が何をしているのか分かるようになり、お手伝いをしてくれる確率が高まるのだとか。調査全体の背景などについては、旭化成ホームズから出ている以下のリリースをご参照下さい:

首都大学東京と住生活総合研究所 共働き家族研究所の産学協同研究に基づく「家族の生活時間 〜そのバランスとリズム〜 」調査結果について(※PDFファイルです)

うーん、ケチをつける訳ではないのですが……この報道、ちょっと相関関係と因果関係を取り違えているように思います。記事を読む限り、調査で明らかになったのは「オープンキッチンの家の子どもの方が、お手伝いをしている割合が高い」ということ。相関(ある現象と別の現象が同時に起きること)は証明されているかもしれませんが、因果(ある現象が別の現象の引き金となっていること)は証明されていません。もしかしたら、「家がオープンキッチンである」ということと、「子どもがお手伝いをする」ということは、別の要因が同時に引き起こした結果かもしれないわけですね(例えば世帯収入の高さとか)。

また調査団の中に旭化成ホームズが含まれているというのも気になります。穿った見方ですが、「リフォーム需要を刺激したい」という意図があってこのような結果を発表したのかもしれません。少なくともそのような疑念を挟む余地がないほど、はっきりとした因果関係を証明する必要があるでしょう。

ちなみにウチはオープンキッチンではありませんが、娘は(今のところ)お手伝いをしていてくれます。どちらかというよりも、「クローズ系でもお手伝いをする子が育っている要因」を探って欲しかったのですが。そこまで調べれば、「お手伝いをする子ども」にはオープンキッチンが不可欠なのかどうか分かりますよね。

紙バッグの中のモデルルーム

家やマンションを買う、となると欠かせないのがモデルルーム回り。この週末で気になる物件を見てくる、という方も多いのではないでしょうか。モデルルームといえば、当然ながら本物そっくりに作られた家や部屋なわけですが……こんなバージョンはどうでしょうか:

Index Living Mall: Model Room Bags (Ad of da month)

タイの家具店が行った、ある広告について。その名も「モデルルーム・バッグ」と名付けられています。あれこれ説明するよりも、百聞は一見にしかずでしょう:



分かりますか?これはちょうど、買い物するとお店でもらえる手提げつき紙袋を上から覗いたところ。なんだかいろいろな家具(を描いた紙)が見えますね。実はこれ、紙袋の表面に描かれた家具をグイッと押し込むと、中で立ち上がってちょうど部屋のように見える……という仕掛けです。紙袋の内側が部屋に見立てられているわけですね。

これは家具店の広告ですが、不動産の広告に使っても面白いかもしれません。ペーパークラフト式で、組み立てると本物ソックリのミニチュアが完成。見ているうちに本物の部屋に住みたくなってくる、なんて広告はいかがでしょうか?

本棚から物件を探す、という発想

僕はそれほど「本の虫」というわけではないのですが、仕事柄、毎週何冊も本を買います。結果、家の中には本が散乱。以前から持っていた本も加わって、いつも妻にイヤな顔をされてしまっています(まぁ、ちゃんと片付けしない僕が悪いのですが……)。

そんなわけで、こんな記事に飛びついてしまいました:

本好きのためのマンション?《それゆけ!カナモリさん》(1) (東洋経済ONLINE)

月島に新築された「本棚のついているマンション」について。実は僕の知人にも、月島で大きな本棚付きのマンションに住んでいる方がいるのですが、その物件に近いのかな?と思いながら読みました。

“そのマンションは、玄関を開けると廊下の壁一面に天井までの本棚が作り付けられている。本好きには垂涎だろう。それだけでなく、オーダーすればリビングや書斎にも作り付けの棚を設置できるという。

ポイントは、そんな本棚だらけのマンションを誰が欲しいと考えるかだ。広告クリエイティブ・デザインの専門誌「ブレーン」で紹介された記事中に、以下のような記述があった。ターゲットは本好き。文化的な暮らしに興味のある人。活字が好きな人。既に月島を気に入って住んでいて、新居を探している人。”


いや、「本の置き場で困っている」という人、結構いるのではないでしょうか。それに置き場はあっても、キレイに(本棚に)並べたい、と思っている人だっているはず。本棚とはいえ他のモノだって置けるわけですから、「本棚だらけの物件」、結構ウケるのではないでしょうか。

気になるのは、「本好きのための家」が住宅検索サイトで探せるのかという点ですが、

“「本好きは本屋に行くよな。Amazonとかじゃなくて」というわけで、月島近隣の書店4軒に交渉。「本棚の付いているマンション」のブックカバーとしおりを各書店で配布する。しおりをモデルルームに持参すれば、本好きが喜ぶ図書カード1000円がもらえる。リターンは通常のチラシより断然よいという。”

とのこと。確かにピンポイントで「本好きの目につきやすい場所」で宣伝するのが理に適っているかもしれません。そんな宣伝が身の回りで現れないということは、僕の「本の虫」度もまだまだ低い、ということでしょうか?

どうしても、家の壁に落書きしたくなったら……

家の壁や塀を見ていると、どうしても落書きしたくなる……という悩みを抱えている方はいらっしゃますか?いや、何千年も前から壁画が残されてきたぐらいですから、人間であれば誰しもそんな感情を抱くことがあると思います。もちろん自宅以外の壁に落書きするのは犯罪ですし、自宅だって後でキレイに清掃しなければなりません。というわけで欲望を抱えて悶々としている方には、こちらの本がオススメです:


Walls Notebook


様々な「壁」の写真を集めたノートです。ちなみに以下の公式サイトから、中身のサンプルを確認することもできます:



Walls Notebook Official Site


一見写真集のようにも見えますが、あくまでもこれは「ノート」。上に自由に落書きすることを目的とした本です。例えばこんな壁、思わず何か書きたくなってしまいますよね:




これで落書きを疑似体験すれば、カタルシスになって本物の壁には手を出さないで済む(?)という仕組み。もちろんこれでクセになって、本物の壁で実践したい!という欲望に駆られてしまうかもしれませんが……その場合は、ぜひ持ち家の壁だけに止めておいて下さい(笑)



「マンション内メールマガジン」はどう?

もう3年以上前に「マンションSNS」が流行るかも?というネタを紹介していました:

「マンションSNS」の時代

その後「爆発的」とまではいかないものの、あってもおかしくないもの的な存在にまでなってきているようです。アプリケーションを販売している企業や、最初からSNSがあることを売りにしているマンションもあるようですね。

当然のことながら「集合住宅の関係者全員に情報を流したい」というニーズはごく普通のもので、昔は回覧板や集会という形でそれを行っていたわけですね。それを代用するものとしてSNSが注目されているわけですが、なにも情報技術はSNSだけではなかろうということで、こんなサービスも登場しているとのこと:

Tool links landlords and tenants via email and SMS (Springwise)

紹介されているのは"Tenant Txt"というサービス。テキスト(Txt)という単語が入っていることからも分かるように、指定されたユーザー(居住者)に対して家主がメールを一斉配信できる、というものです。マンションの中で使うSNSが「マンションSNS」なら、こちらはさしずめ「マンション内メールマガジン」といったところでしょうか。

まぁメルマガ自体単純な(裏側にあるシステムはそう単純ではないのですが)ツールなので、目新しいアイデアではないかもしれませんが、なかなか使い勝手が良さそうですね。断水や緊急工事のお知らせを流したり、最近のようにインフルエンザが流行っている時に予防アドバイスを流したり。あるいは駐輪場のマナーについて啓蒙したりと、様々な用途が思い浮かびます。

いずれにしても、これからは集合住宅内の情報共有に、SNSやメールなどの様々な情報技術が活用されていくのでしょうね。

いまマンションを買っているのは「ポスト団塊ジュニア世代」?

僕は1973年生まれですので、「団塊ジュニア」と呼ばれる世代に入ります。周囲で自宅を購入した人も多いので、そろそろ僕も考えた方がいいのかなぁなどと思っているのですが、こんな気になるニュースが出ていました:

マンション購入の主役、「ポスト団塊ジュニア世代」に リクルート (asahi.com)

スマッチ!でおなじみリクルートさんが行われた、「2008年首都圏新築マンション契約者動向調査」の結果について。それによると、

"契約世帯主の属性では、「団塊ジュニア世代」(71年から75年生まれ)の割合が30.2%(07年は31.2%)に対し、「ポスト団塊ジュニア世代」(76年以降生まれ)の割合が39.5%(同32.1%)となり、「ポスト団塊ジュニア世代」が「団塊ジュニア世代」に9.3ポイントの差を付け、購入の主役となっていることが分かった。"

とのこと。僕らの世代を飛び越して、1つ下の世代がマンション購入の主役になっていると。年齢的には33歳以下ということですから、それほど不思議ではないのですが、ちょっと驚きの結果でした。

住宅購入では「資金があるかどうか」という点も重要ですが、「将来をどう考えるか」という点も同じく重要になります。年齢が若い世代の方が購入意欲が高いということであれば、特に意識の差が生まれているということではないかと思います。確かに個人的には、まだ将来どうなっていくか分からないので、なるべく身軽にというか「場所に縛られる」ような決断は避けたいという気持ちがあるのですが……僕らより下の世代では、どのような意識が生まれているのだろうと気になった次第です。

ウサギアレルギー?に援軍登場



何を隠そう、僕は長年花粉症に苦しんでいます。杉花粉へのアレルギーで、例年だと3月下旬には症状が沈静化するのですが、今年はなぜか4月下旬になっても鼻がムズムズする……。それじゃ原因は何だ?ということになるのですが、今年と去年以前で違う点は1つしかありません:



キノコちゃん



彼女を可愛がっているウチの奥さんには非常に悪いのですが……違いはウサギを飼いはじめたこと、ぐらいしか思いつきません。それを思い切って妻に告白してみたところ、悲しい顔をしながらもこんなものを買ってくれました:




Dyson 入手の巻



そう、なんだか近未来的でヨーロピアン、いかにも「ゴミを吸い取りまっせ」というようなデザインのダイソン製掃除機です。さっそく掃除してみた(妻が)のですが、本当に細かいホコリまで吸引してくれるのにビックリ。しかも昼間に水拭きした(妻が)床なのに、見えないホコリがどっさりと取れました。



さらにもう1つ、頼れる味方が:




空気清浄機も入手。



こちらはダイソンならぬダイキン製の空気清浄機(その後ろにあるのは以前からある除湿器)。かなりパワフルに空気清浄してくれるのに、音も静かで使っていることを忘れてしまうほど。さすがはダイキン、といったところでしょうか。



ということでこの2台に協力してもらったところ、気のせいかアレルギー症状が出なくなりました。いや本当に、ここまで効果が実感できるとは思ってもみなかったぐらい。2台まとめ買いでちょっとした出費だったのですが、これなら文句はありません。これからもアレルギー防止の強力な援軍になってくれそうです。



Dyson 入手の巻



子供による、子供のためのプレイハウス



というわけで、無事にベネルクス3国(ベルギー・オランダ・ルクセンブルク)周遊の旅から帰って参りました。風車が回るオランダらしい風景に会うこともできて、満足満足です。

だからというわけではないのですが、ちょうどオランダからこんなニュースが入ってきたのでご紹介しましょう。子供が自らデザインできる、カスタマイズ可能な子供用プレイハウスという商品です:

Customised playhouses, designed by children (Springwise)



オランダ発の"qb playhouse"という製品について。ご覧のように、可愛い形をしたプレイハウス。流石に海外の製品だけあって、庭に置くにはちょっと大きめですが、色・模様が選択可能(ドアや壁など、パーツごとに細かい指定ができるようになっています)で、さらにオリジナルの絵などを印刷できるというもの。丸いドアが「ホビットの冒険」を彷彿とさせますね。

こちらは実際にカスタマイズを行っている画面。実際にオーダーしなくても遊ぶことができるようになっています:



ちなみにお値段は1,500〜1,800ユーロ程度(20万円前後)とのことですから、このサイズとカスタマイズ可能という点を考えれば割と妥当な線でしょうか。まずはこんなプレイハウスが置けるような庭を手に入れなければなりませんが、カスタマイズのプロセスも含めて子供たちと楽しめそうですね。

【ちょっとお知らせ】明日からベルギー・オランダに行ってきます!

お知らせです。明日から約1週間かけて、こんな街と:



こんな街と:



こんな街を巡ってきます:



上からベルギーのブリュッセル、同じくベルギーのブルージュ、最後はオランダのアムステルダム。もちろんビジネス……ではなく、単なる観光で。何か面白い家ネタを見つけて、こちらでも報告できるように頑張ってきまーす!

ミニカーなので、駐車場代も半額で。

何でも自動車を買い替える人に対し、最大40万円近く政府から補助金を出そうという案が検討されているそうです。そんなのクルマに興味のない人には不公平だ、と思われるかもしれませんが、そもそも自動車は買うときだけお金を気にすれば良いというものではありませんよね。毎日のガソリン代や駐車場代、数年に一度の車検、そして忘れちゃいけない税金などなど、とにかく維持費がかかります。そんな中、ちょっとでも利用者の負担を軽くしようと、米国でこんな駐車場が登場したとのこと:

Half-price parking for half-sized cars (Springwise)

最近は日本でも軽自動車が売れているそうですが、省エネ・省スペースという点が見直されて、欧米でもコンパクトカーの人気が上昇しています。そんなコンパクトカーのオーナーに対して、駐車場料金を割り引くところが出てきたというニュース。

実際に割引の対象となるのは"Smart fortwo"というクルマ。これが一般的な自動車の半分のスペースしか取らないということで、Central Parking System などといった駐車場サービスが、駐車場代を半額にするというサービスを行っているそうです。Smart の販促キャンペーンという側面は当然あるのですが、省エネカーの普及に少しでもプラスになるような試みはどんどん行って欲しいですね。

家を借りるとき、意外にネックになるのが駐車場代ですよね。コンパクトカーを持っている人には、駐車場代(家賃と一体になっている場合は家賃)を割り引く……などといった慣習が日本でも広まってくれることを願います。

夢の?「サンダーバード型駐車場」が現実に

子供の頃、秘密基地に憧れませんでしたか?僕はまさに「基地」という言葉に酔いしれた一人だったのですが、特に好きだったのが「地面がパカッと割れて、秘密の乗り物(クルマや飛行機、ロケットや巨大ロボなどなど)が発進!」という仕掛け。そう、TV番組『サンダーバード』に登場するようなアレです。そんなのSFアニメの世界だよ……と思いきや。英国で、夢を現実にしてくれるような企業が現れたそうです:



Pop-up garage is latest London must-have (news:lite)



紹介されているのは"Cardok"という企業。この会社が何を作ってくれるのか、百聞は一見にしかずといきましょう:






最初に登場するのは、何の変哲もない屋根付き駐車スペース。ところが次第にクルマが下降して行き……最後には地面と一体化してしまいます。まさに秘密基地!これなら泥棒避けにもなるし、庭のスペースを有効活用できますね(まぁ、こんな仕掛けを設置する家庭が「狭い庭を広く使いたい」なんて悩みを持っているはずもありませんが)。



気になるお値段ですが、4万英ポンド(約600万円)なり。これで高級車が盗難にあうことを防げて、しかも子供の頃の夢も実現できるとすれば安いもの、などと言ってみたいものです……。





住宅購入、いまがチャンス?

昨年末から急速に進行した景気悪化。その波を受けて、住宅購入を控えている人ばかりかと思いきや……逆に今が好機と考えている人もいるようです:

景気後退でも……住宅購入を検討する理由 (Business Media 誠)

住宅・不動産情報ポータルサイトのHOME'Sが調査した結果について。それによれば、

“2007年9月以前から住宅購入を検討していた人に「景気後退の市況を受けて住宅購入の計画に生じた変化」を尋ねたところ、「条件を変えて検討を続けている」が54%、「特に購入計画に変化はない」が33%、「しばらく様子をみることにした」が12%だった。買い控えずに検討を続ける人が全体の9割弱を占めている。”

とのこと。そして購入検討を続けている理由としては、「今は価格が下がっていて、むしろ買い時」という回答がトップ(約30%)だったのだとか。「景気が悪くなったので買うのを止めた」ではなく、「景気が悪くなって価格も下がったので、いま買わなくちゃ」という判断なわけですね。ただし第2位(約26%)の回答が「特に理由はない」というものだったので、「これまで検討を続けてきたから何となく……」という惰性系(?)の人も多いのが気になるところですが。

また検討を続けている人の中でも、半数が条件を緩めて物件を探すようにしているとのこと。やはり景気後退の影響とは無関係ではいられない、ということでしょうか。家を買うにはいまがチャンスのはず、しかしこれまでと同じ条件では踏み切れない……というアンビバレントな状況が見て取れます。

さてさて、皆さんはいまの状況、どう見られますか?ピンチ?それともチャンス?

謹賀新年

あけましておめでとうございます。なんだか2008年は暗いまま終わってしまいましたが、2009年は明るい年になると良いですね。

年末年始で田舎に帰られている方も多いと思いますが、僕は東京を離れることもなく(実家は東京にあるので、年始がてらちょっと帰宅しましたが)、寝正月のような毎日を過ごしています。お盆休みの頃も同じですが、逆に都内の方が静かになるのがこの時期。電車に乗っても普段より空いていたりします。で、海外でも事情は同じのようで、クリスマス休暇に入ってひっそりと静まりかえったロンドンの街をアップされている方がいらっしゃるとのこと:

Abandoned London (Neatorama)

クリスマスの早朝、ロンドンの街中を自転車で走り、人気のない街並みを撮影した写真。写真共有サイトの Flickr にアップされているもので、例えばこんな写真や:



こんな写真:



さらにはこんな写真と、本当に人っ子一人いない街並みがこれでもかと撮影されています:



いや、改めてみると、人のいなくなった大都会ほど不気味なものはないですね。ちょっと不謹慎ですが、「謎の病原体の大流行によって人類が滅亡したあとの世界」的な映画の撮影にも使えてしまいそう……

今日はもう1月3日ということで、そろそろ都会にも活気が戻っている頃ですが、こんな「静かな都会」の姿を写真に収めておいても楽しいかもしれません。またこれからUターンだよ、という方はお気を付けてお帰り下さい。

美術館で一夜を


アートが好きな方にとって、美術館は特別な場所でしょう。広い空間の中に、計算し尽くされた構図で飾られた美術作品たち。美術館の中で一泊できたら、さぞかし幸せなことだろう——
雑誌『クーリエ ジャポン』の2009年1月号
に、そんな夢を叶えてくれる企画が登場したことが報じられています。



この企画が実施されているのは、ニューヨーク・マンハッタン島の中にあるグッゲンハイム美術館。フランク・ロイド・ライトが設計したことでも有名な、円錐形でカタツムリのような姿をした美術館です。ここにいま「リボルビング・ホテル・ルーム(Revolving Hotel Room)」という作品が展示されているのですが、何とこの作品の中で一泊できてしまいます。「宿泊代」は朝食付きで799ドルということですから、流石に少々お値段がかかります。






こちらがその「お部屋」。ベルギー出身の現代アーティスト、カールストン・フラー氏による作品です。ミニバー付きで、シャンパンやチョコレートまで味わえるのだとか。朝食は、ゆっくりと回転するガラス板の上にセットされたテーブルでいただき、バスルームは美術館のものを使用するそうです。



というわけで、最近水族館や動物園で流行の「夜の魚・動物が見れる」というツアー企画的なものではないのですが、「グッゲンハイム美術館の中で一泊できる!」というシチュエーションだけで大満足かもしれませんね。ただし残念ながら、この作品が展示されているのは2009年1月6日までで、しかもすでに「満室」——つまり予約でいっぱいなのだとか。しかし日中であれば、当然ながら作品の鑑賞はできるので、年末年始でニューヨークに行かれるという方はグッゲンハイム美術館にまで足を運んでみてはいかがでしょうか。





スイスの「多世代ハウス」

もう「核家族化」なんて言葉すら聞かれなくなるぐらい、小家族で世帯を構えることが普通になってきていますが、スイスでも小家族世帯が増加しているのだとか。それに対し、「多世代ハウス」という概念が生まれているそうです:

個人主義が進むスイスの社会に新しい試み「多世代ハウス」が現れた。 (swissinfo)

「多世代ハウス」という言葉を聞いたのはこれが初めてだったのですが、スイスには「多世代ハウス協会 ( Verein Mehrgenerationenhaus ) 」なる団体まで設立されており、彼らによる解説は以下の通り:

“多世代ハウスは、昔の村のように各世代がそれぞれのノウハウを互いのために役立てながら環境に優しい生活を営んでいくための複合住宅施設だ。同協会によると、チューリヒ州第2の都市ヴィンタートゥール ( Winterthur ) に建設が予定されている多世代ハウスは、スイスで初めての本格的なもの。コンペの応募作品の中から2009年4月に低エネルギーの「ミネルギー」住宅が選ばれ、2011年に入居が開始される。世帯数は140戸。赤ちゃんから高齢者、障害者までおよそ300人が住む予定だ。”

なるほど、集合住宅でありながら住民の世代構成をうまくバランスし、1つの「村」のようにしてしまおう、ということですね。実際、住民は単に住むだけでなく、他の住民と交流することが念頭に置かれているようです:

“「都会の中の小さな村」とも言えるこの多世代ハウスには、1人用の2部屋住居から8部屋もある大人数の共同生活用、贅沢に作られた高級住居など、さまざまなライフスタイルに適した住居が用意されている。ここでは例えば、人生経験豊かな高齢者が隣に住む共働き夫婦の子どもの面倒を見たり、昼間家にいる主婦が 1人暮らしの高齢者の話し相手になったり医者に付き添ったりするなどして、さまざまな世代や社会層の間の団結や理解を深めていくことを目的としている。また、入居者はハウス内のルールを共同で決めることもできる。”

そもそも「他の住民と交流するなんてイヤ」という人にはお勧めできませんが、大都会のように「隣人がどんな人で、何をしているのか全然知らない」という状況も不安、という方にピッタリかもしれません。他にもカーシェアリングの仕組みを導入するなど、交流や団結の手掛かりとなる制度も盛り込まれるようです。

既にドイツにはこの「多世代ハウス」が存在しており、好評を得ているとのことですから、スイスでも今後普及するかもしれません。となれば今度は日本でも、という流れを期待したいところですね。

3,400万円の犬小屋

少子高齢化の影響からか、日本でも家族の一員としてペットを飼う・ペットにお金をかける人が増えていますが、世界で最も高価な犬小屋の建設が、イギリスで計画されているそうです:

The world's most luxurious dog kennel to be built at cost of £250k (mirror.co.uk)

イギリスに住むある女性の外科医(名前は明かされていません)が、飼っているグレートデンのために、自宅の半分を犬小屋に改装するとのこと。改装費用は何と25万英ポンド(約3,400万円)。郊外に(人間用の)一軒家が買えそうなお値段です。

ちなみに改装が計画されている家というのがこちら:



この家自体、140万英ポンド(約1.9億円)で建てられたそうですから、既にかなりゴージャスです。ここにさらに、52インチのプラズマテレビ、約200万円のAV設備などが追加されるとのこと。うーん、犬も映像や音楽を楽しむだろうとは思うのですが、そこまで高価な設備が必要なのかどうか……

などという事を言ってはいけませんね。僕も飼っていたネコにはかなりお金を注ぎ込んだものですが、大切な家族の一員なのだから当然のことでしょう。けどお金を持っている人は大胆な使い方をするなぁ、と思ってしまったニュースでした。

今日は何をデリバリーしようか?

今回は、デリバリーできるのはピザだけじゃないよ。って話。

じゃあ寿司?中華?って疑問に思われると思いますが、答えはアート!そうです。美術館でお馴染みの芸術作品をデリバリーしようって話です。

美術館と言うと、交通機関を利用し、長い階段を登り降りして、ベビーや身体的に移動の辛い時などには、見たい展示があっても足が遠のきますよね。私の家には4歳の女の子が居ますが、大きな美術館へ行くと飽きてグズってしまうなんて悩みもついてきます。

そこで、アートの方から出向いてはもらえないか?って発想に繋がる訳です。
この企画の名前は「アートデリバリー」。現在の活動範囲は高齢者施設や教育機関が主な範囲となっていますが、現在の活動が起動に乗れば、例えば、小さなコミュニティーでもアートデリバリーが可能になるかもしれませんよね。生活の形態が変化した事によって、美術館での美術鑑賞が困難になってしまった人への救世主になるかもしれません。

代表的な期間として、小松市宮本三郎美術館や女子美術大学などが活動を開始しています。

また、上記で紹介した女子美術大学の活動として、空間をアートで飾る事によって、そこに癒し空間をつくろう。ご老人や、病中の方々の心の支えにアートを活用しよう!という試みもされています。これって、特別なアートではなくとも、自宅の中で実践できちゃう素敵な試みですよね。病気で泣きそうな子供の部屋にかわいいウサギの絵を描いて画鋲で貼付けてあげるだけでも、そこに家庭のアートによる癒しや優しさが生まれる訳ですから……。

http://www.joshibi.net/healing/index.html
http://21st.c-art-city.com/magazine/r_1week/03.html

水滴テント

というわけで、約1週間の旅行を楽しんできたばかりなのですが。早速「次はどこに行こうかなぁ」などと考えています。冬場は無理ですが、暖かい季節にはキャンプなんかも良いかも……ということで、一風変わったテントのアイデアがこちら:

Raindrop Shaped Treetents by Dré Wapenaar (inhabitat)

紹介されているのは、ドイツ人デザイナーの Dré Wapenaar さんが考案した"TREETENT"というテント。ご覧の通り、水滴状の姿をしています:



「木のテント」という名前の通り、地面に張るのではなく、木に括り付けて使うようになっています。これなら地面が湿っている時でも使えて、通気性も確保できそう。もちろん見た目の楽しさが最大の特徴ですが、そんな実利も考慮されてのデザインかもしれません。



こちらは内部の様子。当然ですが、内側から見ても壁面が球形になっています。そのせいか、外側から見るよりも内側からの方が広く感じられます。床は平らになっているのですが、球状をしているため床と実際の底の部分にスペースが生まれることとなり、ここに荷物が収納できるわけですね。



場合によっては、こんな高い場所に設置することも可能。しかしこんなところまでどうやって登るの?という疑問がありますが……。

ということで、たまにはこんな非現実的な空間で寝泊まりするのも楽しいかもしれません。あぁ、次の長期休暇が待ち遠しい。

【閑話休題】バリ島・ウブドに行ってきました。

実は今週はお休みをいただいて、バリ島に行ってきました。宿泊していたのはウブド地区にあるピタマハ(Pita Maha)というヴィラ型のホテル(各部屋が独立したコテージになっているもの)。妻の母親と娘も同伴だったので、2階建てで寝室も2つあるタイプのヴィラを予約しました。



こんな感じで、プライベートプールも付いている部屋でした。1階のエントランスと、2階の寝室横がテラスになっていて、ここで外の空気を味わいながら食事することもできたりします。また建物の玄関とは別に、敷地内に入るドアにもカギが掛けられるようになっていて、ヴィラとその周辺を完全にプライベートな空間にできるようになっていました。



このホテルは渓谷の斜面に沿って建てられているので、ご覧の通り、建物の反対側から覗かれる心配もありません。プール横の柵の向こうは谷底!とはいえ景色も素晴らしいの一言でした。



こちらは玄関とは別に、プールに向かって設けられているドア。お風呂に近い位置にあるので、ここからプールに入り、上がってきてすぐにシャワーを浴びるということができるようになっています。娘はプールが大のお気に入りで、喜んで駆けだしていったのでした。

……というわけで、ゴージャスな体験も束の間。再び寒い寒い日本に戻ってきて、狭い部屋での生活を送っています。あぁ、こんな家(もしくは別荘)を建てました!なんてブログが書けると良いのですがねぇ。

「しろあり犬」登場

犬は優れた嗅覚を持つ上に、人間が飼い慣らしてトレーニングすることが可能な動物のため、警察犬や麻薬探知犬などとして様々な場面で活躍している——などという説明は不要ですね。家との関わり合いという点でも、防犯犬や愛玩犬など様々な犬たちが存在していますが、この度「しろあり犬」が登場したそうです:

住宅に潜むシロアリを“鼻”で探します (ケンプラッツ)

実はシロアリが木を消化する際、メタンガスが生じると同時に、仲間のアリに何かを知らせるため各種のフェロモンも発するのだそうです。そうした臭いを感知して、シロアリの存在を教えてくれるのが「しろあり犬(シロアリ探知犬)」で、米国やオーストラリアなどで400匹程度が活躍しているとのこと。で、この記事で紹介されているのが4歳のビーグル犬、ノア君です:

「クンクン、これは違うな…」。写真の“彼”が鼻を突っ込んで探しているのはシロアリだ。小さな穴を開けたサンプルケースを複数置き、一つにだけシロアリの巣くった木片を入れてある。いくつものサンプルを数秒でかぎ回り、あっさりと「正解」を当てた。取材時の正解率は100%だった。

これが日本でただ一匹だけの「シロアリ探知犬」の実力。2年前に米国フロリダ州の職業犬訓練施設から日本へやってきた。名前はノア君。4歳のビーグルだ。シロアリ駆除会社のアサンテ(東京都新宿区)が、企業マスコットとして呼び寄せた。

……とのことで、実は既に来日して2年になるのですね。株式会社アサンテと、ノア君のブログ(!)がこちら:

株式会社アサンテ
株式会社アサンテ しろあり犬 NOAH'S BLOG

JA佐久浅間の渉外センター職員研修会が猪苗代研修センターで行われたんだ!
今回の参加者はお客様と接する職員さんたち。みんな真剣にシロアリの研修を受けていたよ。
そして研修の後半、いよいよ僕の出番。今までは講義やビデオを見ながらの研修だったけど、僕が登場するや、場の雰囲気が一気に和やかになったんだ。
いつもながら、僕の能力に全員が釘付け!!
最後は僕の独壇場でした!

今年9月18日のブログより)

ノア君、なかなかの自信家です(笑)。しかしこんな形でシロアリの脅威から家を守ってくれる「しろあり犬」、もっと一般的な存在になってくれると嬉しいですね。

コペンハーゲンの歩く家

ハウルの動く城
』なんて映画もありましたが、こちらは動く城ならぬ「歩く家」です:


Walking house can escape floods or unruly neighbours (Telegraph)



デンマーク・コペンハーゲンのデザイナーチーム"N55"と、米MITのコラボレーションにより作成されたもの。「家」というより「戦車」という感じですが、とにかく六本の足でゆっくりと動きます。見てくれは無骨ですが、太陽光発電と風力発電により動力を得るとのことで、なかなかエコなヤツのようです。



こちらは実際に動いている場面の映像:






ほんとーにゆっくり、ノロノロ歩きですが……しかしあんまり早く移動しても、中で暮らしている人や設置してある家具が大変なことになってしまうのでしょうが。けどもうちょっと早く歩いてくれたら、「寝ている間に会社に出勤」なんてことができるようになるのに。



ちなみにデザイナーの一人、Øivind Slaatto さんという方が、コペンハーゲンで実際にこの家に住む予定とのこと。うーん、どうなんでしょう。中の写真があれば良かったのですが、好きな場所に自由に移動できるというだけで良いのかも?


創造力を刺激する会議室

これも「家」を借りるという話ではないのですが、「部屋」を借りる話、ということで。

クリエイティビティが要求される職業では、当然ながらスタッフに良いアイデアを数多く出してもらわなければなりません。そのために「オフィスにこんなモノまで?」とビックリするような施設、備品、さらには動物までを用意する会社が増えているのですが、「小さい会社なのでなかなかそこまで手が回らない」という場合があるでしょう。そこで、そんな会社のためにニューヨークでユニークな貸会議室サービスが始まったとのこと:

Meeting rooms, upgraded (Springwise)

ニューヨークにある Meet at the Apartment という貸会議室について。2階建ての建物で、様々な趣向を凝らした部屋が用意されています。普通、「会議室」というと大きなテーブルと複数のイス、ホワイトボードやプロジェクターが用意されているだけというイメージですが、ここではそういった普通の装備に加えて……



ご覧のように、いろいろな小物や内装で彩られているとのこと。この部屋の趣味はちょっと微妙(?)かもしれませんが、他にもキッチンが付いている部屋などもあるようです。いずれにしても、これなら部屋にいるだけで様々な刺激を受けて、普通の会議室以上に良いアイデアが飛び出しそう。

たまには気分を変えたい、だけどたまにしか使わないような部屋を用意しておく余裕はないという場合には、こういったサービスがあると重宝しますね。そういえば「ホテルの一室を借りて、そこで缶詰になって企画を練る」なんてことも行われますし、企業向けに賃貸物件(家具付き)の一室を時間貸しする、なんてケースがもっとあっても良いのかもしれません。

宿で交流する、というアイデア

微妙に家ネタからは離れてしまいますが、「寝泊まりする」という点では共通しているということで(笑)ご容赦下さい。

ニューヨークにある"The Pod Hotel"というホテルが、ちょっと面白い取り組みを行っているそうです:

Hotel helps guests connect online (Springwise)



民宿やユースホステルなどであれば、「宿泊客の間で交流する」ということは珍しい話ではありません。夜遅くまで談話室で情報交換したり、仲良くなって行動を共にしたり。しかし共有スペースが少ないホテルだとなかなかそうはいかないですし、初対面の人にいきなり話しかけにくい……という場合もあるでしょう。しかも対面のコミュニケーションでは、宿泊している間だけしか交流することはできません(旅から戻った後で手紙を出す、などということはありますが)。

そこで The Pod Hotel では、オンラインで宿泊客/宿泊予約客が交流できる場を設けたとのこと。下がその画面なのですが、「一緒に飲みに行こう」「買い物に行こう」などといったトピックが存在していますね。



ここで自分のネタを披露したり、他人のネタで盛り上がることができると。そもそもこの The Pod Hotel、若くてカジュアルな人々をターゲットにしているということで、こんな仕掛けがハマりやすいのでしょうね。

ということで、こんなサイトを設けているのは若者向けホテルだけだろ?というアナタ。ハイアットホテルもこんな取り組みを行っているのをご存知でしょうか:

yatt'it

これで「ヤットイット」と読むのですが、ハイアットホテルのコンシェルジュから現地情報や、宿泊客からのアドバイスが掲載されています。誰でも参加できるコミュニティではなく、ハイアットゴールドパスポート会員向けのサイトとなるのですが、「ホテル関係者や宿泊客の間で情報交換しよう」という点は The Pod Hotel と一緒。意外と高級ホテルにも合う仕組みなのかもしれませんね。

この仕組み、長期の賃貸物件では難しいでしょうがが、ウィークリーマンションなどに入れても面白いかもしれません。「ここに1ヶ月間いたけど、目の前にあるラーメン屋は重宝したよ」「洗濯なら5分歩いたところにあるコインランドリーがいい」などといった情報を交換できるのではないでしょうか。以前ご紹介した「マンションSNS」も合わせて、家とコミュニティ・サイトという関係は今後も進んでいくのでしょうね。

建ててる間もデザインの時代?

工事中の現場を囲い、街の美観を守る「仮囲」。単なる金属製の板、あるいは布というものがほとんどですが、最近はデザインが工夫されたものも増えてきました。そんな中、こんなコンテストが開催されるそうです:

建築業協会が工事現場を彩る「仮囲デザインコンペ」を実施 (ケンプラッツ)

建築業協会は9月22日、工事現場を彩る「仮囲デザインコンペ」の実施を発表した。来年4月の創立50周年を記念した事業として、一般から広く作品を募集する。募集テーマは「人と地球にやさしい社会の実現に向けて」。工事現場を地域社会との接点として捉え、同協会や会員各社が建築業の発展や環境保護といった社会貢献に取り組んでいることをアピールするのが目的だ。

とのこと。ちなみに建築業協会の公式ページはこちら:

仮囲デザインコンペ(BCS50周年記念事業)のお知らせ (建築業協会)

「応募資格に制限はありませんので、奮ってご応募ください」とのことですので、ご興味のある方は応募してみては。さらに「優秀作品については、表彰のうえ副賞を贈呈するほか、当協会会員66社の工事現場の仮囲に掲示させていただく予定」ということですから、自分がデザインした仮囲が街を彩るかも……ということですね。

たとえ建築中の一時期であっても、自分が住む場所が周囲の環境に影響を与えるわけですから、今後は「どんな仮囲で建築現場を覆うのか」という点を気にする方も増えてくるのではないでしょうか。いくつかのパターンの中から選ぶことができたり、それこそ自分でデザインすることができたり……なんてサービスも登場するかもしれませんね。

テトリス・タイル

これは先日の「お風呂場にアートを」の続編とも、「実生活にWindowsを」の続編とも考えられる話ですが……。皆さんご存知、大流行したパズル型ビデオゲーム「テトリス」の臨場感が、風呂場で味わえるという代物です:

Tetris Tiles (NOTCOT)



こういった形状のタイルを空から落とすと、じゃなかった、ペタペタと組み合わせて貼り付けると:



ゲーム画面でお馴染みのデザインが生まれる、というわけです。名前はそのものズバリ、「テトリスタイル」。公式ページはこちら(なんと購入も可能です!):

Tetris-Tiles

横一列揃っても、揃った列が崩れてしまう、ということは(当然)ありませんのでご安心を。テトリスマニアには見逃せない一品のご紹介、でした。しかしあのゲームが苦手、大嫌い!という人には、タイルを貼り付けているうちに発狂してしまいそうな一品かもしれませんね……。

過疎化する東京

過疎といえば、地方だけの問題。東京都、特に23区内には無縁の話——というのは単なる思い込みなのかもしれません。東京都新宿区に、「限界集落」が誕生した、というニュースがありました:

東京・新宿に「限界集落」 大規模都営団地が高齢化 (TOKYO Web)


超高齢化が判明したのは総戸数約2300戸の「戸山団地」。1990年から全16棟の建て替えが進んでおり、新宿区社協は、約6割の新住民が入居した昨年末以降、成富正信・早大社会科学部教授と調査を開始。

 団地住民が大半を占めるこの地区の住民基本台帳調査で高齢化率が51・6%に達したことや独自調査から、区社協は住民の過半数が65歳以上と推定。高齢化率は19・8%の区平均を上回り、75歳以上の約6割が独り暮らしとみている。


とのこと。ちなみに戸山団地について、いくつか写真が掲載されているページがありました:

新宿区百人町

写真で見る限り、建物の老朽化が進み、手入れが行き届いていない部分もあるようです。これも限界集落化が一部関係しているのでしょうか。

山奥にある村で、明らかに若い人々が出て行き、人々の姿が少なくなっている。そんな場所なら問題の所在を明確につかむことができますが、逆に一見人がたくさんいるように見える・思える都内は、こういった「過疎化」を把握することが実は難しいのかもしれません。

僕の住んでいるマンションの近くにも、建物が老朽化しているのに、老人の方々しか住んでいないように見える集合住宅があります。もちろん「隣の家まで100mは離れていて、買い物に出かけるのにはクルマが欠かせない」などという場所とは状況が異なりますが、問題が隠れていることには違いないでしょう。こういった大都市の中にある、隠れた限界集落というものにも注意が向けられなければならないのだと思います。

お風呂場にアートを

モザイクという芸術があります。色の付いたタイルを組み合わせることで、1枚の絵にしていくものですよね。様々な場面でお馴染みのアートだと思いますが、お風呂場の壁にあるタイルをモザイクに見立て、こんな素晴らしい作品を作ってしまった方がいるそうです:

Bathroom Art (New York Times)

文字通り「お風呂場アート」というタイトルの記事。中世の宗教画から、最近のコンテンポラリーアート、そして意外なものまでをタイルで再現しています。いくつか紹介してみると……



こちらは原画を知らないと、何が書いてあるのか見分けるのは難しいかもしれませんね……実は16世紀の宗教画で、ティツィアーノの『聖愛と俗愛』という作品です。原画と解説がこちらで確認できますので、興味のある方はご覧下さい。しかし大きなタイルでここまで再現できているのは、ある意味すごいかも?



次はこちら。ブリロ(Brillo)というブランドの、台所用スポンジのパッケージを再現したものです。なぜそんなものをモザイクに?と不思議に感じられるかもしれませんが、実はアンディ・ウォーホルのアートの対象となったことがあるわけですね。最近こんなニュースもあったので、これまたご興味のある方はご参照下さい:

ウォーホルの「ブリロ・ボックス」、105個は贋作 (AFPBB News)

最後はこちら。一見、無秩序に線がのびているかのようですが……



実は地下鉄の路線図になっているとのこと。これはある意味、風呂場のタイルで最も再現しやすいものかもしれません。

ということで、意外に複雑な作品まで作ることができる「お風呂場モザイクアート」。リフォームをお考えの方は、アイデアの1つに含めてみてはいかがでしょうか。

海の上に住みませんか?

恥ずかしながらこの記事を読んで初めて知ったのですが、マンションのように一室を買ってそこに住むことができる「洋上マンション船」なる存在があるのだとか。その史上初の洋上マンション船である豪華客船「ザ・ワールド」号が、来年9月に青森に寄港するそうです:

米の洋上マンション豪華客船が来年9月青森に寄港 (陸奥新報)

「ザ・ワールド」は船室をマンションのように購入、在住することができる史上初の洋上マンション船。世界中を航海し、カンヌ映画祭など世界的に有名なイベントの日程に合わせて寄港する。船体は全長196メートル、幅29.8メートル、総トン数約44トン。

とのことですから、さすがにかなり大きな船ですね。「世界」などという高飛車な名前をつけてしまうのも許せるサイズでしょう。気になる一室の購入価格ですが、

船室の売買価格は約1億円から約7億円。

とのこと。うーん、都内の豪華マンションのことを思えば妥当な値段、なのかも?

ちなみにこちらが「ザ・ワールド」号の雄志と、公式ホームページへのリンクです:



The World

公式サイトを見ていると、どうも購入だけでなくレンタルも可能なようですね。要は「賃貸型洋上マンション」という存在でもあるということですか……しかし賃貸で豪華客船に住んでも、ただの(それでも羨ましい話ですが)豪華客船の旅ということになってしまいますから、ここはやはり購入して「海の上に住み家がある!」という贅沢感が欲しいところです。

というわけで、住所は洋上、豪華に世界一周を楽しみたいという方、頑張って1億円貯めてみて下さい!僕は船酔いするタイプなので勘弁したいと思いますが。

歴史か、快適さか

以前留学していたボストンには、


で、当然こういった歴史的な建物は富裕層を中心に人気を集めていたのですが、最近は若干事情が変わってきているとのこと:

Bloom's off the brick row house (The Boston Globe)

伝統的な様式の住宅より、近代的な高層マンションの方が人気となっているというニュース。様々な指標が掲載されているのですが、例えば新しい建物の物件は平均で75日間で売れるのに対して、歴史的な建物では平均114日間かかるとのこと。その理由は……想像に難くありませんが、新しいマンションの方が快適、という点につきるようですね。古い建物では階段が多く(そもそも玄関部分に段が付いているのが伝統的な様式だったりします)、上り下りするのに一苦労したり、室内が薄暗かったり、アリなどの被害に悩まされたり。一方の近代的高層マンションでは、当然ながら明るくて設備も整っており、快適に生活することができると(実は僕たちも、留学中はタワー型のマンションに部屋を借りていたりしたのですが)。

日本でも、歴史的な住宅・マンションの価値が認識されつつ、住居としての人気は上がらないというケースがありますよね。また古い建物は当然ながら老朽化の問題に直面したり、最近だと耐震性という点からも立て替えの必要性が生まれたり。その結果、
とは思いつつも、やはり伝統的な美しい街並みが失われたり、歴史的な価値が消えてしまうというのはもったいないように感じます。歴史と快適さ、両者がバランスを取って共存できるような道が追い求められて欲しいものですが。

好きな写真で壁紙が作れる"myfotowall"

「壁紙」というと最近ではPCの壁紙を指すことの方が多くなってしまいましたが、これは本当の「壁紙」の話。好きな写真のデータをアップロードすると、指定したサイズで壁紙を作ってくれる、というサービスです:

myfotowall.com

「写真のデータをアップロードすると何かを作ってくれる」という発想のサービスは一般的になりましたが、ここまで大きいサイズのものは珍しいかも。文字通りの壁紙ですから、例えばお部屋をこんな感じにしてしまうことも可能です:



おぉ、これは素晴らしい。近所に小さいお子さんの写真を壁紙にしているカフェがあるのですが、それを思い出してしまいました。もちろんお店に使うだけでなく、普通の部屋でも写真が壁一面に広がるだけで、雰囲気がガラッと変わりますよね。春夏秋冬、四季に応じて変えていっても楽しいかも(もちろん張り替えは自分で行わなければなりませんが)。

以前も書いたように思いますが、日本ではあまり自分で壁紙を貼り替えるという習慣はありませんよね。なので日本で同様のサービスが始まっても、あまりウケないかもしれませんが……逆に壁紙を貼り替える楽しさが分かって、「壁紙は自作で!」という流行が生まれたりすると楽しいのに、と感じた次第です。




ニューヨーカーの壁使い

一戸建て、25年住んだら自分のものに。

実はもう、募集は終わってしまったのですが……島根県の美郷町で、「家賃3万円の一戸建て住宅、25年住んだら自分のもの」というキャンペーンを行っていたそうです。

新築一戸建て月3万円、25年住めばプレゼント 島根 (asahi.com)

好きな間取りの新築一戸建てを家賃3万円で。25年住めばプレゼント——。島根県美郷町がこんな条件で町営住宅の入居者を募集している。高齢化と過疎に悩む町が、なんとか若い人を呼び込もうと大盤振る舞いに打って出た。

ということで、過疎対策に企画されたものだったそうです。従って応募には資格があり、「小学生以下の子どもがいて、20年以上住み続ける意思がある40歳以下の夫婦」とのこと。

25年分の家賃総額は900万円になりますが、プレゼントされる住宅は約1,500万円で建設されたもので、床面積は約100平方メートル。しかも450平方メートル前後の敷地もセットでもらえるとのことですから、かなりお得な話だったのは確かですね。実際、記事が掲載された時点で、既に定員を超える応募が寄せられていたそうです。

「住み続ければ(土地や家が)自分のものになる」という政策、歴史的に見ても珍しいものではなく、一定の成果を上げている例もあります。今回も過疎対策として有効だったという結果が出て欲しいものですが、やはり近くに職場があるかという点がポイントになってしまいますね。住む場所を選ばない、テレワークや在宅勤務といった形で働ける人であれば関係無いのですが……通常であれば、やはり「そこから職場に通えるの?」という話になってしまうでしょう。

25年という長い話ですが、ぜひ経過を追って欲しいですね。「当選した人全てが満足に生活し、今後も住み続ける意思を示した」という報告を期待しています。




首都圏でふたり暮らしの平均は4000万円!

ワンルームマンションは地域にマイナス?

今日のニュースですが、ちょっと気になる問題です。京都市下京区の有隣学区が、ワンルームマンションの建設を禁止する規制策を検討しているとのこと:

ワンルームマンション規制へ 下京・有隣学区が議論深め (京都新聞)

今回の案では、「1戸の床面積40平方メートル以上が全戸数の3分の2未満となる共同住宅」の建設を禁止することなどが盛り込まれています。 ワンルームマンションを規制する目的は、「防災など地域一体のまちづくりのため」とのこと。ただしターゲットにされているのは、一人暮らしの学生や会社員が入居するワンルームマンションで、高齢者向けで定住志向の共同住宅は認めることが検討されているのだとか。

となると、明らかに「数年で入れ替わるような若者が町に増えるのは問題」という意識なのでしょうね。確かに単身で生活している若者達は、地域の人々との交流が希薄というイメージがありますから、これを何とかしようという動きが出てきてもおかしくはありません。しかし「そもそも彼らがやって来られないようにしよう」という発想が出てきたことに驚きを感じました。

僕は部外者ですし、現地を訪れたこともありません。なので口出しできる立場ではありませんが、できれば「ワンルームマンション建設禁止」となる前に、そこに住む単身者との交流を活発化させるような施策が考えられて欲しかったように感じます(もちろん、そういった施策を行った上で、それでも効果が見られず今回の計画につながったのかもしれませんが)。ワンルームマンションが増えたということには、何らかの外部要因があったはず。それを消し去ることができない以上、何らかの協調の道を探って欲しかったところですが……。

いずれにしても、記事から分かることは限られているので、身勝手なことは言えません。しかし少し残念に感じたニュースでした。




2LDKならOK!

子供部屋に(もしくは書斎に?)最適な壁紙

日本ではあまり「壁紙を貼り替える」という習慣は馴染みないと思いますが、パソコンの壁紙同様、貼り替えるだけでガラッと気分が変わるもの。そんなわけで、こんなユニークな壁紙はいかがでしょうか:

Nintendo Wall Decals

任天堂のゲームに登場するお馴染みのキャラクター達を、壁紙として貼れるという商品。ご覧の通り、部屋の壁一面にスーパーマリオの世界を再現することもできます:



うーん、今にも動き出しそう(そして操作して遊びたい!)という感じですが、子供部屋がこんな感じだったら楽しいかもしれませんね。スーパーマリオだけでなく、ドンキーコング版なんかも用意されています:



しかしその存在は当然知っていても、実際にスーパーマリオやドンキーコングをプレイしていたのは今の大人達かもしれません。ということで、実際には子供部屋より書斎がいいのかもね:



ということで、父の日には書斎にドンキーコングを!後で怒られても責任は負いかねますが……。

鳥の巣に住んでみたら?

いちおう家ネタ(?)なのでお許しを。ロッテルダムのビルに、こんな男が登場したそうです:



Man Nesting in a Rotterdam Tower (Neatorama)








円柱型のビルの側面に、何やら鳥の巣のようなものが貼り付いています。拡大してみるとこんな感じ:








なんと、中に人がいるではないですか!この男性、名前を Benjamin Verdonck といい、このプロジェクト(と呼べるのかどうか不明ですが)を"the Great Swallow(巨大なツバメ)"と呼んでいるそうです。もちろんここに本気で住もうというわけではなく、アートとして作ったものとのこと。




ちなみに動画も公開されています:








なんと、巨大な巣だけでなく卵まで!そして通行人に向かって、羽ばたくようなそぶりを見せています。これを何も知らずに見た人は、相当ビックリしたでしょうね。




しかし高いところから外を見下ろせる部屋、というのもなかなか楽しそうです。寝相が悪かったり、寒い日には無理ですが、こんな部屋で一晩暮らしてみても面白いかもね。ついでに口を開けて待っていると、誰かが空から食べ物を持ってきてくれると良いのですが……。


そろそろ梅雨……なのでこんなグッズは?

いよいよ5月も終わり。となると待っているのはイヤーな梅雨ですが、こんなグッズがあったらちょっとは楽しくなるかもしれません(via swissmiss):

mini rainboot gardens

部屋で育てられる植物たち。ユニークなのはその入れ物です:



ご覧の通り、長靴の形をしている鉢植えで、その名も「Rainy Day Garden (雨の日のガーデン)」。ミント、ストロベリー、バジル、カモミールの4種類。植物を育て終わったあとは子供の長靴として活用できる……かどうかは分かりませんが、子供が喜ぶかもしれませんね。

とかく梅雨というと、「ちゃんと湿気対策しないと」という話になってしまいます。しかし発想を転換して、雨の日を楽しむグッズを探してみても良いかもしれませんね。あーぁ、だけどこれから数ヶ月、除湿器がフル稼働する季節が続くんだなぁ。


梅雨対策

窓+ワイパー=?

台風の影響で、昨日・今日と関東では雨が降ったり止んだりという天気になっています。こういう日に困るのが、ちょっと窓を開ける必要がある時。どうしても水滴のついている部分が内側に入ってしまい、その瞬間にサッシの部分が濡れてしまうことになります。それを単純にこんな風に解決してしまおう、というアイデアがこちら:

OMG Window With Built In Squeegee (Yanko Design)

紹介されているのはこんな窓です:



といってもこれだけでは何のことやら、という感じですが、黒い縦線が実はゴムになっています。で、ワイパーの要領で水を拭き取る(というより外に面している部分に寄せ集める)という仕組み。その名も「ウィンドウ・ワイパー」です。



こちらは実際の窓で実現したイメージ。ご覧の通り、水滴がすべて寄せ集められて、室内には入ってきません。これで雨が降った後も快適!

……という非常に単純なアイデアですが、確かに窓にこんな仕掛けがついていたらラクかもしれませんね。ただし晴れの日でも窓を開けるたびにキュッキュッと音がしてしまうのが気になるかもしれませんが。またゴムが劣化して、水滴をキチンと拭いてくれなくなったらどうするんだろう……という余計な心配もしてしまいます(商品化されたあかつきには、当然交換用のゴムも発売されるのでしょうが)。いずれにしても、これからの季節あったらいいなぁと感じさせるデザインかもしれません。

窓もオシャレに

移動式マンション?

ゴールデンウィークも今日で終わり。皆さんあちこちに出かけて、普段見れないようなモノをいっぱい見てきたと思いますが、これくらい奇妙なモノを見た方はあまりいないかも:

The Shipping Container Building (Neatorama)



クレーンが運んでいるのは、どこからどう見てもコンテナ(実際に組み立てている動画がこちらで確認できます)。しかしよーく見ると、先端部が窓のようになっています。そして積み重ねた姿は、まさしく集合住宅です。

このコンテナ住宅、"TempoHousing"という名前が付いていて、実は以外に住み心地が配慮されているそうです:

Keetwonen: student housing in Amsterdam

アムステルダム近郊に、学生のために建てられた"TempoHousing"の例について。このケースでは各ユニット(コンテナ1個)に電力が供給され、しかもインターネット接続まで可能になっているとのこと。学生用の住宅のように出入りが激しい場合であれば、簡単に追加・削減できるコンテナハウスがまさにうってつけかもしれませんね。

しかし学生をコンテナに住ませるなんて……と思われるかもしれませんが、僕は某大学の学生寮に入っていたことがあり、このコンテナハウスの方が数倍素晴らしいと感じてしまいました。大きな声では言えませんが、そこでは1部屋がこの半分ぐらいの大きさで、コンクリートも打ちっ放しだったんですよ。これも見かけよりも実は住み心地が良いかも、と思ってしまうのですが、実際はどうなのでしょうか?

近所の工事がうるさい、だけど文句は言えない……

先日、夜にものすごい騒音で目が覚めました(深夜1時〜2時ぐらいだったでしょうか)。外を見ると、目の前の道路(二車線ですが、いちおう「〜街道」という名前の付いている道)で工事をしています。大型の重機も集められた、かなり大がかりな工事。「ドーンドーン」というかなり大きな鈍い音で、とても寝られたものではありません。仕方ないので下に降り、工事の人に文句を言っても「もうすぐ終わりますので」と応えるだけ。泣き寝入りも頭に来るので、工事を行っている会社+発注者の連絡先を控え、翌日抗議の電話を入れた次第です(その際は、相手は平謝りするだけでしたが)。

僕の場合、文句を言えたのは道路工事のケースだったからですよね。隣人の住宅で工事を行っている場合、騒音が迷惑に感じても、やはり泣き寝入りというのが多いパターンのようです:

【近隣トラブル】住まい手調査、「不快だが苦情を言わなかった」が「苦情を言った」より多い (ケンプラッツ)

日経ホームビルダーが「戸建て住宅の住まい手で過去に自宅近隣で住宅工事が行われたことのある30代から60代の人」を対象に行ったアンケート調査の結果について。「近隣の工事で不快に思った経験があるか?」という質問に「ある」と回答した人は全体の45.7%で、「不快に思った際、実際に苦情を言ったことがあるか」と聞いた質問で、「ある」と答えたのは全体の18.2%だったそうです。不満を感じたのが4割強、実際に苦情を言ったのは2割弱ですから、約半数が不満を感じても何も言わなかったことになります。

近所の人々というのは、当然ですが変えようと思っても変えられるものではありません。本当は文句を言いたいんだけど、後々関係がこじれても……という判断ですよね。であれば、工事を行う建設会社は、これまで以上に騒音に配慮する必要があると思います。いま表面化している苦情より、倍の苦情が潜在的にはあるわけですから。

また同時に、自宅でリフォーム等の工事をする場合には、騒音に配慮してくれるような業者を選ばなければならないということですよね。「苦情を言ってこないから大丈夫だろう」ではなく、あらかじめ「こんな工事をするんですけど、うるさいようでしたら言って下さい」と一言声をかけておいたり、クレームがあった時にはすぐに対応してくれるような業者であることを確認しておいたり。私たちの側も、様々な配慮をしなければならないことを示す結果だと思います。

騒音も条件に?

いつも窓辺に花束を

庭がある家に住んでいたり、家族が多ければ良いのですが、なかなかマンション住まいの核家族だと植物を育てるのも難しかったりします。しかしやっぱり部屋に花を飾るのは楽しい……ということで、面白い商品が swissmiss で紹介されていました:

Flat Flowers: Always have fresh flowers on your window sill (swissmiss)

紹介されているのは"Flat Flowers"(フラット・フラワーズ、「平らな花」の意味)というステッカー。ステッカーといっても粘着物を使ったものではなく、何度でも貼ったりはがせたりするそうです(ポストイットのようなイメージ?)。しかもガラスに貼れば、裏表両面から見れるとのこと。

例えばこんな感じ:



ただのステッカー、とはいえなかなかキレイです。ちなみにアイデア段階の話ではなく、こちらのサイトで実際に購入できます。花の種類は「アネモネ」「ダリア」「ピンクローズ」「チューリップ」「睡蓮」「バラ数種類」の6つ。こちらはその1つ、睡蓮:



なんでもバーチャルで済ませてしまうわけにはいきませんが、たまにはこんなステッカーで遊んでも楽しいかもしれません。

花を飾りたい家

道路がつくれるテープ

昨日はうちの奥さんが、娘にオモチャを買ってきてくれました。小さな正方形のカードがいっぱい入ったもので、1枚1枚のカードには直線やカーブ、十字路などの道路が描かれています。で、これをつなげていくと様々な経路で道路が完成する——という仕組み。娘はすっかりハマってしまい、道づくりに没頭してしまいました。

子供だけでなく、道をつくる・描くというのは大人でもワクワクするものですよね(特に政治家の方々は)。ということで、こんなテープはいかがでしょうか(via swissmiss):

A Path to the future - sticking tape (de de ce +)

「未来への道」と題された大幅のテープ。表面にはこんな風に、道路の絵が描かれています:



クルマよりも鉄道の方が好きなんだけど、という方にはこちらも用意されています:



これはいいかも。勢い余って、壁とかにまで貼り付けてしまいそうです。子供と一緒に遊んだら、夢中になってしまいそう。

ということで、道路が造りたくてしかたない政治家の方々にもオススメですね。これならいくら無駄な道路をつくっても、日本の将来を危うくするということがありませんから……。

室内の道路作り

ネコのための部屋デザイン?


これはネコ好きには見逃せないゲームかも。ニンテンドーDS用のソフトで、ゲームの中でネコと遊べるというものが登場するそうです。それがスマッチ!とどう関係するの?というところですが・・・・・・:



【夢ねこDS】すべてのねこ好きの人たちへ贈るコミュニケーションソフト (GameSpot Japan)



セガのニンテンドーDS用ソフト『夢ねこDS』について。「ペットコミュニケーションソフト」と銘打たれている通り、DSの中にリアルなネコが登場して、彼らと遊べるという内容。撫でたり、「猫じゃらし」でじゃらしたり、声をかけたり……といった行動ができるそうです。同様のゲームで犬と遊べるというものもありますので、そのネコ版と考えれば分かりやすいかもしれません。



で、このソフトのスマッチ!的な部分ですが。間取りや壁紙・床の模様を選び、家具を配置して「自分だけの(ネコのための)部屋」を作ることができるそうです。確かにネコを飼っていると、ちょっと高いところに彼らの場所を作ってあげたり(モノを散らかされないように片付けておくとも言う)、トイレや爪研ぎの場所を用意してあげたりしますよね。それによって彼らの機嫌は大きく変わってきますから、「ネコのための部屋デザイン」って結構重要だったりします。



このソフトがどこまでネコの感情を再現してくれているのかは分かりませんが、実際にネコを飼う時のために良いトレーニングになるかもしれませんね。ネコたちはイヌたちと違って、なかなか言うことを聞いてくれませんから、彼らの願いに出来るだけあわせてあげる必要があります。『夢ねこDS』で良い成績が残せるようになったら、ネコのための部屋探しも上手になったりして……。



ほうきが人気、だそうです。

「ほうき」というと昔懐かしい響きですが、実家はもとより、ウチにもちゃんとあったりします。ちょっとしたゴミを片付けたいとき、大がかりな掃除機を持ち出してドタバタやらなくても、さっと掃除できて便利なんですよね(といっても、僕はほとんど働かないのでこう書くと奥さんに怒られてしまいますが)。

そのほうき、実は「エコ掃除」グッズとして人気なのだそうです:

ほうきでエコ掃除 「静かで手軽」若い女性に人気 (MSN産経ニュース)

「静かで手軽、そのうえ電気を使わない」「フローリングの床など住まいに傷をつけない」「化学物質を含まない」などといった点がウケて、20代〜30代の女性を中心に人気なのだとか。電気を使わないので「エコ掃除」というわけですが、言い得て妙ですね。また「掃除機の重さが負担になる」という理由で購入する高齢者の方々も増えているそうで、様々な理由から「原点回帰」とも言うべき動きが起きているようです。

さらに昔ながらのほうきを現代風にアレンジした商品も登場してきたとのこと。その1つ、記事で紹介されていた「掛け不精ほうき」というのはこんな姿をしています:



カサのように持ち手の部分が丸くなったほうき。また見た目だけでなく、使いやすさにも工夫が施されているそうです。こんな姿なら、現代風の家にあっても違和感がないかもしれません。

3月は転居の季節ということで、まさにちょうど引っ越しているところ・引っ越したばかりという方も多いと思いますが、部屋の掃除にこんなほうきを使ってみるというのはいかがでしょうか?

引っ越し前に

犬のための快適性、進化中。


ペットも家族の一員、なんて言葉は動物好きな方には当り前の話ですが、家だってペットのことを考えて快適性を進化させているようです:



愛犬と暮らす我が家 ペット配慮して新築・改築 滑り過ぎ防止や段差を解消 (MSN産経ニュース)



室内犬を飼われている、あるいは友人の家で飼っているのを見たことがあるという方には説明不要ですが、犬は爪を隠せないので、フローリングの床などでツルツル滑ってしまうんですよね。それで勢い余って家具にぶつかってしまったり、家族に体当たりしてしまったり……ということが起きてしまいます。それを防ぐために、「天然オイルを染み込ませ滑りにくくしたチークのフローリング」などというものが登場しているとのこと。



20、30年前は犬は外で飼う家庭が多かったが、現在では都市部を中心に、多くが家の中で家族同様に暮らしている。


そうなのですが、確かに身の回りでも「室内犬を飼っている」という方を見かけることが増えたように思います。そうなると心配なのは、上記のような滑り過ぎによる事故や、犬の体への負担。一緒に住んでいても、人間にも犬にも快適な部屋空間というものが、これからも研究されていくのでしょうね。



さらに海外では、室内で飼っている愛犬の運動不足解消に、こんなマシンを作ってしまった方もいらっしゃるそうです:







Jerry 君、楽しそうにはしゃぎ回ってます(笑)こんな装置が最初から備えられている家が登場する日も近い?



……ちょうど雑誌『Memo』の最新号で、こんな特集が組まれていました:




新聞紙でできた家、現る

ロンドンに「新聞紙でできた家」なるものが登場したそうです。といっても実際に住もうというわけではなく、新聞紙が浪費されていることに対する抗議、とのこと(via ITmedia 海外速報部ログ):

The Newspaper House Revealed (TreeHugger)



上にあるのが実物の画像。よく見ると分かりますが、新聞紙1枚でできているわけではなく(当然ですね)、束をクルクルと丸めた棒を素材にして作っています(つまりログハウス)。以下の拡大画像だと、さらによく分かるでしょう:



ご存知の方も多いと思いますが、いまロンドンでは無料新聞の競争が起きていて、大量に配布された新聞がゴミとなって街に氾濫しているとのこと。そこで捨てられた無料紙約15万部分を集め、家にしたのがこちら。ゴミを集めて積み上げておくだけでも良かったのでしょうが、こうして形にしてみると、確かにインパクトがあります。

前述の通り、この家は抗議活動というかインスタレーションとして作成されたものなの、しばらくした後に取り壊されて別の場所で同じ制作が行われるとのこと。参加者大募集中、だそうなので、近々ロンドンに行かれる方は参加or見学してきてみては……。

団地への誘い

新しい物はカッコ良くて、古い物はカッコ悪い。そんな幻想に惑わされていませんか?

時代とともに味の出る物って沢山ありますよね。もしかしたら住まいもそうなんじゃない?と感じることがあります。なぜって、古民家を利用したカフェとかステキですよね。

古民家とは違った視点ですが、いま「団地」に熱い視線が注がれていることをご存知でしょうか。団地と聞くと、昭和的?って思うかもしれないのですが、室内を自分の色に染めて快適に暮らしている人、団地のコミュニティーを楽しんでいる人、などなど団地には団地独自の面白さが沢山あるんですね。

例えば、終わってしまった企画ですが、団地にまつわる面白い写真展がありました:

『団地写真展 2008 in大阪 ネコと団地とトイカメラ』

これを見ると、団地と猫のコラボが写真として生き生きと映し出されているのが伝わってきます。そして、様々な団地の様子を見ているうちに、「こんな住まいに腰を据えてみたいな」と私は感じていました。

面白いものですね。
私は団地に住んだ経験がないのに、とても懐かしい雰囲気が味わえました。そこに還りたい気持ちにさえなりました。今回は、そんな安住の地を感じさせる「団地」に注目してみました。

あなたも「団地」と聞くと、懐かしい思い出が1つ2つ見つかるのではないでしょうか。

壊れても自分で直る家……も間近?

先週の金曜日、こんなニュースが注目を集めていたのをご存知ですか?

切れても、つながる不思議なゴム 仏研究所が開発 (asahi.com)

「数種類の低分子化合物が水素結合という緩やかな結合で複雑につながりあった超分子」……と言われても何がなんやら分かりませんが、とにかく安価な化合物から合成できる上に、自己修復を何度も繰り返せるという不思議なゴム。既に実用段階に達していて、フランスの化学企業が製品化に動いているのだとか。

実は「自分で直る」という素材、ゴムだけではないのだそうです:

自己修復するコンクリート,0.2mm幅のひび割れを46日間で自ら「補修」 (ケンプラッツ)

こちらは自己修復するコンクリート。ひび割れが起きた際、漏水などで水分が供給されると反応が始まり、ゆっくりと割れ目が修復されていくのだとか。実験では「幅0.2mm程度のひび割れが46日間でふさがった」とのことで、少し遅い感じもしますが、建物であればこれくらいのスピードで十分なのかもしれませんね。

他にも「自己修復するプラスチック」なるものまで登場しているそうで、これらを組み合わせれば「自己修復する家」が実現されるのもそう遠くないかも!?

酒蔵付きマンション、登場

最近はいろいろと変わり種マンションが登場しているんですよ——などということは Smatch! をご覧の皆さまには伝える必要もないと思いますが、これはご存知でしたでしょうか。なんと、「酒蔵付きマンション」だそうです:

老舗の蔵元、マンションに酒蔵 (asahi.com)

広島市内にあるマンションの話。このマンションの地下に、原本店(はらほんてん)という名の老舗酒造会社が「地下酒蔵」を開設したとのこと。といっても入居者アップを狙ってのことではなく、相続税を支払う関係でマンションを建てないわけにはいかなかった——という背景があったそうです。

ちなみに原本店のホームページはこちら:

ようこそ 蓬莱鶴(ホウライツル)のホームページへ

やむを得ず、の判断だったわけですが、現在「地下酒蔵」は口コミで広がり、各地から視察が相次いでいるとのこと。これは想像でしかありませんが、「酒蔵のあるマンション」ということで、マンションの人気にも一役買っているのではないでしょうか?

ということで、日本酒好きの方、探せばこんなマンションが他にもあるかも!?

便利なベンチ

出オチ、みたいなネタですが……これはあったらちょっと便利かも。

The Dry Side (Yanko Design)



最近、関東でも雪の降る日が続いていますが(今日も降るとの予報)、天気が悪いと庭や公園に置いてあるベンチが濡れてしまいますよね。せっかく雨/雪があがったから外に出たのに、ベンチに座れない……時でも、このベンチなら大丈夫。横についているハンドルをくるくると回せば、あっという間に乾いている面が出てくる、という仕組みです。

残念ながらまだ販売はされていないようですが、デザインも可愛いですし、出回ったら人気を呼ぶかもしれませんね。しかし今日は外出の予定なのに、雪が心配だ……。

引越し先もキレイに。

引越しが終わった後、元の部屋を掃除してくれるサービス……というのは以前からあったと思いますが、今度は引越し「先」の掃除をしてくれるサービスが登場したそうです:

ダスキン&サカイ 引っ越し先の掃除も (スポニチ)

ダスキンとサカイ引越センターが業務提携し、ダスキンの清掃ノウハウとサカイの技術を組み合わせ、引越し先の掃除などのサービスを始めるとのこと。しかし大抵引越し「先」は大家さんがキレイにしておいてくれるものですから、そんなにニーズはないんじゃ、と思っていたのですが

「子供を持つ家庭のニーズが多い移転先の抗菌処理や、引っ越しが一段落した後の掃除などのメニューを検討している。」

とのこと。確かにさすがに抗菌処理までしてくれる大家さんは珍しいでしょうし、「引越しが一段落したんだけど、段ボールとかでいろいろ散らかってしまった」ということはありますよね。そんな時、ダスキンがサービスしてくれるとなったら大助かりでしょう。なかなかいいかも。

最近は環境に配慮した引越しなど、各社様々なサービスを展開してくるようになりました。家探しの場合も、「家を決めたら、後は引っ越すだけ」とはならず、「どこの引越しサービスがいいかな?」と悩む時代になるのかもしれませんね。


引っ越した後をイメージできる。

巣箱にも現代建築の波?

ネタです。「人間が住む」家ネタではないのですが……

modern housing / bird feeder replicas (swissmiss)



ご覧の通り、現代建築を模した形をしている鳥の巣箱、とのこと。いずれも実在する建築物をモデルにしていて、なかなかカッコイイです。「自宅は平凡でも、せめて鳥には現代建築を体験させてやりたい」という願いを実現できるアイテム、でしょうか?

この流れでいけば、「現代建築型犬小屋」とか「現代建築型水槽」とかできるかも……いや、冗談抜きで売り出されたら「欲しい!」という人は多いかもしれません。

オンラインでドアが買える時代

いまやオンラインで買えないものはない、という時代ですが、今朝の日経産業新聞を見ていたら、こんなオンライン専門店が紹介されていました。なんでも「リフォーム用玄関ドア」が買えるサイトとのこと:

【トステムオンライン】リフォームドアTOP

トステムが開設しているオンラインショップ。断熱性能が高いドア「リペラル」など27種類の商品が購入できる、とのこと。さらにネット上で見積りを立てたり、リフォームを発注できる機能も備えているそうです。

ちょっと面白いのは、この「お取替えイメージ写真サービス」。玄関の写真をデジカメで撮って送ると、リフォーム後のイメージをCGで作成してくれるそうです:



商品名と色を3つまで指定可能で、指定しない場合でも「松竹梅3つのイメージを提案させていただきます」とのこと。いったい専門家の方がどんなドアを提案してくれるのか、あえて商品を指定しないで提案を受けてみたい気もしますが……なかなか便利そうなサービスです。

ということで、リフォームの世界もオンライン化が進んでいるようですね。そのうち家の中をビデオで撮影して送ると、CGでリフォーム後の部屋を提案してくれるサービス、なんてサービスも生まれるのかもしれません。

IKEA で暮らそう

今回は面白ネタということで。IKEA と言えば日本でも人気の家具店ですが、米ニュージャージー州で IKEA で暮らした男が登場したそうです:

NYのコメディアン、IKEAで生活6日間 (CNN.co.jp)

その人物とは普通の人、というか一般人ではなく、ニューヨークでコメディアンをしている男性とのこと。なんでも自宅アパートで薫煙方式の殺虫剤を使うことになり、その間どこで暮らそうか……と悩んだときに頭に浮かんだのが「そうだ、IKEA に行こう」という考えだったとのこと。そんなことを思いつく方も方ですが、なんと IKEA はこれを了承、1週間の居住許可を出したのだそうです。

しかしお客さんがいる時間帯は?逆に閉店後に従業員がいなくなったら?といろいろ心配になりますが、

開店すると、IKEAにやってきたお客に声をかけ、「自宅」に招き入れて仲良く乾杯したり枕投げを楽しむ一方、「自宅」の家具を手にとって見ようとしたお客に怒鳴るなど、完全に住人として振る舞った。

閉店の時間になると、懐中電灯片手に店内の探検したり、スケートボードで店内を走ったり、警備員のロペスさんとショッピングカートで競走したり、楽しい時間を過ごした。


とのこと。「自宅と決めた場所のバスルームは機能しておらず、シャワーが浴びられなかった」などの問題点はあったものの(当然ですね)、結構楽しく暮らしたようです。

しかし宿泊できるモデルルーム、ですらニュースになるのに、家具店に宿泊してしまうとは……。やってきたお客さんたちもさぞかし驚いたと思いますが、逆に IKEA にとっては「ウチのディスプレイは本当に生活できるくらいリアル!」(ご存知の方も多いと思いますが、IKEA は実際の部屋をイメージしたディスプレイを行うことで知られています)という良い宣伝になったのかもしれませんね。確かに IKEA のディスプレイを見てると、「こんな部屋に住みたいなぁ」と思うし、「IKEA 宿泊ツアー」とかあったら意外に人気を博すかも?


モデルルームのインテリアテクニック

ウォールペイント教室が大人気、なのだとか。

ブログや動画投稿サイトを代表に、ネットの世界では「自分でつくること」が当り前の時代になっています。その影響かどうかは分かりませんが、次第に現実の世界でも、「自分でつくる」をサポートするサービスが登場しています。例えば住宅の世界でも、こんな動きがあるそう:

壁にはペイントカラーの時代到来 「私改造計画」が生活者の心動かす (ペイント&コーティングジャーナル)

「自分の部屋を、自分の好みでアレンジしたい」という願いは誰でも持っているものでしょうが、最近は単に家具や小物で彩るだけでなく、壁紙を貼り替える・壁に色を塗るなどといった作業まで手がける人が増えているのだとか。そこでこんな例が:

家具の売り方を変えてしまったといわれるほど、インパクトの大きかったスウェーデンの大手・IKEAの日本進出の成功の秘訣は色彩にあった。部屋をカテゴリーに分類しただけでなく、子供部屋(キッズルーム)であれば世代やテイストによって細分化したコンセプトに合った家具を展示。それぞれに背景となる壁をペイントカラーと照明で演出。これが生活者にアピールした。「あの壁の色が欲しい」との声が寄せられたが、「家具は売ってもペイントは売りません」と対応におおわらわ。
そこでIKEAでは定期的にウォールペイント教室を開催し、要望に応えることにした。毎回150人以上の応募があり、人気の教室となっている。

ということで、ウォールペイント教室が大人気なのだとか。実際、参加者は「生まれて初めてペイント体験したが、楽しいし自由感がある」といった感想を述べているそうで、さらにそこで講師を務める方は「ペイントカラーの魅力に目覚めた生活者はリピーターとなり、壁紙の世界に戻ることはない」と断言されているそうです。

集合住宅だとなかなか難しい「壁」の改造ですが、確かにやってみると楽しいのかもしれませんね(そういえばうちの奥さんも、実家で壁の色塗りをしてきたとか話していたのを思い出しました)。壁の色を変えて、部屋をきれいにアレンジして、ネットで公開して自慢する——なんて動きも出てくるのかもしれません。

そうなると、集合住宅もある程度自分の好みで改造できる、という方が人気が出てくるかもしれませんね。内装は以前借りていた人が汚したまま、けど自由に張り替えたり塗り替えたりしていい——そんな物件が人気を集める時代になるのかもしれません。

「200年住宅」への期待

年金や外交といった問題が注目されているため、あまり知られていないのですが、福田総理が力を入れている課題に「200年住宅」というものがあります。これは住宅の耐久性を上げ、同時に転売が容易になるような環境整備を行うことで、住宅の立て替え期間を従来の平均30年から200年に伸ばそうというもの。この「200年住宅」の実現に向けた法整備が、いよいよ始まりそうです:

首相肝いり「200年住宅」 政府・次期通常国会で法案提出へ (MSN産経ニュース)

今回提出される「長期耐用住宅整備促進法案」(仮称)のポイントとして、以下の5つが挙げられています:

・政府が長期耐用住宅の指針を策定
・「耐久性」が高く、内装や改修が容易な設計の住宅を「長期耐用住宅」として国が認定
・認定住宅には、登録免許税や不動産取得税などの軽減措置
・工法や改修履歴などを記した「住宅履歴書」を導入
・モデル事業に対する助成制度を創設し、先行導入を図る

とのこと。形になってみなければ評価はできませんが、「省エネ」「環境保護」という方向性は歓迎すべきものではないでしょうか。

「200年住宅」が一般的な存在となれば、家探しのスタイルも大きく変化するかもしれませんね。単に立地条件や間取りだけでなく、耐久性はどうか、家族構成の変化に応じてリフォームすることが容易かどうか、といった点も重視されることになるでしょう。また中古物件を購入する際は、「住宅履歴書」を確認できるわけですから、これまでより判断がしやすくなるはずです。

いずれにしても、従来のような「短期間で壊す・作る」という発想を変えるものとして、この法案の成立を期待したいと思います。しかしいわゆる「ねじれ国会」のもとで、他の重要課題も山積みになっている状況ですから、成立は簡単ではないでしょうが……。


20年なんてまだまだ新築!

黒板テーブル

これも単純に「欲しい!」という一品なのですが……。

うちには小さな娘がいます。ご多分に漏れず、お絵描きが大好きなのですが、勢い余ってテーブルに色が……という事態が多々発生。また大きな紙に絵を描きたがるので、あちこちで調達してこなければなりません。

そこで、これはひとつ欲しいなーと感じてしまいました:

Chalk Table (Japan Design Net)


画像はサイトから直接お借りしました。ご覧の通り、表面が黒板になっている丸テーブル。これなら「机にはみ出てしまった!」という心配がないし(そもそも机に書き込むためのものだし)、机いっぱいに絵を描くことができますね。楽しそうです。

オフィスだと、「壁一面がホワイトボードになっている会議室」なんてのがよくありますが、子供がいる家だと「○○でお絵描きできる部屋」があったら良いですね。子供だけじゃなくて、たまには大人も一緒になってお絵描きするというのもいいかも。

不動産相場で遊ぼう − Price Me Now

以前からこのブログでも「不動産相場を調べることができるサイト」というものをいくつかご紹介していますが、逆にそういったサイトが存在していることが、「相場を知る」ということの難しさを示していますよね。そんな「相場感覚を養う」ということが、ゲームを通じて簡単に行えるのがこちら:

Price Me Now

Realius というサイトの中の1コーナー。「値付けしてみて!」というタイトルの通り、次々に紹介される物件の値段を付けていくというものですが、ちょっとしたゲーム形式になっています。

まず登録してゲームをスタートさせると、以下のような画面になります:



小さくてちょっと見づらいですが、画面左にある写真が物件で、外見・内装など何枚かの写真を確認できます。右にある地図は、当然物件の位置ですね。そして画面下部にあるのが予想価格を入力する部分。スライダーになっていて、左右にずらすことで値段を変えられます。



予想価格を設定して「GUESS」ボタンを押すと、上のような画面に。正解の価格が表示され、正解との一致率(この場合は90%)×ポイントが得点になります。そして次の問題へと移り、どんどん得点をためていくという仕組み。

こうしてゲーム感覚で相場感覚が養える、と。また単にゲームを楽しむというだけでなく、成績優秀者はアマゾンの商品券をゲットできるなど、賞品を狙うことも可能。いや、これはぜひ日本でもどっかで始めて欲しい。

自分の夢のためとはいえ、資料を集めて相場を見極める……というのはなかなか骨の折れる作業ですよね。こんな風に「楽しめる」という要素があるのは、意外に重要なことではないでしょうか。

部屋の壁に「緑の庭」

なかなか都内では、庭や広いベランダつきの物件に住むというのは難しいことです。もっと緑のある生活がしたい……と思ったら、こんなアイデアはいかがでしょうか:

Green walls venture indoors (Springwise)

スウェーデン人の起業家によって設立された企業「Green Fortune」について。とにかくこちらの写真をどうぞ:





というわけで、一目瞭然の「壁に緑を植えよう」というアイデア。現在は企業を対象としているそうですが、もう少し面積を狭くすれば、個人宅にも導入できるかもしれません。またマンションなどの共有スペースにあっても面白いかもしれませんね。

理想の部屋探しは、ホテル宿泊から?

理想の部屋探しは、ホテル宿泊から始まるのかもしれない——冗談ではなく、本当にそんな発想が当たり前になるかもしれません。

12月5日の日経MJに、リフォームに関するこんな記事が載っていました。本当は記事へのリンクが貼れたらよかったのですが、検索しても出てこないので、テキストで引用してしまいます:

「<ホテルで試す住宅設備>

……施主が新機能を備えた設備を取り入れないひとつの原因は、使い勝手を知る場所と機会が限られているからだ。マンションや戸建住居が今後どう変貌するかを業界関係者が知るには新規開業したシティーホテルやリゾートホテルを試してみることだ。

(中略)

こうした機能は、利便性はもとより高額な客室料金で滞在する顧客を納得させる役割を担っているが、実は未来の住宅にも取り入れられる可能性を秘めた機能ともなる。豊かな時間を体験する機会を、つくり手も実体験してみてほしい。」


とのこと。省略した部分では、照明設備やバスルームに関する新しいアイデアが紹介されているのですが、確かにホテルに泊まると「こんな設備がうちにも欲しいなぁ」と思うことがありますよね。そこから新しいニーズが生まれ、通常の住居にも取り入れられていくという発想は確かに納得です。

以前「泊れるモデルルーム」という発想についてご紹介したことがありますが、この話は単に、それを逆さまにしたものと考えられるかもしれません。であれば、「この物件のこの機能は、○○というホテルに行けば実体験できます」みたいなガイドがあってもいいかもしれませんね。さらに「宿泊料は住宅会社が負担します!」みたいなプロモーションもあっていいかも。いずれにしても、同じ「部屋」つながりでホテルと家探しが急接近する、なんて可能性もあるのかなと思います。

「瞳がカギに」がもうすぐ可能に?

SF映画(もしくはスパイアクション映画?)などを見ていると、ドアの入り口にセンサーがあって、眼を当てると「ピッ」という音がしてカギが解除される……なんてシーンがありますよね。よくカギをなくして大慌てしてしまう身からすると、あんな仕組みが早く登場して欲しいなぁと思うのですが、それも夢ではなくなりそうです:

Biometrics: Unlocking Doors With Your Eyes (ScienceDaily)

クィーンズランド工科大学で開発中の技術について。虹彩スキャンといって、一人一人の眼球をカギとして使うのに必要な技術を、日常的に使う装置として応用できるようになったとのこと。ちなみに虹彩とは眼の瞳孔の周りにある部分で、指紋と同じように個人によって違うだけでなく、生涯を通じて変化しないのだそうです。

こういった身体の一部をカギとして用いることを「生体認証」と呼ぶわけですが、日本で生体認証というと、ATMでの「指静脈」や「手のひら」などが普及していますよね。また僕のラップトップもそうなのですが、PCだと指紋認証ができる装置が付いているものも珍しくありません。ということで、日本で「生体認証付きドア」というと手・指を使用するものが一般化しそうですが……やはりSF的(?)といえば、眼を使う方ですよね。インターホンや監視カメラと連動して、顔を見せればそのまま部屋に入れる、なんて仕組みも考えられるでしょう。それに眼を使う方法なら、荷物で両手がふさがっている時にも使えるし……ということで、この方式が普及する余地も残されているのではないでしょうか。

本をどうする?

最近、ネットで話題になったニュースの1つに「Kindle」というものがあります(参考記事)。オンライン書店として有名な Amazon.com が発表したもので、いわゆる「電子ブック」を読むための端末。ネットに無線接続する機能を備えていて、「いつでもどこでも本が買える、読める」ことを売りにしています。

この端末自身については賛否両論あるのですが、長所の1つとして挙がっていたのは「何冊もの本を持ち歩けること」。これは Kindle に限った話ではなく、全ての電子ブックに言えることですが、要は普通の本の最大の欠点は「場所を取る」ということですよね。1〜2冊を持ち歩くならまだしも、ハードカバーの本を何冊も保管しておくとなると、部屋に大きなスペースを取らなければなりません。書斎なんて部屋がある家ならまだしも、普通のマンション暮らしでは本棚の置き場にも困る……というのが普通ではないかと思います(っていうか、ウチがそうです。奥さんごめんなさい)。

で、本題というかご紹介したい記事がこちら:

9000冊の蔵書をどうする?中古マンション全面リフォーム(NBonline)

なんと9,000冊もの蔵書があるお宅(中古マンション)をリフォームしたという話。副題に「ソファで本を読むカフェをイメージしたライブラリ空間を実現」とある通り、イメージはまさしく「カフェ」(記事の写真をご覧いただければ、一目瞭然ですね)。このままお客さんを入れて、お茶を出せばお金が取れそうです(笑)。この記事に対してブックマークが数多く登録されていることからも、こういった空間(本の置き場)に対する願望の高さがうかがえます。

これから電子ブックの時代になると、「蔵書が多くて悩む」なんてことはなくなるのかもしれませんが。しかしこんなリフォームを見ると、「本がある部屋っていうのもいいなぁ」という気になります。というわけで奥さん、記事のような物件に住めるようにお仕事頑張りますので、しばらくウチの本を捨てないで置いておいて下さい……。

窓のない場所でもOK!なブラインド

ちょっと前に Polar Bear Blogで紹介したネタなのですが、Smatch! で紹介する方が適していましたね。窓がない場所でもOK!なブラインドです。まずはビデオをどうぞ:




これ、一見普通のブラインドに見えますが、よく見ると後ろに窓がありません。実はこれは照明器具。普通のブラインドと同様に、「羽」の開閉で明るさが調節できる照明器具だそうです:



Bright Blind



少し閉じた状態だと、完全に裏側に窓があるように感じられますよね。これなら窓が少ない部屋を借りてしまっても安心……かもしれません。



実はこれも以前に Polar Bear Blog で取り上げた例で、バーチャル太陽なるものもあります。これと Bright Blind を組み合わせれば……いや、まさしく自然光を再現できるはず!もう少しすれば、オフィスに閉じ篭りで仕事していても自然を感じられるようになるかも?


100歳の教会、動く!


これは「家ネタ」ぎりぎりですが……こんな引越しも大らかでいいなぁ、ということで:




米国であった、「100歳の教会の引越」。ショートムービーっぽく作ってあって、非常に美しい映像です。コーラス隊に導かれて野原を進む姿は、まるで絵画のような美しさなのですが、実際に巨大トレーラーを使用して移動する光景とのこと。Windfall Films という会社の作品で、ナショナルジオグラフィックチャンネル内の番組"Monster Moves"向けに制作されたようですね。



もちろん日本の街中じゃ、こんな引越はぜったいに不可能なわけですが。いちどこんな光景を、自分の目で見てみたいものですね。


中古家具+RFID=新品以上の魅力

このアイデアは秀逸かもしれませんね。中古家具が「どこからきたか」を分かるようにしてくれるそうです:

RFIDタグを付けた、アルテックのセカンドサイクル家具 (excite.ism)

フィンランドの家具ブランド、アルテックが手がけるリサイクル製品について。ただの中古家具ではなく、タイトルにある通り、RFIDタグを付けて販売するそうです。で、そのタグの情報をウェブサイトでチェックすると、元のオーナーやその家具の歴史が分かる……という仕組み。

以下はその情報が確認できるページのスクリーンショット:


説明文にはこう書かれています:

A coded RFID tag embedded in each 2nd Cycle item records the furniture's history, stories, as well as information about its origins. The tag can be read by mobile phone, revealing an internet link to the particular item's history, allowing also new owners to upload their own stories..

「それぞれのリサイクル製品に埋め込まれているタグには、家具の歴史、物語、出身についての情報が保管されています。タグは携帯電話から読み込み可能。読み込むと、インターネットのリンクが表示され、新しいオーナーが自分自身のストーリーを書き込むこともできます……」

おお、これまでの歴史を楽しむだけでなく、自分の手元にあった時の物語も追加することができるのですね。自分の娘に買ってあげた家具の、前の持ち主も小さな女の子だったとしたら、夢が広がるかもしれません。で、娘の思い出をタグに書き込んだら、再びリサイクルしてもらうと。

こんなリサイクル製品、もしかしたら、新品以上の価値を感じてもらうかもしれません。アルテックだけでなく、多くの企業が採用して欲しいアイデアですね。

自室に茶室を

僕は茶道には詳しくないのですが(ウチの奥さんは経験したことがあるとか)、これは興味深いアイテムかも:

マンションでも楽しめます 鳥取の業者が組み立て式茶室 (asahi.com)
組み立て式和室いかが 鳥取・光浪さんが特許 (日本海新聞)

「マンションで『和敬清寂』の世界を楽しめたら——」そんな思いから(って相当無茶な思いですが)、鳥取市の会社・和工房「寓(ぐー)」が考案した茶室について。1時間程度で組み立て可能な、広さ2畳の茶室とのこと。朝日新聞の記事にある写真(外観)だと「何だかなぁ」という感じ(失礼)ですが、日本海新聞の写真(内装)を見るとなかなか本格的ですね。

しかし茶室なんて、茶道に興味がなければ必要ないなと思いきや。

因州和紙を使った障子や壁などの取り付けも可能で、茶室のみならず、花や謡、碁、ときには瞑想(めいそう)と、客人をもてなしたり一人になれる空間として用途はさまざま。

だそうです。確かに「今日は和室で独りになりたい……」というよくある(?)シチュエーションに最適な一品かもしれません。しかも使わないときは畳んでしまっておけるこの茶室、お値段は2畳敷きで72万3,450円とのこと。うーん、シャレで買うのにはちょっと値が張りますか。しかし鳥取県産の杉材や和紙も使用ということですから、このお値段は妥当かもしれませんね。

カーテンも「試着」で選ぶ時代?

服を試着しないで着る、という人はあまりいないですよね(サイズとデザインが決まりきっているワイシャツ等なら話は別ですが)。ならこんなものが「試着」できてもおかしくないかもしれません:

カーテン館『窓』 - 世界のカーテンを試着!

カーテンを試着して選べる、というサービス。電話をすると、約1000種類のサンプルを積みこんだ車が自宅を訪れ、カーテンを実際に窓に付けてみながら選べるそうです。なるほど、確かにこれなら「試着」と呼べるかもしれません。

指摘する必要もありませんが、カーテンは実際に自分の部屋に持ってこないと、どんな印象になるかは分からないもの。お店ではいいと思ったのに、持って帰ってきたら「失敗した!」と感じてしまった……という経験がある方は多いのではないでしょうか。またサイズ違いという失敗をしてしまうことがありますから、お店の方が実際に出張してきてくれる、というのはいいですよね。

考えてみれば、カーペットや壁紙など、自宅に持ってこないと正確なイメージが掴めないというものはまだまだあるのかも。こんな「出張試着」サービスが発展する余地は、他にも考えられそうですね。

花粉の季節も、これで安心?

花粉の季節、はまだまだ先の話ですが……これは花粉症患者には無視できない、究極のアイテム(?)が登場しました:

衣服に付いた花粉を徹底除去…強力エアシャワー室を開発 (FujiSankei Business i.)

以前「花粉を避けて暮らしたい!」というエントリを書いた際に、p-article さんから「最近ではエントランスにエアシャワーを設置しているマンションもあるみたいですね」というコメントをいただきました。今回の記事で紹介されているのは、それがどこでも実現できるという装置。岡村製作所三機工業と共同開発し、販売を開始した花粉除去ブース「マナージェット(Manner Jet)」について。

このマナージェット、身体に付着した花粉などをほとんど除去することができるという優れもの。しかも液体消臭剤を霧状に噴霧することで、ゴミ・花粉の除去と同時に消臭することも可能!しかも除去にかかる時間は15秒ほど、とのこと。コレは花粉症患者には夢のような話ですね……。気になるお値段は、たったの(?)207万9,000円!ウーン、やはりそれくらいはしますか。

しかしこれで少なくとも自宅だけは花粉から解放されるのであれば、ぜひとも設置したいところです。ウチのマンションでも共益費で買ってくれないかしら。

「このプレハブのベニヤ板、秋田で育った木からできているんですよ。」

ちょっと前のニュースですが、面白いなと思ってブックマークしていました。DNA技術を使用することにより、木材製品の
木材製品の「履歴」をDNAで識別 住友林業 (asahi.com)

住友林業
が開発した、DNAによる個体識別技術について。最近様々なところで「偽装表示」というものが発生してしまい、トレーサビリティに注目が集まっていますが、木材製品でも取り組みが行われているのですね。

これまでは、葉や丸太、板までしか識別できなかったが、苗から成木、その丸太からできた合板などの木材加工品まで全ての段階での識別が可能となり、山元から最終消費者までのトレース精度を飛躍的に高めている。

とのことです。つまりタイトルにあるような、「部屋の一部に使われている合板の出身地(山?)を調べる」などということも可能になると。また「当社の住宅には、すべて○○産の高級木材が使用されています」などといった宣伝文句の裏を取ることも可能になるわけですから、誠実にブランドを高めようとしている企業/品質にこだわりたい消費者の双方にとって価値のある話かもしれません。

一方、最近は環境問題も注目されていますから、「この木材は違法に伐採されたものではない/環境を保全しながら産出された木材である」という保証が可能になるかもしれません。言うまでもなく、木材は貴重な資源ですから、この技術が環境保護にも貢献することを願っています。

近所の再開発計画を教えてくれる PlanningAlerts.com

念願かなって、憧れだった街に住むことになったあなた。さあこれから快適な暮らしが始まるぞ、と思ったら、お気に入りだった近所のショッピングモールが潰され、パチンコ屋に生まれ変わることに……となったらどうしますか?

「パチンコ大好きだから大歓迎!」という方以外は、こんなサービスが日本にも登場することを願いましょう:

Website alerts residents to local building plans (Springwise)

イギリスでスタートした"PlanningAlerts.com"というサービスについて。このサービス、自分の住む地域の郵便番号を登録し、通知先のメールアドレスを入力しておくと、近所(自宅のある通りのみ/約800m四方/約2km四方、の3種類から選択可能)で計画されている再開発等の情報をメールで通知してくれる、というもの。情報を取ってくるのは地方自治体のWEBサイトなどからで、当然公になっている情報しか拾えませんが、それでも「あの地区が再開発されるのを知らなかった!」という事態は防げますね。

いや、このサービスは本当に使えそうです。実は僕が住んでいるところの近くでも、大規模な再開発計画が進行中なのですが、自分に影響のある話はできる限り聞いておきたいものです。難しいかもしれませんが、悪影響のある計画には反対し、早ければプランを変えることもできるでしょう。また移転を計画している地域を登録しておいて、本当に引っ越してもいいか確認する、なんてことにも使えそうですね。日本でもどっかで始めてくれないでしょうか?

マンションで定期検診を

高齢化社会を超えた「超高齢化社会」の到来に向けて、様々な取り組みが始まっていますが、住宅も例外ではありません。最近はバリアフリーなどといったハード面での工夫だけでなく、こんなソフト面での取り組みが始まっているそうです:

高齢化マンションは考える 支え合いを形に 定期健診を検討 (西日本新聞)

福岡市にあるマンションで、定期健診の導入が検討されているというニュース。このマンションは1974年に完成したもので、四十数世帯のうち過半数が高齢者世帯で、30年以上住んでいる人たちも多いとのこと。そのため健康面での不安を訴える声が上がり、希望者がマンションで健康診断が受けられるようにすることを検討中だそうです。「校医のようなホームドクターがマンションにもほしい」という表現がまさに適切ですね。

僕はまだまだ老人と呼ばれるのには早いですが、小さな娘がいるので、子供を持つ親にとってもこういったサービスは魅力的だなあと思います。また身体の不自由な方など、「校医のような存在」がマンションにいてくれたら便利、と感じる人は多いでしょう。将来は管理人が常駐、ではなく「医師が常駐」というのが良いマンションの1つのステータスになる日も来るかもしれません。

また定期検診だけでなく、海外の事例も検討した上で様々なサービスの導入が模索されていると報じられていますが、こういったソフト面がどこまで充実するかも課題になってくるのでしょうね。「多世代で支え合うような住まい、地域づくり」というものがどこまで実現されるか、福岡市の取り組みは他の地域にとっても模範事例になっていくのではないかと思います。

ハロウィンにお薦めな家具

最近日本でも定着してきたハロウィン。10月31日ということで、街中でも様々なディスプレイを目にしますよね。家でも何かハロウィンにちなんだことをしたい、という方は、こんな家具はいかがでしょうか:

お化けが飛び出すホラーな家具一式 (ギズモード・ジャパン)

ScareFactory という会社が販売している、ホラーな家具たちについて。ハロウィンのオバケといっても、可愛い系からグロ系まで様々なアプローチがあるわけですが、こちらはグロ系の方。同社のホームページからして、かなりスゴイことになってます。ホラー映画のサイトかよ、って感じ。

実際にどんな家具かについては、ギズモードの記事に掲載されている写真か、公式サイトの"Furniture (家具)"というページを見ていただければお分かりになると思いますが……いやぁ、かなりリアルでグロいですね。こんなの仕掛けられた日には、仕掛けた奴との縁を切りたくなること請け合い。もうちょっとデフォルメしてくれよって感じですが……こんな家具を売って商売になるっているのが、一番のホラーかもしれません。

ちなみにギズモードの記事でもトップに掲載されているこちらの家具:


タイトルは"Ring TV (リング・テレビ)"だそうです。そう言われると確かに。けど、こんなに骨や内臓が見えてたっけ?

絵で見て苦情処理

最近うちのマンションの1階に、変な虫が出てきて困ります。黒っぽい毛虫で、なぜか夜間になるウヨウヨ。なので掃除のおじさんも気づかなかったようですが、最近住人から通報があり、明日害虫駆除していただけることに。良かった良かった。

害虫駆除に限らず、住人からの苦情処理というのはマンション管理者にとって重要な仕事ですよね。しかし通常、管理者=住人ではないので、なかなか問題が伝わらないもの……と思ったら、海外ではこんな工夫があるそうです:

Using pictures to help tenants request repairs (Springwise)

僕も海外で暮らしているとき、部屋に備え付けの設備が調子悪かったりすると、電話で「ここがおかしいんです」って伝えるのに苦労しました。そんな問題に対応するのが Housecall のWEBサービス。様々な国々からの住人が住んでいるマンションでもOKなように、絵を使って「ここが問題」を伝えられるように工夫されているとのこと。残念ながらIDを持っていないとサービスを体験できないのですが、記事を読む限りなかなか工夫されているようです。インストラクションも英語だけでなく、フランス語やアラビア語など、合計7ヶ国語が用意されているとのこと。

これは何も海外からの住人が多いマンションだけでなく、普通の集合住宅でも使えますよね。「配管の○○がサビててねー」という風に、いきなり専門用語で修理をお願いできる人も少ないでしょう。素人やお年寄りの住人にも優しいサービスとして、こんな仕組みが普及しても良いと思うのですが。

まぁ「虫が出た」ぐらいなら専門知識も何もいらないんですが。明日の害虫処理、早く終わらないかなー。

マンションのカギも「ピッ!」

10月9日の日経産業新聞によると、東武鉄道が西新井に「Pasmo(パスモ)」でカギを開けることが可能なマンションを開発するそうです:

東武鉄道、「パスモ」が鍵の分譲マンション——都内で採用 (NIKKEI NET)

ほほー、「パスモ対応のマンションとしては首都圏最大級」ですか。それじゃ Suica の方はどうなんだろう?と思って検索してみたところ……

「Suica」対応のセキュリティマンションについて 〜「Suica」がマンションのカギとして利用可能に〜 (HITACHI ニュースリリース)

おお、既に2年前からシステムが完成していたのですね。朝出かける時に限って、持って行かなければならないものが見つからなかったりするので、カギと定期が一体になってくれれば便利に違いありません。

と思っていたのですが……昨日はこんな事件があったんですよね:

首都圏600駅で自動改札トラブル、通信機能に障害か (@IT)

疲れて家に帰ってきたのに、いくら「ピッ!」してもカギが開かない、なんてことになったりして。そんなことは起きないように対策が施されているのでしょうが、ちょっと不安に感じてしまうかもしれませんね。

本の中の家


一見、何の変哲もないように見える本。ところがページを開くと……


何と中には「家」が入っています。ページをくり抜いて、実際の85分の1サイズで家をまるごと再現した本。名付けて"Your House"だそうです:

Your House

残念ながら上記のリンク先はドイツ語のページなのですが、以下のページで英語の解説がされています:

Laser-cut art book by Olafur Eliasson (Origami Tessellations)

これによると、製作者は Olafur Eliasson という方。再現されているのは彼自身の家で、合計908ページ(454枚)の本をレーザーでカットして作ったのだそう。いや、その技術にも驚かされますが、何より美しいですよね。

新築の家が完成した時に、オーナーにこんな本(当然中に入っているのは完成したばかりの家)をプレゼントしたら喜ばれるかもしれませんね。また購入を検討している人に、「カタログとは別に、こんな資料もありますよ」とか言って取り出したり……うーん、現実にあったらいろいろ使い道があるだろうなぁ。

子供の足音=騒音

これは小さい子供の親として、人事ではないニュースなんですよね。「幼児の足音=騒音」であるとして、子供の父親に損害賠償を命じた判決が出たそうです:

マンション上階に住む幼児の足音は騒音、36万支払い命令 (YOMIURI ONLINE)

タイトルでお分かりの通り、マンションの上階に住む子供の足音がうるさかったとして、下に住む住人が子供の父親を訴え、勝訴したというニュース。記事から判断する限りでは、下に住む住人が何度も「やめてくれ」とお願いしたにも関わらず、父親が取り合わなかったようですね。騒音計などで音を測り、ようやく「被害」が認められたとのこと。訴えられた方、お疲れ様でした。

ただ、父親側の肩を持つわけではありませんが、相手の身になってみないと「下に響く足音の酷さ」はなかなか感じられないものだと思います。特に自分の子供だと、「こんなに可愛いのに」「まだ子供なんだから仕方ない」という思いが先に立って、冷静な判断ができなくなるのでしょう。いや、僕自身もどこまで客観的になれているか、怪しいものかもしれません。

新築マンションの場合であれば、例えばモデルルームを2階建てにして、「足音が階下の住人にどれくらい騒音となるか」を把握できるようにならないものでしょうか。で、「このマンションだと足音が響きすぎるから、ウチの子供がトラブルとなってしまうな」とか「上階に常識のない人が越してきたら、ケンカになってしまうな」とか把握すると。もしくは騒音計をあらかじめ仕込んでおいて、自分の部屋の騒音度を適時把握できるようにするとか……これはいくらなんでも、やり過ぎかもしれませんが。

いずれにしても、騒音問題は総合住宅の永遠のテーマですよね。その割に「どのくらい静かに暮らせるか」は、事前に客観的なデータとして見ることができない問題だと思います。「左右静寂度」「上下静寂度」みたいな指標があるといいのですが。

誰かに見られてる……!

ネタです。誰もいないはずなのに、誰かの視線を感じる。ハッと振り返ると、そこにいたのは……!




い、家!?

……な写真を集めた、"Face in Places"だそうです:

Face in Places

家の中や外にある、カオのように見えるモノを集めた写真集。そうそう、確かにこんなカオ、目にしますよね。あっ、他にも視線を感じる……



ふ、風呂!?

これで消し忘れなし!

これは実際にあったら便利かも。「押すだけで家中のすべての電源を切るスイッチ」だそうです:

WHOLE HOUSE OFF SWITCH (inhabitat)


Jack Godfrey Wood というデザイナーの方が考案したもの。外出してから「あー、あの電源落としたっけ?」って不安になることがありますよね。そんな時、玄関にこのスイッチがあれば、「パチッ!」と消すだけで全ての電力を切ることができます。ただしブレーカーと違い、つけておく必要がある電源(冷蔵庫など)は切らないでおくことができるとのこと。

このアイデア、単に「電気消したっけ……」という不安を解決するだけでなく、待機電力の問題にも有効ですよね。ウチもこまめに主電源を消すようにしたら、けっこう電気代が節約されました。エコという側面からも、こんなスイッチが普及してくれるといいなぁ。ただしこのスイッチを消し忘れてしまったら元も子もありませんが……。

あると便利!

キッチンでだんらんを

既にカウンターキッチンなどの形で、「キッチン(料理)とリビング(会話)の機能を融合する」というアイデアは実現されているわけですが、最近はそれを進めて「キッチンをだんらんの場にする」という考え方が一般的になりつつあるそうです。

実は昨日(9月13日)の日経産業新聞で特集されていたのですが、リビングルームの中央に置けるキッチンや、家族が一緒に料理を作れる構成になっているキッチンなどが登場しているのだとか。ウチは残念ながら普通のキッチンで、料理している人(99%は奥さん)は隔離され、夏場は汗だくになりながら孤独に料理する……というような状態になってしまっています。毎日ごめんなさい、と心の中でつぶやいているのですが(本当ですよ)、ひとり入ったらキッチンがいっぱいになってしまうので、泣く泣く(本当ですよ)リビングで子供と遊びながら待つ、という感じです。

一方、新しいオープン型のキッチンでは、家族が集ってコミュニケーションすることが想定されているのだとか。例えばクリナップのシステムキッチン「クリンレディ」では、30代の子持ち夫婦がターゲットとされ、(1)家族一緒に料理することを想定した「わいわいプラン」(2)家族がキッチンの周りに集まって会話することを想定した「くつろぎプラン」の2種類が用意されているそうです。例えば「くつろぎプラン」では長方形のテーブルが備えられていて、子供が勉強できたりするのだとか。キッチンで勉強 — というのはちょっと想像できませんでしたが、確かに核家族(という呼び方も古くなりましたが)なら、お母さんが料理している間に子供が近くで勉強する、なんて光景が生まれるかもしれません。

思い返せば、アメリカで住んでいた部屋のキッチンはカウンター型で、アメリカ人の体形に合わせてゆったり広々でした。二人で動き回っても余裕があり、オーブンの前でパンが焼けるのを待っていたのを思い出します。確かに「だんらんもできるキッチン」っていうコンセプト、簡単に実現できるようになったら楽しいですよね。

子供と建築ワークショップ

突然ですが、美術館などで開催されているワークショップに参加されたことはありますか?そんなの興味ないよ、と言われてしまうかもしれませんが、機会があれば是非一度チェックしてみて下さい。意外に面白そうなワークショップ、開催されているものですよ。

で、本題なのですが、最近著名な建築家や建築関係者が子供向けのワークショップを開催しているそうです:

【情報発信】著名建築家が子ども向けのワークショップを相次ぎ開催(ケンプラッツ)

記事で取り上げられているのは、7月29日に開催された山本理顕(やまもとりけん)氏のワークショップ「街のスキマ調査」。代々木の街を歩いて観察し、会場に戻って「理想の街」をつくるというもの。会場には歩いたコースが20分の1の段ボール模型で再現されており、そこに「フィールドワーク中に『こうなったらいいな』と思ったこと」を絵や模型で表現していったそうで、皆さん楽しそうです。

普段じっくりと街を観察する、しかも専門家の方々と一緒にという機会、大人だってほとんどないですよね。さらに学んだことをすぐに形として表現できるのですから、参加されたお子さんたちは多くのことを学べたのではないでしょうか。この経験から、将来建築関係の仕事を目指す子供も出てくるかもしれません。

と、こんな楽しそうなワークショップ、どんどん開催して欲しいですね。私たちも情報を聞き逃さないように、注意していないと。

世界に一つだけの……ドアノブ

ナンバーワンよりオンリーワン、ということで、歌の歌詞ではありませんが、こんなモノを作ってくれるサービスがあるそうです:

世界で一つのドアノブ (ケンプラッツ)
木材のドアノブ・グラス サーガ (asahi.com)

岩手県盛岡市に昨年誕生したばかりのベンチャー企業「サーガ」が手がける「カタノブ」という商品について。「世界にたった一つだけのドアノブ」という説明の通り、顧客一人ひとりから手の握り跡を型取りして、ぴったりのドアノブを岩手産木材から製造してくれるとのこと。製造に必要な期間は約1ヶ月で、価格は1個当たり1万7000円前後から。

うーん、これって大家族の住宅の場合はどうなるんだろう?「なんでお父さんにピッタリのドアノブなのよ!」なんて争いが起きないのでしょうか。あ、書斎や子供部屋とか、個人用の部屋に取り付ければいいのか。また知人へのプレゼントとして注文する人もいるそうですが、こんなプレゼントをもらったらビックリでしょうね。

いずれにしても、「世界にたった一つ」という貴重な存在であることは間違いありません。興味のある方、自室用に1ついかがですか?

時代は「妻の実家の近くに住む」?

これはちょっと、面白いアンケート結果かも。若年層夫婦に対して行われたアンケートで、「夫よりも妻の実家に近い家を選ぶ」という傾向が出たそうです:

若年層のマンション選びの傾向は「妻の親世帯との近居」に 長谷工アーベスト(asahi.com)

長谷工アーベストが行った、「住まい選び・購入実態に関する親世帯との関わり」についてのアンケートについて。それによると、既に購入した住まいの所在地を選択した理由については、「夫の親世帯に近い」が33.5%に対し、「妻の親世帯に近い」が37.6%だったとのこと。また「親世帯の近くに住むこと」については、「夫の親世帯と近くに住みたい」が44.9%に対し、「妻の親世帯の近くに住みたい」が67.1%だったそうです。

なぜ妻の親の近くに住みたいのか?という理由ですが、「子育てや生活面の援助が気軽に頼めるから」などの意見が挙がったとのこと。なるほど、援助を期待しての選択だったのですね(逆に両親の身を案じて、という理由も当然あるのでしょうが)。僕も自分・奥さん両方の実家から(たびたび)援助を受けている身ですが、「奥さんの実家に近いほうがいい(=奥さんの実家の方が頼みやすい?)」という発想はありませんでした。むしろ自分の親の方がいろいろ頼みやすかったりするのですが、僕は少数派なのですね。

そのうち夫・妻両方の実家の所在地を入力すると、どちらの実家にも行きやすい場所を提案してくれる検索サイトが登場したりして。さらに両家の「世話焼き度」や「孫可愛がり度」から最適な中間地点を算出するサービス、なんてのも需要があるかも!?

新しい家が建たない町

なんだか物悲しいタイトルになってしまいましたが、家というものは、その町の活力を示すバロメーターであるとも考えられるのかもしれません。そんなことを、このニュースを読んで感じました:

夕張、住宅の新築増築 今年度まだゼロ (asahi.com)

財政が破綻した北海道夕張市で、今年度に入ってから住宅建築の届出がない状態が続いているそうです。2006年度は増築を含め4件、2005年度は14件あったそうですから、明らかに住宅建築が減ってきているわけですね。ただ転入者が必ず家を建てるわけではなく、実際に市営住宅の空き室に入居するケースが多いようですから、夕張市にやってくる人がいないというわけではありません。しかし新しい住宅が建てられなければ街は広がっていきませんから、将来に不安を感じさせる結果であることは事実でしょう。

僕が住んでいる地域では、以前からマンション建設が盛んになっています。新しい人々がやってくることで、様々な施設が混んだり、犯罪が増えるのではないかといった心配ではあるのですが、それだけ魅力や将来性があるということの裏返しなのかもしれませんね。ある地域の住宅建築がどのような傾向にあるか、一目で見えるような比較サイトがあれば、どの地域に活力があるか把握する一助になるかもしれません。

いずれにせよ、夕張市が再び魅力ある街として再生されることを祈ります。

空室率より怖いものとは?

僕はもちろんマンション/アパート経営などはしていないのですが、経営者の最大の悩みは「どのように入居者を集めるか」だとばかり思っていました。しかし実際は……

「空室率ではない」大家さんの悩みとは? (Business Media 誠)

住宅・不動産ポータル事業を行っているネクストが、宣報社と共同で実施したアンケート調査「賃貸物件オーナーの経営実態」の結果について。それによると、賃貸物件オーナー最大の悩みは「入居者による家賃の滞納」(49.0%)だったとのこと。第2位も「入居者による室内の汚損」(42.5%)と入居者に対する悩みが続き、「空室率が高い」は29.4%で第5位でした。

その他にも「入居者のごみ出しマナーのトラブル」(第4位、35.9%)、「入居者の騒音や悪臭などから来る近所からの苦情」(第7位、22.9%)など、入居者関連の悩みが目立ちます。結局は「単に空室率を下げるだけでなく、質の高い入居者を集めなければダメ」ということなのですね。

しかも調査によれば、「不動産経営・不動産投資に興味を持ったきっかけは、『老後の安定収入を得たかったため』『給与所得以外の副収入を得たかったため』が上位を占めた」そうです。老後に安定した生活を、と思ったら、入居者トラブルで神経をすり減らす……などということも起きるということでしょう。いや、入居する側は勝手なことを言えますが、それ以上に大変なのはオーナーの方、ということですね。

オマケ付きマンション・その2

以前「電車代が1年間無料になるオマケが付いたマンションが登場した」というエントリを書きましたが、今日はその続きで。今回は「アウトドアグッズなどのレンタルシステムが付いたマンション」だそうです:

総合地所、アウトドアグッズなどのレンタルシステム付マンション「ルネファンタグラーレ」を販売(日経プレスリリース)

総合地所(株)のプレスリリース。来年3月に完成予定のマンション「ルネファンタグラーレ」内に、住人のためのスポーツ&カルチャーグッズレンタルシステム「ファンタ倶楽部」を設けるとのこと。この「ファンタ倶楽部」(飲み物みたいな名前ですが)では、キャンピンググッズ、バーベキューセットなどのアウトドアグッズをはじめ、スポーツグッズ、カルチャーグッズ(DVDカメラ、電子ピアノ、外国語レッスン機など)をレンタルできるそうです。また各種の趣味の講座も開かれるのだとか。さらにはブックギャラリー(図鑑や百科事典、趣味の本 etc.)まで!まさしく楽しいオマケ付き、といったところですね。

いや、こういったレンタルシステムは、オマケ以上の存在になるかもしれません。確かにバーベキューセットなどのように、「めったに使わないけれど、いざ使うとなると入手/片付けがかったるいもの」ってありますよね。そんな機材が自分の住むマンションでレンタルできれば、こんなに便利なことはないでしょう。またこのシステムを通じて、住民同士の会話や交流を促すといった「コミュニティ創造効果」を期待できるかもしれません。

今後はルネファンタグラーレのような「アウトドア派の人々をサポートするマンション」だけでなく、「ミュージシャンをサポートするマンション」(広い防音室が共用になっている etc.)や「SOHOの人々をサポートするマンション」(仕事関連機材がレンタルできる etc.)なんて物件が登場するかもしれません(もうしてそうですが)。マンションもオマケで勝負する時代!?

ロボットが掃除します。

うちのマンションには管理人さんは常駐していないのですが、掃除のおじさんは定期的に来てくれています。現在はそれがごく普通のことだと思いますが、将来はこんなロボットが掃除するようになるのかもしれません:

マンションお掃除ロボ、始動 エレベーターだってOK(asahi.com)

富士重工業と住友商事が開発した「マンション掃除ロボ」について。なんとエレベーターを自分で操作して移動し、マンション各階の共用部分を掃除してくれるのだそうです。帰ってきた時、エレベーターの中にこんなロボットがいたらビックリするかも(表面の模様?もなんかちょっとヘンですし)。

ちょっと検索してみたのですが、このロボットは「RFS1」というそうです。清掃時間や場所を指定すると、ロボットが格納場所から自動発進!!エレベータは光電送装置で通信し、掃除が終わると自動的に格納庫まで戻るとのこと。しかも「光ファイバージャイロ」とかいうカッコイイ(しかし何をするためのものか不明)装置までついてるし……うーん、これは何気にスゴイ!?


(上記の画像はRFS1解説ページから転載しました)


考えてみれば、もうかなり前から「個人宅用お掃除ロボ」というものが存在していますし、マンションの掃除をロボットが行うというのも普通になるのでしょうね。「ウチはロボットつき物件です!」なんてキャッチコピーが、そろそろ新築物件に登場してくるかも……。

条件:保育所付き

僕も小さな娘を育てているので分かるのですが、子育て中の生活では保育施設の存在というのが本当に大きいですよね。ウチは幸い、近所(と言ってもクルマで送り迎えしていますが)にある保育園に入ることができたのですが、三鷹市は常に保育施設が不足している状態。希望通りにいかない人も数多く存在しています。

そんなわけで、こういった傾向は歓迎すべきかもしれません:

今どきマンション、保育所付き 子育て世代に照準(Sankei WEB)

文字通り、敷地内に保育所を併設するマンションが増えているという記事。しかも認可保育所とすることで、入居者に安心して子供を預けてもらえるように努力しているのだとか。また「保育所側から教えられた暗証番号を押してロックを解除しなければ、園内に入れないようにする」などハイテク・セキュリティーも充実しているようです。

数年前までは「保育施設が敷地内にあるマンションがいい!」なんて条件で探したら、本当にごくわずかな物件しかヒットしなかったでしょう。しかし数年後には、いくつかの選択肢の中から選べるという状況が普通になっているのかもしれませんね。本当はマンション・デベロッパーに頼らずとも、普通に周囲にある保育施設が利用できるという状況になっていることが理想なわけですが……。

ところが現実は、

自治体も認可保育所併設マンションの建設を支援する動きが出てきた。若いファミリー層が増えれば、自治体は保育所の整備を迫られる。だが、マンションに併設されれば「用地取得や内装整備はデベロッパー側が行うため、コストは基本的に自治体が負担しなくて済む」(川崎市こども計画課)からだ。

という状況。うーん、なんだか本末転倒なような気もしますが、とにかく「認可保育所付きマンション」が増える傾向は今後も続いて欲しいですね。

クリエイティブになれる部屋

今回は個人の家を離れて、オフィスの話。個人宅では「頭の良い子供が育つ家」なんて企画がありましたが、会社では「いるだけでクリエイティブになってしまうオフィス」なんてものが考えられているのだそうです:

オフィスを“クリエイティブなワークプレイス”に (ケンプラッツ)

ニューオフィス推進協議会(NOPA)という組織が発行した「クリエイティブ・オフィス・レポート」という冊子に基づく記事。「社員一人ひとりが持っている知識やノウハウをどうやって共有して、活用するか」を考える学問(?)を「ナレッジマネジメント」と呼ぶのですが、このナレッジマネジメントの有名な理論に「SECIモデル(せきもでる)」というものがあります。これはある人が持つ知識が他人に共有され、知識として定着するまでの流れを分析したもので、今回「クリエイティブ・オフィス・レポート」はこのSECIモデルをオフィス作りに活用しよう、と提案しています。

例えば。「職人技」のように言葉や数字で表すことができず、「親方の技を見て盗め!」などといった伝えられ方をする知識を「暗黙知」といいます。この「見て盗め!」型の伝承方法を、SECIモデルでは「共同化」と呼んでいるのですが、共同化を誘発する空間として

 (1) ふらふら歩く。<ジグザグの通路>
 (2) 接する。<雑談スペース>
 (3) 見る、見られる、感じあう。<ガラス張りの執務空間>

などの構造が提案されています。確かに他人に接する機会が多ければ、知らず知らずのうちに「見て盗む」が促進されるというわけですね。その他にも、「頭の中のアイデアを見える形にする」ための<ホワイトボードを囲める空間>や<開放的なソファのある空間>などのアイデアがあるようです。

いうなれば「頭の良い子が育つ家」ならぬ「頭の良い社員が育つオフィス」。こんな工夫を施すことが、今後ますます求められていくのかもしれませんね。

トイレのデザイン

週末で実家に来てます。イヤ、娘が実家大好き!なので、僕自身の息抜きも兼ねて来ているのですが・・・。

実家のトイレは、いま流行り(?)の「タンクレストイレ」というやつです。洗浄用の水を貯めておくタンクがなくて、便器だけが置いてあるタイプですね。最初入ったときは「別にタンクが無くなるぐらいで……」と思っていたのですが、入っているうちに「タンクが無くなるだけで結構違うな」と感じるから面白いものです。いまでは自宅のトイレもタンクレスだったらいいな、とか思ったりして。

そんなタンクレストイレが、高層マンションでも導入できるようになったそうです:

TOTO、高層マンションでも導入できるタンクレストイレ(ITmedia)

なぜかIT系のニュースサイト・ITmedia で紹介されていたので「おやっ?」と思った記事だったのですが、タンクレストイレって高層マンションが苦手だったんですね。どうも水圧の関係らしいのですが(素人でスミマセン)、今回の新製品では加圧ポンプの内臓+少ない水量で洗浄できる水洗方式の採用で設置可能になったとのこと。トイレなのに、と言っては失礼ですが、日々進化を続けているのですね。

記事には設置イメージ画像が掲載されているのですが、意味なく(?)植木とかあったりして非常にオシャレ。普段あって当然のものが無くなるだけで、こんなにデザインの自由度が上がるというのは驚きです。これなら生まれたスペースを削減してしまうより、残しておいて別の機能を導入したいですね。薄型テレビを置いてトイレ使用中に鑑賞できるとか?うーん、ちょっと違うか・・・。

いずれにしても、見慣れたモノを取り払ってみるという発想、すごく重要なのかもしれません。家のデザインというのは、まさに日々進化していくものなのですね。

コミュニケーションする壁

ちょっとズレた話題ですが、「建築(建設?)」つながりということで。

いま東京大学で改築工事が行われているそうですが、その仮囲いに面白い工夫がなされているそうです:

【イベント】東大の仮囲いに、研究キーワードをちりばめた「かんがえる森」出現 (ケンプラッツ)

「かんがえる森/Thinking Forest supported by TOPPAN」というイベントで、現在は「k-forest」という仮囲いが展示(?)されています。この囲いには森が描かれているのですが、そこには無数の単語がちりばめられています。この単語1つ1つは東大の大学院情報学環・学際情報学府に所属する全員から寄せられたもので、それぞれが研究キーワードを示しているのだとか。

この囲い、単に研究テーマをアピールするだけではなく、もう1つ面白い仕掛けが用意されています。学生や来校者に動物や花をかたどったシールを渡し、関心のあるキーワードの近くに自由に張っていってもらうというもの。関心の高いキーワードのまわりには、シールが溢れてにぎわいが増していく・・・というわけですね。言うなれば「情報発信するだけでなく、通行人とコミュニケーションする壁」と言えるでしょうか。

この仕掛け、工事という景観を楽しみに変えるだけでなく、これから完成する建築物と人々をつなぐ効果も期待できますよね。工事現場だけでなく、学校や会社などでも、応用可能なアイデアではないかと思います。

売り込みが怖い。

いまは全然そんなこと考えてませんが(と書くとウチの奥さんに叱られますが)、以前マンションを購入しようと計画したことがありました。しかしモデルルーム訪問はおろか、資料請求しただけで、その後怖いくらい営業さんに付きまとわれるわけですね。それってどうなんだろう?と思っていたところ、こんなサービスが登場したそうです:

匿名で希望マンションを探せるサイトを開設・・・スマートセレクション(週刊全国賃貸住宅新聞)

関連プレスリリースはこちら:

〜匿名でお買い得な住まい情報を集められる!〜 業界初、新築マンションのお買い得物件情報だけをメールで受け取れる新サービス『匿名住まいサーチ』を6/5(火)より開始

株式会社スマートセレクションが6月5日にオープンしたサービス「匿名住まいサーチ」について。その名の通り、匿名で物件情報が入手できるサイトとのこと。名前や住所はおろか、メールアドレスも伝える必要がない(登録したアドレスは業者には伝わらない)ので、「スパムのようにメールがきて……」ということも防げるわけですね。もちろん物件検索なので、探せる物件の数が重要であることは言うまでもありませんが、しつこい勧誘に悩まされる恐れがないというのは魅力的です。

しかし家を買うのって、なんでこんなに精神を使う作業になってしまったのでしょうか?そりゃ大きな買い物だけに、売り手が必死になるのも分かりますが、売り込むだけでは買い手のストレスを高めるだけでしょう。もっと買い手の立場に立つようにしなければ、けっきょく潜在的な買い手を遠ざける結果になってしまうと思うのですが。

そんなこともあって、今後は物件探しから詳細な情報の収集まで、すべてネット上で行いたいという人々が増えるかもしれませんね。現地見学もウルサイ営業トークに悩まされるぐらいなら、プロの人に代行視察してもらって、専門家の目で見た意見を聞くというのが一般的になるかもしれません。いずれにしても、「匿名住まいサーチ」のように「うるさい営業を遠ざける仕組み」は増えていくのではないかと思います。

100平方フィート、100の生活

香港に"Shek Kip Mei Estate"という名の集合住宅があるそうです(参考記事:「香港庶民の生活をちょっとのぞいてみましょう! 期間限定の「石[石夾]尾人文館」)。1部屋およそ100平方フィート(100フィートは約30メートル)という狭さなのですが、そこで暮らす人々を100枚の写真に収めたサイトがありました:

100 x 100 by Michael Wolf

写真家の Michael Wolf さんによる写真集。Shek Kip Mei Estate にある100の生活が、生々しく迫ってきます。たとえ狭い空間であっても(狭い空間だからこそ?)人々は様々な工夫を行って、個性を主張していますね。部屋をゴテゴテに飾ろうとする人もいれば、できるだけシンプルにしておこうという人もいて、本当に多種多様。

しかし共通しているのは、住んでいる人々が満足そうな顔をしていること。写真を向けられたから笑っているのかもしれませんが、なんとなく自分の部屋が撮られることを喜んでいるかのようです。「住めば都」と簡単には言えませんが、これを見ていると、広さや場所だけで住宅の価値は語れないのかなぁと思います。いま集合住宅に住まれている方、ご自分の物件で同じ写真集を作ったとしたら、どんな作品が出来上がると思いますか?

「果物園付きマンション」が登場する?

エレベーターホールに実るパイナップルやマンゴスチン。住民は自由に採集して、南国の味覚を味わうことが可能……そんな素敵なマンションが現実のものとなるかもしれない、という夢のような(?)話:

「農園マンション」を提案 共同建築研究所 (asahi.com)

共同建築研究所が提案するアイデアで、南国果樹をマンションのエレベータホールなどで栽培してはどうか、というもの。その名も「農園マンション」と銘打っているそうです。なんでも南国果樹は育てやすく、成長も早いうえに、屋外・屋内を問わず栽培が可能なのだとか。しかも収穫された果物は食べることができる -- といったら、もう言うことなしですね。

また同研究所では、共用フロアで栽培を行うことで、住民同士が楽しみながら参加できるのではとしています。また収穫した果実を味わうパーティーなどを開いて、コミュニティづくりに役立ててはとのことですが、確かにそんなパーティーがあったら面白そう。僕がボストンで暮らしていたマンションでは、たまに住民を対象にしたフリーフードサービス(マフィンやアイスクリーム)なんかが開催されて盛り上がってました。共同スペースにこんな仕掛けがあれば、食べることを通じて住民間の交流が進むかもしれませんね。

住民たちが楽しめて、コミュニティ作りに役立って、しかも食べておいしいという「農園マンション」。見た目は奇抜ですが、意外に実用性の高いアイデアではないでしょうか。

「ペット不可」の方が珍しくなる?

「最近多いな」という感じはしていたのですが、やはり増えているようです「ペット可マンション」。昨年度の首都圏の新築物件のうち、実に7割がペット可だったとのこと:

ペットOKマンション 新築の7割…昨年首都圏 (YOMIURI ONLINE)

不動産経済研究所の調査によると、2006年に首都圏で発売されたマンションで、ペットが飼える戸数は約5.6万。比率で見ると全体の74.5%で、これは前年調査の10.1ポイント増なのだそうです。ちなみにおよそ10年前・1998年の調査では、全体に占める比率は1%程度だったとのことですから、急速に「ペット可」物件が増えていることが分かりますね。

単にペットが飼えるというだけでなく、「足洗い場」や「グルーミング室」、ひもなしで犬を自由に遊ばせられる「ドッグラン」など、専用施設が付いているマンションも増えているのだとか。これから物件検索のチェック項目にも、「ペット可」だけでなく「ドッグラン」などが登場してくるのでしょうね。

しかし、そうなると今後は「ペット不可」の物件を探す方が難しくなってしまうのではないでしょうか?僕は動物大好き!なので問題ありませんが、他人のペットは苦手・好きでもアレルギーが、という方も多いはずです。そういった方々が、逆にマンションを探し辛くなるということが起きなければ良いのですが。

動物が好きな人も、苦手な人も、ストレスを感じずにペットと付き合えるのが最良の社会でしょう。ペット可住宅が増えるだけでなく、社会全体が「ペットと人に優しい」環境になってくれることを願います。

迷惑チラシを防ぐには

集合住宅に住んでいると、いらないチラシって大量にポスティングされてきますよね。近所の個人商店・新聞の勧誘ならまだしも、アダルト系のは捨てるにも困るし……ということで、ある都営住宅で試されたアイデアが波紋を呼んでいるようです:

都営住宅の自治会「チラシは有料」 住民の反発受け撤去 (asahi.com)

東京都北区の都営住宅で、迷惑チラシに困った自治会長が「チラシの配布は有料」という張り紙を出したそうです。実際に料金を取る計画はなく、脅しのつもりだったそうなのですが(駐車場の「契約車以外の駐車は金1万円を……」というやつですね)、一部の住民が反発。「必要なものまで配られないと困る」ということで、撤去を求めたそうです。

そもそも都営住宅の場合、「ポストの管理主は各家庭」という定めになっているそうで、自治会長といえども勝手にこの種の張り紙をしてはいけないとのこと。しかし自治会長さんの気持ちも分かりますよね。ポスティングで配られてくるチラシは本当にゴミばかりで、無くなっても一向に困りません。なので脅しでも何でもしてくれてOKなのですが、「必要なものだってある」と言われてしまうと……やはり一律NGというのは難しいのかな、と思います。

以前ボストンに住んでいたとき、ポスティングのチラシは個々の郵便受けではなく、カウンターに並べられていました。そこから必要なものだけを、住人が勝手に選んで取っていくという仕組みだったんですね。これなら欲しくない人は素通りできるし、欲しい人はもらい損ねなくて便利だと思うのですが、同じような仕組みの集合住宅って少ないのでしょうか?(実際ウチも違うし。)

ネットの世界では「スパム」という存在があり、撃退するための仕組みがかなり発達しているのですが、それを現実世界に応用できないものかと妄想してしまいます。差し込まれる時に内容を自動的に読み取って、不適切なキーワードが含まれていたら自動的にシュレッダーする郵便受け……なんてものが登場するには、もう数十年待たないといけないかもしれません。

「アパートに住んでます。家賃260万円の」

そう、何事にも高級品というものはあるのです。たとえ「アパート」と名がついていても、家賃が100万円前後もする超高級物件に、最近日本人の姿が増えているとのこと。

昨日の日経流通新聞、第1面に「家賃72万円でも都心へ」という記事が載っています。家具や清掃、特殊施設など各種特典付きの「サービスアパート」という物件が最近都心部で増えていて、かつ日本人が入居する例が増えているのだとか。もともとこういった物件には、海外から日本に来ているビジネスマン・専門職の人々が8〜9割近く入居していたそうですが、最近は4割近くが日本人になるケースもあるそうです。

日本人が入居する例は様々。定年退職した夫婦が都内でのんびりするために1ヶ月間利用・受験シーズンに受験生の親子が利用・起業家が自宅兼オフィスとして利用、などなど・・・。単に「設備が豪華」というのではなく、「都心」というロケーションで快適な空間が得られることに価値が見出されているようです。

ちなみにタイトルにある「家賃260万円」というのは、最近話題の「東京ミッドタウン」にあるサービスアパートメント「オークウッドプレミア東京ミッドタウン」の3BR物件の1ヵ月分。これは極端な例としても、20万〜30万円台から利用できる物件も結構あるようです。お金に余裕のある方、都心部での豪華な暮しを堪能してみては?

「半完成」の良さ

ネットの世界では、「半分完成した状態」でサービスやアプリケーションを公開することが普通になっています。それを「50%ルール」(50%程度の完成で公開してしまうこと)と名付けた人もいるのですが、要は未完成の状態からユーザーに使ってもらって、彼らの意見を反映したうえで100%を目指す(もしくはいつまでも完成させない=常に改良を続ける)という発想。それに慣れているので、次の記事を読んだ時も「なるほど」と思いました:

【インタビュー】「学校はみんなでつくる“半完成”建築がベスト」、藤原和博氏 (ケンプラッツ)

杉並区立和田中学校校長の藤原和博さんが語る、学校建築における「50%ルール」の発想について。学校という大勢の「ユーザー」が存在する建築においては、“完成に向けて生徒と教師が一緒になってつくり上げることができる建築が「みんなを楽しませる」”と述べられています。

もちろん建造物ですから、半分鉄筋がむき出しのママというわけではありません。そうではなく、内部・外部を問わず「空き」の空間を残しておいて、その時々のニーズに合わせて使えることができるようにするというのが「半完成」の意味。そうすることによって、先生と生徒、さらに地域住民が主体的に考えて学校という建造物を使うようになり、「物語」が生まれる -- とのこと。

建築物はコンピューターシステムのように簡単に(システム改修もそれほど簡単なわけではありませんよ)作り変えるというわけにはいきませんが、確かに毎日数多くの人々が行き交う学校においては、必要なものも日々変化しますよね。僕も子供の頃、図書室の一部や空き教室がまったく別の目的のために使われていたことを思い出します。もちろん「教室」や「職員室」など、絶対に必要な空間は用意しなければいけませんが、自由に作り変えて使うことが可能な空間がもっとあって良いのではないでしょうか。

学校だけでなく、マンションや公民館など、数多くのユーザーが存在する建築では「半完成」の思想を取り入れて良いかもしれません。ネットの世界と同様に、「ユーザーと一緒に完成を目指す」ということが普通になると良いですね。

オマケ付きマンション登場!

最近は「食玩」なんて言葉が登場して、お菓子に精巧なオモチャが付くことが当たり前になりました。しかし200〜300円ぐらいのお菓子に、500円ぐらいしそうなオモチャが付いているのってやっぱり驚きですよね。そんな驚きのオマケが付くことが、マンションの世界にも登場したというニュース:

マンション買えば電車代1年間無料 阪神と阪急 (asahi.com)

なんと「マンション購入者は1年間、阪急と阪神の電車が無料」という特典付きの物件が兵庫県宝塚市に登場したとのこと。「ジオタワー宝塚」という32階建てのマンション(ただいま建設中)がそれで、1戸当たり1人、阪急・阪神の路線が1年間無料になるそうです(ただし年間の合計料金が100万円以下という制限あり)。

うーん、これは「オマケ付きマンション」時代を拓くものとなるのでしょうか?けどマンションの広告をよく見ていると、「いま入居すると○○プレゼント!」「見学者にも○○進呈!」みたいなものって目にしますよね。そう考えれば、1戸当たり100万円という経費は特殊としても、「オマケ付き」は既に当たり前のことなのかもしれません。

仮にそうだとしたら、住宅情報サイトでも「オマケ」で検索できるようになって欲しいですよね。付いてると嬉しいオマケを入力すると、それに合致する物件が表示されるとか、「総額○○円相当」みたいな条件を設定できるとか。逆にユーザーの方から「こんなオマケがあれば契約するんだけど……」みたいな「おねだり」ができるようになったり。そんなオマケ付き時代がやってくると嬉しいのですが。

ネットに家を建てよう

最近、ネットに敏感な企業の流行りは「セカンドライフに支店を出すこと」だったりするようですが、個人でも(頑張れば)同じことするのは可能です。しかしそんな労力を費やす時間も気力もない、という方は、こんなサービスはいかがでしょうか?

Webページに貼れるミニ仮想空間「MyMiniLife」アップデートへ (ITmedia News)

まさしく「セカンドライフのミニバージョン」といった感じの空間を作れるサービス「MyMiniLife」について。簡単な操作で、自分自身のアバターだけでなく、「家」を作ることができます。しかも作った「家」は、ブログなどに貼り付けが可能!・・・ということで、本来ならばこのエントリにサンプルを貼れれば良かったのですが、残念ながらスマッチ!ブログはHTML編集との相性が悪いんですよね。ということで、TechCrunch 日本版の記事をリンクしておきます。こちらでサンプルが見れますので、ご興味のある方はぜひどうぞ:

MyMiniLife—貼り付け可能なバーチャルワールド (TechCrunch Japanese)

簡単なサービスなので当然「本物の家そっくり!」というわけにはいきませんが、結構キレイな部屋が作れてますよね。これで自分の理想の部屋作りにチャレンジ、なんていかがでしょうか。

こういったサービス、単に遊びで楽しむだけじゃなくて、本当に家を建てる時のためのトレーニングとして使えるかもしれませんね。建設会社と協力して、バーチャル空間に「建てた」家を現実に再現するとしたら、どれくらいの価格になるか表示されるとか……そこまでは無理でも、例えば建てた家に近い(現実の)物件を探してくれるサービスとか、いろいろ新しい機能が考えられそうです。

もしかしたら、将来は「バーチャル世界専門の建築家」なんてのが登場したりして。彼らと協力して家を建ててみて、自信が付いたら現実世界での家造りにチャレンジ、なんてパターンも生まれるかもしれません。

ユニットバスが値上げ、らしい。

最近、オレンジジュースが値上げされたというニュースを聞きましたか?お子さんがいらっしゃる方は、ニュースを聞かなくても「最近ジュースが高くなったな」と気付かれているかもしれませんね。その理由は、というと、実は意外なところにあったりします:

オレンジジュース値上げの背後にバイオエタノールあり (日経ビジネス オンライン)

化石燃料の代替として期待されている「バイオエタノール」。このバイオエタノールの原料となるサトウキビなどの作物の価格が高騰し、それを狙ってオレンジ畑をサトウキビ畑に転換する農家が増えているのだとか。その結果、オレンジが減る->オレンジジュースの値段が上がる、という「風が吹けば桶屋が儲かる」的な状況が起きているそうです。

この「原料不足によって製品の価格が上がる」という現象、実は住宅の分野でも起きているのだそうです:

ブリヂストン、ユニットバスを値上げ (Response.)

一人暮らし用の物件でおなじみ「ユニットバス」。原料となるベンゼン等の樹脂原材料価格、そして水洗金具等の主原料となる銅やアルミニウムなど金属類の原材料価格が高等しているため、ブリヂストンがユニットバスの一部値上げを発表したというニュース。いや、ユニットバスの価格というのも上下するもんなんですね。まさか「明日ユニットバスを買うか」なんて人はいないでしょうが、住宅市場にどんな影響を与えるか、ちょっと気になります。

家というと地価の上下が気になるものですが、こんな「家の部品」の値段に注目してみても面白いのかもしれませんね。

いよいよこんな布団が必要に?

5月も後半に入り、蒸し暑く感じる日も出てきましたね。今朝も東京では朝から本降り。ウチではすでに、除湿機がフル稼動していたりします。

そして6月に入れば、待っているのは梅雨……確か去年「スマッチ!」では湿気でトラックバック特集をやったように記憶しているのですが、そろそろこんな布団が必要かもしれません:

ふとん干し不要の敷布団「HOTAIR(ホッター)」(FujiSankei Business i.)

丸八真綿
が開発した「空調布団」ホッターについて。記事の写真で一目瞭然のように、布団の傍らに温風・送風ユニットが付いていて、これで湿気が取り除かれるという仕組み。布団の表面にではなく、布団の中に風を送るのが特徴なのだとか。言うなれば、布団乾燥機付き布団といったところでしょうか?(「空調布団」というネーミングの方がぴったりですね。)

確かにこんな仕組みの布団なら、梅雨時でも湿気知らずで快適に眠れるかも。しかし価格は21万円から、ですか!ウチはしばらく除湿機+布団乾燥機でしのぐ毎日が続きそうかなぁ。ただもっと安価な除湿グッズも登場するでしょうから、今年はどんなものが現れるか、注目していても面白いかもしれませんね。

文化遺産としての集合住宅

昨夜のテレビ朝日『タモリ倶楽部』では、八王子にある「都市住宅技術研究所」が取り上げられていました。僕は東京都の青梅市出身で、八王子にも何度も行ったことがあるのですが、恥ずかしながらこんな研究所があることを初めて知りました。で、番組で焦点が当てられていたのがこちら:

集合住宅歴史館

文字通り歴史的な集合住宅が残されている施設。戦前と昭和30年代の集合住宅の一室が当時のままに移築されており、資料などと合わせて、集合住宅の変遷が理解できるようになっています。番組を観て驚いたのですが、古い住宅であっても、現代にも通用するようなデザイン・工夫がいっぱい。寝台部分に付けられた小窓(寝たときに顔の横にくる場所で、暑い夜に開けて涼む)などは、いますぐにでも自分の部屋に付けてほしいと感じました。

その他、ドアから外を覗くための窓が妙に大きかったり、ドアの下に牛乳瓶を入れるための小さなドアが付いていたり。歴史的な状況というものが、住宅の構造からうかがい知ることができます。こうして見ると、どんな集合住宅でも重要な「文化遺産」たり得るのですね。

そう考えると、いま僕たちが使っている住宅検索サイトやその掲載情報も、重要な「文化遺産」として残しておいた方が良いのかも。どなたか「昭和30年代の物件が検索できるサイト」なんて作ってみませんか?

「開けゴマ」が可能に

先日始めて知ったのですが、集合住宅のエントランス部分の鍵を「声で開錠する」という仕組みが実現されているそうです:

「開けドア!」 声でロック解除するマンション (ITmedia News)

音声認識ソリューションを提供している、アドバンスト・メディアが開発したシステム。住人の声紋で開鍵するオートロックシステムということで、その名も「開けドアシステム」というそうです。確かにエントランスがオートロックになっている集合住宅に住んでいると、いちいちその鍵を開けるための鍵やカードを取り出して操作するのって面倒ですよね。買物帰りなどの場合は最悪。それが声ならば、両手がふさがっていても全然関係ないというわけです。

しかも複数のキーワードが登録できて、キーワードで対応を変えることができるので「ただいま」と言った場合は鍵を開けると同時に警備会社に通報する、といったこともできるとのこと。おお、これは防犯面にも効果ありそう。

しかしどこまで「本人」だと認識してくれるのでしょうか?「他人を本人と誤認識する率は0.05%以下、本人を他人と誤認識する率は0.5%以下に抑えた。」とのことですが、カゼをひいた時はどうなるのか……実はいまひどいカゼをひいていて、ノドがガラガラで声が出ません。その場合は入るのに何度も「開けゴマ!」と言わなくちゃいけなくなったりして。(※ちなみに通常の鍵でも開錠できるとのこと。)

建物は「作品」なのか

システムエンジニアとして働いていた頃、僕が働いた結果は全て「プロジェクト」として評価されました。どんなに芸術的なソースコードを書いても、どんなに優れた設計書を書いても、それは「作品」ではありません。なので、建築設計者の多くが自らが手がけた建築物を「作品」と呼ぶ風潮があると聞いて驚きました:

【戦略】「私たちは建築物を“作品”とは呼ばない」、プランテックが宣言 (ケンプラッツ)

建築事務所の「プランテック総合計画事務所」が、建築物は「作品」ではなく「プロジェクト」だと宣言するあいさつ状を顧客に送付したとのこと。僕らからすれば当然だと思うのですが、これがニュースとなるということは逆に、それだけ「作品」と呼ぶ設計士・設計事務所が多いということですね。

作品という言葉を使うかどうかは些細な問題かもしれませんが、この言葉には自己満足が含まれてはいないでしょうか。「芸術作品」という言葉のように、「作品」には「優れたもの」というニュアンスがあると思います。設計した建物を作品と呼んでいるうちに、無意識的にそれを肯定してしまう -- そんな危険があるように思えてなりません。

SE時代、僕は自分の作ったソースコードや設計と恋に落ちるなと言われました。恋に落ちてしまうと、それを変更したり、一から作り直すのが極端にイヤになります。しかし個々の成果物の評価を下したり、何が欲しいか・何が必要かを決めるのはお客様たち。「自分ではこうしたい・こうあるべきだ」と思っても、それがお客様に受け入れられなくては意味がありません。従ってお客様に提供するものには、自己満足してしまわないことが重要なわけです。

その意味で、今回の「作品」と呼ばないという行為は、小さく見えて大きな一歩ではないでしょうか。政治家を「先生」と呼ぶと偉そうに感じてしまうように、ある呼び名を廃止してみるというのは重要なことだと思います。

声で教えて欲しい。

ボストンで生活していた時、何度か火災警報装置の襲撃に会いました。火災警報装置の「襲撃」とは何ぞや?と思われるかもしれませんが、これがまさしく「襲撃」という名前にふさわしい代物。マンションのどこか(24階建てなので結構広い)で火災を探知すると、建物中にアラーム音が鳴り響き、同時にランプが点滅します。これがやかましい&まぶしい!当然ながら何の前触れもなく始まるので、ビックリして飛び起きるということがありました。

というわけで、こんな報知機が発明されたというニュース。ちょっといいかも:

松下電器産業、「火事です」と音声で知らせる住宅用火災警報機 (nikkei BPnet)

「火事です、火事です」という音声で火災発生を知らせてくれるという警報機。同時に警報音も鳴るということで、ビックリして飛び起きるということは防げそうにありませんが(そもそも飛び起こさせるのが警報機の目的なので)、「火事です」と言ってくれれば驚きで混乱するということは防げるでしょう。ついでに「○階で発生しました、避難経路は・・・」といったような情報まで教えてくれたら嬉しいかも。

お年寄りや子供だけでなく、視覚障害の方などにも、音声でお知らせしてくれるというのは有益かもしれませんね。ウチでしゃべる機械といえば、風呂の湯沸かし器(「お風呂ができました」「給湯温度が変更されました」etc.)ぐらいしか思い浮かびませんが、エアコンやドアの自動ロックなど、お喋りになっていい装置はもっとあるかもしれません。

「ヒートショック」ってご存知ですか?

「ヒートショック」って言葉をご存知ですか?僕は恥ずかしながら、この記事を読んで初めて理解しました:

【調査】風呂に関するアンケートで「ヒートショック」に関心の高さ、クリナップ調べ (ケンプラッツ)

クリナップが主婦層を対象に実施したアンケートについて。まずは「ヒートショック」とは何かという点ですが、記事によれば:

「ヒートショック」とは、急激な温度変化が身体に及ぼす衝撃のこと。入浴の際に、寒い脱衣所から急に熱い湯船に入ることなどが原因で、心筋梗塞や脳血管障害を引き起こすケースを指す。高齢者などに発生しやすい症状だ。

だそうです。春なので最近は感じませんが、確かに脱衣所から湯船に入るまでってキツイですよね。逆に湯船につかった瞬間に「ハァ〜」となるのが良かったりもするのですが、体に負担になるという意識はありませんでした。

僕の実家は脱衣所にちゃんとエアコンがついていて、入浴前に暖めておけるようになっています。最初は「脱衣所にエアコンなんてもったいない」と思っていたのですが、使ってみるとこれがなかなか心地いい。お金さえあればウチにも欲しい・・・などと考えるようになってしまったりして。ヒートショック対策ということで、高齢者が住む住宅から「脱衣所にエアコン」が普及していくと思いますが、ウォシュレットなどのように意外と「あって当たり前」の存在になっていくのかもしれませんね。

そういえば知人の家にも、ちゃんと脱衣所が暖められるようになっていました。自分が知らないだけで(貧乏なだけで!?)既に一般的な設備なのかな・・・。

不動産価格ジェットコースター


こういうネタでもスマッチ!的にOKかな?YouTube で面白い映像があったので、ちょっとご紹介を。1890年から現在までの、アメリカの不動産平均価格の変化をジェットコースターに置き換えたもの。無理やりエンベッドしてみたので、見難いかもしれませんがどうぞ(ちなみに YouTube のページで見たいという方はこちら):





Speculativebubbleというサイトが作ったビデオ。エンベッドしてしまうと"YouTube"のロゴが表示されてしまうので分かりづらいのですが、画面右下に西暦が表示されています。



ご存知の通りアメリカでは、近年不動産価格が高騰しているので、最後の方はひたすら上り坂になって・・・という終わり方をしています。ここからさらに登るのか、はたまた急降下してしまうのか。高い所から見下ろす景色が、ちょっと不安を煽るようなエンディングですね。



これ、日本バージョンもぜひ作って欲しいですね。バブルの高騰と崩壊はどんなスリリングなコースになるのか見てみたい・・・その後はまあ、つまらない流れになってしまいそうですが。



雑誌×家

日経住宅サーチの記事によると、雑誌『DIME』が共同企画した住宅が売り出されるそうです:

ノエル、雑誌「ダイム」と共同企画の住宅を販売(日経住宅サーチ)

「ワインセラーのある家」「忍者屋敷みたいな家」などといったユニークなテーマで設計、ライフスタイルにこだわりを持った都市生活者向けに販売する。

とのこと。確かに『DIME』はいろんな楽しいモノがつまったおもちゃ箱、といったイメージがあるので、ユニークな住宅が登場しそうですね。「キッチンの床下に高さ140センチ、広さ約七畳の“秘密基地”を配した住宅」なんていうのも、心をくすぐられます。

雑誌もライフスタイルというものが如実に現れるメディアですし、「家」との親和性は高いのかもしれませんね。そのうち「『NIKITA』の家」や「『LEON』の家」、「『クロワッサン』の家」に「『暮しの手帖』の家」なんてものが登場したりして・・・。(個人的には『NIKITA』編集部が企画したらどんな家ができるのか!?に興味あります。)

折りたたみ式バルコニー

これからの季節、バルコニーで日差しを浴びながらのんびり本でも・・・なんて素敵ですよね。「しかしスペースの関係でバルコニーを付けられない」「むき出しのバルコニーだと掃除が大変で」という方には、こんな「窓」はいかがでしょうか?

Bloomframe (Transmaterial)



上の写真で一目瞭然、窓がバルコニーになる"Bloomframe"という製品です。普段は何の変哲もない窓なのですが、ボタンを押すとアラ不思議、15秒でバルコニーに大変身!とのこと。YouTube で動く姿が確認できるので、ぜひこちらからアクセスしてみて下さい(残念ながら、このブログではキレイに YouTube 映像を埋め込むことができません・・・)。



けど幅が無くて狭いんじゃないの?という方は、上の画像をご覧下さい。窓が無くなってバルコニーになる形になるので、部屋とバルコニーが一続きになります。これならかなりゆっくりできそう。部屋の空気を入れ替えてリフレッシュ!という時にも使えそうですね。より詳しい情報を、という方はこちらのプレスリリース(PDFファイル)をご覧下さい。

いわば折りたたみ式バルコニーとでも呼ぶべき Bloomframe、日本でも(日本の方が?)ウケるのではないでしょうか。ああ、こんな場所でのんびり昼寝でもしたい・・・。

暗い歴史の家

家は時として、歴史を残すための道具となります。例えば僕の出身地である青梅には、旧吉野家住宅という指定文化財があり、江戸時代の暮らしぶりを窺い知ることができます。他にも京都の町屋や古い街並など、全国各地に「歴史を語る家」がありますが、家が映す歴史はポジティブなものとばかりは限らないようです:

奴隷部屋のある農家、保存か開発か〜NJ開拓時代の貴重な資料とも (U.S. Frontline)

アメリカのニュージャージー州で、古い農家をめぐって論争が起きているとのこと。この農家には奴隷部屋があり、南部的伝統を示す歴史的価値があるそうなのですが、土地所有者は取り壊して分譲住宅を建てたがっているそうです。

そんな歴史的価値のある建物を壊してまで作った分譲住宅に、わざわざ入居したがる人が多いとも思えませんが・・・まあ所有者にしてみれば、暗い過去を示すだけの古い建物を残して土地を遊ばせておくよりは、少しでもお金が儲かるほうがいいという考えなのでしょうが。それによって過去を知る手がかりの1つが無くなってしまうのは、少し残念に思います。

前述の旧吉野家住宅の前に立つと、そこで暮らしていた人々の思いというものを肌で感じることができます。教科書や道具では再現することのできない、生活全体を感じることができるというのが、家が伝えてくれる歴史の価値でしょう。もしかしたら「奴隷部屋つきの家など取り壊してしまおう」という考えは、そうした「家の伝える歴史の生々しさ」を感じた結果として現れてきたものかもしれません。仮に振り返りたくない歴史であったとしても、できる限りこういった文化財を残していって欲しいと思います。

地域協力型マンションSNS

マンション居住者の交流を図るために、当該マンションの住人だけが参加可能なSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を用意するという「マンションSNS」が登場し始めていることは以前もお伝えしたと思います。その「マンションSNS」に新たな事例が登場したというニュースですが、この例ではマンション住人だけでなく、周囲の店舗も参加して情報共有に取り組むそうです:

マンション居住者の“近所付き合い”を図るコミュニティサイト (Internet Watch)

マンションのフロントサービス事業を手がける、アスクが提供を始める「OICOS」というコミュニティサイトについて。新築マンションの契約者専用サイト、居住者専用サイト、そして居住者のみが参加可能なSNSの3つの機能が提供されるそうです。

特筆すべきは、マンション居住者用のSNS。当然マンション住人間の情報共有が図れるようになっているのですが、マンション近隣の犯罪履歴や防犯情報については、ヤクルト販売会社と森永乳業の各販売店も近隣の不審者情報を提供するとのこと。つまり住人だけでなく、地域一丸で犯罪を防ぐようなSNSとなっているわけですね。

このアイデア、マンションSNSの発想を一歩進化させるものではないでしょうか。マンション住人が必要とする情報には、当事者だけで提供可能なもの(マンション内での工事のお知らせなど)ばかりではありません。防犯情報や地域イベント情報など、マンション周囲の住人や店舗からの情報提供が欠かせないものも多いはずです。「マンションSNS」だからといってマンション住人だけに使わせるのではなく、周囲の人々にも参加してもらうことで、新たな価値が実現可能だと思います。

恐らく今後は、「マンションSNS」と銘打ちながら住人以外の人々も参加するサービスが増えていくのでしょう。「3丁目SNS」や「16番地SNS」など、番地で呼ばれるSNSなんかも登場するかもしれませんね。

アルミで家が建つ?

アルミと聞くと、缶ジュースか自転車ぐらいしか思い浮かばないのですが、なんとアルミで家を建てようとされている方々がいらっしゃるそうです:

アルミで家建てよう〜再利用でき冷暖房に効果 (中日新聞)

金沢工業大学が取り組んでいるプロジェクトで、単にアルミで家を建てるのではなく、アルミ住宅の一般化を目指しているのだとか。僕は全然知らなかったのですが、2005年に建築基準法でアルミニウム合金が建築材料として認められたのだそうです。つまり法律上は、今でもアルミで家を建ててOK。なんだか未来的!?

しかしアルミはメンテナンスに優れ、環境性、意匠性、経済性を兼ね備えている上に、デザイン面でも優れているのだそう。また再利用が可能とのことですから、いま流行のエコロジーという面からも評価できますね。施工業者が増えるなど、環境整備が必要だと思いますが、意外に未来の建築材として普及するのかもしれません。

そういえば以前、「藁(ワラ)でできた家」というものをご紹介したことがありました。そちらでは「藁でも大丈夫」ということを証明するために、モデルハウスに泊まれるようになっているそうです。「アルミでできた家」も、そこで生活が実体験できるような紹介の仕方をしたら、魅力を十分に伝えることができるかもしれませんね。

あなたの管理で家が建つ?

「家を建てる」という言葉から、何を想像しますか?少なくとも自分が設計図を描いて、現場に出向いて、資材を運んで……という姿ではないと思います。しかし最近、建築主=消費者が専門家の力を借りながら、建築工事全般を管理するCM(コンストラクション・マネジメント)という手法に注目が集まっているのだそうです:

マイホーム、これなら安心 建築主が工事管理 (YOMIURI ONLINE)

耐震構造偽装問題など、業者に対する不信感・不安感が高まるなかで、自ら積極的に工事に関わることで安心感を得たいという人々の増加が背景にあるようです。また記事で紹介されている事例では、コストの削減効果もあったのだとか。安全が保証されて、しかも安く建てられるのであれば、CMという手法は注目に値するのではないでしょうか。

しかしCMでは必要な工事を個々に発注せねばならず(分離/分担発注)、当然管理の負担が増えます。実際には建築士と契約を結び、CMr(コンストラクション・マネージャー)という形でアドバイザー的な役割を果たしてもらうとのことですが、それでも業者に丸投げするよりはるかに多くの時間と労力を費やさなければならないでしょう。当然のことながら、誰もが使える手法ではないのかもしれませんね。

ただ、このような手法があることが広く知られるようになれば、様々な形でサポートの体制が整うようになるのではないでしょうか。例えば管理用のソフトや、良いCMrを探すウェブサイトなんてものも登場してくることでしょう。家造りに新しい可能性を拓くコンストラクション・マネジメント、もっと一般的なものになって欲しいですね。

階段のある家、ない家

うちの娘は階段が大好き。歩くのはキライなくせに、階段を見つけると「のぼるー(or おりるー)」ダダをこねます。大人からすれば疲れる以外の何物でもないのに、いったい何が魅力なのでしょうか?

ふと気になっているのが、自宅に階段があるかどうかという問題。僕の実家は2階建ての戸建で、自分の部屋は2階にありました。なので基本的に毎日「階段を下りる」「上る」という作業が発生するわけですね。しかも昔の家なので、階段が狭くて急なこと。子供の頃はよく転げ落ちていました。

そんなわけで、僕の心の中での「階段の上り下り」は意識するまでもないこと、極めて普通なこと(どちらかと言えば嫌なこと)なわけですが、娘は違います。アパートの一室に住んでいますので、当然家のなかに階段はなし。部屋は1階にあるわけではないのですが、エレベータがあるので階段を使う必要はありません。従って彼女の心の中では、階段の上り下りは「非日常」と捉えられているらしく、実家に連れて行くと楽しそうに階段で遊んでいます。

言うまでもなく、人間は環境から大きな影響を受ける存在です。階段という何気ない存在であっても、そこを上る/下りるという行為からは想像以上の刺激を受けているのでしょう。僕のように階段の上り下りを日常的なものにしてしまって、受ける刺激を減らした方が良いのか、娘のように「非日常的で刺激的なもの」として保っておくのが良いのかは分かりませんが、少なくとも刺激のバリエーションが豊かである必要はあるのかな……と最近感じています。

ちなみに僕の実家は山の近くにあるので、坂道を登ったり下ったりするのもごく普通でしたが、いまの自宅周辺はずーっと平地。そんな起伏の少なさも階段を物珍しく感じるかどうかに影響しているのかな、とも思います。だからと言って山がちな地方に2階建ての家を建てるわけにもいきませんが、せめて様々な場所に連れて行ってあげた方がいいよなぁ、と最近強く感じています。

住まい系ランキング・サイト

最近さまざまな機能追加を行っている HOME'S から、また新しいサイトが登場しました。今回は、住宅系のネタに関するランキングを紹介するサイトとのことです:

居住者の志向をランキング形式で公開、「HOME'S」に新機能(ケンプラッツ)

実際のサイト「HOME'S ランキング!」のサイトはこちら:

HOME'S ランキング!

これまで行ってきた調査結果を基に作成されたランキングということで、2006年2月分から掲載されています。また「夫婦・ファミリー」「恋愛」「ライフスタイル」など12のカテゴリに分かれていて、それぞれのテーマごとにランキングをチェックすることができるようになっていますね。面白いところでは、「彼女の部屋でチェックするものベスト10」なんてランキングも……。

工夫されているのは、ただのランキングだけでなく様々な解説記事が載っているところ。気軽にランキングをチェックしているうちに、興味を引くデータが見つかり、知らず知らずのうちに記事を読んでしまいます。コンテンツへの導線としては、優れた仕掛けかもしれませんね。

そもそも「ランキング」という形式自体、「他人がどう思っているのか知りたい」「何が世の中の普通なのか知りたい」という人間(日本人?)特有の心理をうまく突いているのかもしれませんね。とは言え、「首都圏の住まい系CMタレント認知調査2006」の結果が「住まいのCM2強は藤原紀香とケイン・コスギ」というのはちょっと納得いかなかったりするのですが……(なんで加藤あいが9位なんですか!?)

リフォームでも「工事中画像サービス」

以前、住宅やマンションを建設する様子を撮影・提供し、「きちんと作業をしている」という安心感を与えるサービスがあることをご紹介しましたが、リフォームでも同じようなサービスを始めた会社があるそうです:

リフォーム工事の写真をDVDに収録して顧客にプレゼント、ダイチ (ケンプラッツ)

リフォーム業者のダイチが始めたサービスで、工事の様子をデジタルカメラで撮影、画像データを加工して約4分間の映像に編集・DVD化してくれるとのこと。自社の工事だけでなく、他社の物件でも同様のDVDを撮影するサービスを始めるそうです。

このDVD、「記念アルバム」というタイトルで提供されるとのことですから、違法行為のない「証拠」というだけでなく「思い出」というポジティブな価値を与えてくれるのかもしれませんね。そうなると、今後も新築・リフォーム問わず、同種のサービスがもっと盛んに行われるようになっていくのかもしれません。

もう不動産屋にダマされない?「キョリ測(ベータ)」

「駅から徒歩5分!」と書いてあって見に行ったのに、10分歩いても着けない物件だった・・・なんてのはありがちな話ですよね。下見に行ければいいのですが、気になる物件を片っ端から見に行くわけにもいきませんし、遠距離の引越しだと下見もままならないもの。そこで、こんなWEBサービスはいかがでしょうか?

距離測定:キョリ測(ベータ)


実際にサイトで遊んでみれば、使い方はすぐに分かると思いますので、ここでは簡単な実験をしてみました。住宅情報ナビに掲載されている物件を使って、そこの情報がどれだけ正しいかを確認してみましょう。サンプルとして登場いただいたのはこちら:

ベルディオ三鷹レジデンス

中央線特別快速停車、総武線・東西線始発駅「三鷹」に360戸のビッグスケールで誕生。武蔵野の四季を取り入れた約1500m2の中庭など、充実のランドプラン。自走式駐車場100%確保。小学校徒歩2分、中学校徒歩3分、大型スーパー徒歩5分。更に吉祥寺駅・三鷹駅の2駅利用可能で、利便性に恵まれた潤いの暮らし。


・・・だそうです。地元民から見ると、確かに場所はいいけどちょっと駅から遠いかな、といったところです。で、チェックしてみたいのは「大型スーパー徒歩5分」というところ。サイトにはこんな地図が掲載されています:


図の右側に赤く大きく表示されているのが「ベルディオ三鷹」。目の前にはスーパーの「いなげや」がありますが、これはさすがに「大型スーパー」ではないし、目の前にあるので徒歩5分ということはないでしょう(地図上ではなぜか「5分」と表示されていますが)。それより大型スーパーと呼ぶにふさわしいのは、三鷹市役所交差点にある「サミット」。このお店はコジマが2階に入っていて、かなり大きな店舗です。ここまで歩いて何分か、「キョリ測」で確認してみましょう:

(上図を実際のサイトで確認する場合はこちら

図だとよく分からないので、ぜひ実際のサイトで確認してみて欲しいのですが、ベルディオ三鷹からサミットまでは637mと計測されました。これを徒歩(時速3.2kmで換算)で行くと約12分、自転車(時速11kmで換算)で行くと約3分という結果に。サイト上の地図で示されていた、「サミット:6分」という数値とはちょーっと離れた結果となりました。

とまあ、与えられた情報をチェックするだけでなく、「僕は駅までの距離じゃなくて最寄の○○までの距離が重要なんだ!」という場合にも使えますよね。しかも「僕は歩くのが早いから、徒歩は時速3.2kmじゃなくて4.0kmで計算したい」というような変更も可能です。しかも消費カロリーの表示まで!ブックマークしておくと、物件選びからダイエットまで、様々な場面で活躍してくれるかもしれませんよ。

WEBで地震リスク診断

これも広い意味で、住宅検索のためのサイトと呼べるでしょうか?地震リスクが無料で診断できるというサイトです:

地震リスク簡易診断 〜地震対策・地震情報〜

地震保険専門の保険会社、日本震災パートナーズが開設したサイト。今後30年以内の地震発生確率を、全都道府県の郡、市、区別で検索できるようになっています。データは防災科学技術研究所から提供されていて、確率に応じてS〜Fランクの7段階にランク分けされています。



例えば我が東京都三鷹市は、というと・・・



ばっちりB認定されてしまいました。ヤバイヤバイ。

しかし危機感を煽るだけで、「だから地震保険はいかがですか?」と言われてしまうのもちょっと。まぁ地震保険を売ってる会社のサービスですから仕方ありませんが、どうせなら、より詳細な地震予測を提供したり、対策を指南してくれても良いと思うのですが。



不動産価格、みんなで決める時代?

以前、ネットで自宅の評価額が分かる"Zillow"というサービスがアメリカにあることをご紹介しましたが、同じくネットで不動産評価額が調べられるサービスが現れました。しかし今回は企業や政府が評価した額ではなく、一般のユーザーが出した額を集計したもの、すなわち「みんなで決めた評価額」が分かるという点がポイントです:

My Currency、集合知ベースの不動産評価をスタート (TechCrunch Japanese)

サービスを提供しているのは、My Currency というサイト。ある物件を選ぶと、その物件に対する(自分が判断した)評価額を投稿できて、さらに他人の評価額(他のユーザーが投稿した評価額から算出されたもの)が高いか安いかを投票できます。この2つの意見表明、すなわち「自分の評価額」「他人の評価額への評価」により、「人々が適正だと思っている評価額」が算出されるわけです。


(My Currency の画面。画面左側にあるのが評価額確認/投票コーナーで、右側に表示されている地図が物件所在地。)

「しかし勝手な額が入力されて、めちゃくちゃな評価額が算出されるのでは?」という心配があると思いますが、各ユーザーは過去の投票活動などから評価され、正しい判断をするユーザーほど意見が反映されやすい仕組みになっているそうです。すなわち、1票の価値がユーザーごとに異なるわけですね。

しかしそれでも不安が残ります。正しい意見が反映されやすい仕組みだとしても、そもそもユーザーに「正しい意見を表明しよう」という気持ちにさせるインセンティブは何なのでしょうか?WEBサービスには、完全にユーザーの善意に甘えつつ成功しているサイト(つまり何の報酬を見返りとして与えなくても、ユーザーが様々な知識や情報を提供してくれるサイト)がありますが、その場合でも「ネット上で知名度が上がる」「感謝される」などの見えないインセンティブが存在しています。My Currency の場合、それが何にあたるのでしょうか。

TechCrunch の記事を読む限りでは、「正しい/精確な不動産評価ができるユーザー」という評判を確立することで、専門家として自分を売り込むことができる点がモチベーションとなるようですね。そうなると、ある意味 My Currency は「不動産業者の自己アピールの場」、格闘技で例えれば「真剣勝負が繰り広げられるリング(?)」というわけでしょうか。なんだか普通のユーザーは見ているだけになりそうな予感・・・。

こうなったら、いっそのこと「どのユーザーが精確な予想をするかを予想するコーナー」を作っても面白いかも。業者や専門家は「正しい不動産評価をする」ことを競い合い、一般人は彼らの競争を見て楽しむ、と。だんだん本筋から離れてきてしまいましたが、少なくとも不動産評価はごく限られた人々の手に握られている時代から、みんなで考える時代に変わりつつあるようですね。

住宅 + 教育

以前から「頭の良い子供が育つ物件」なるものが存在していることをネタにしていますが、こちらはさしずめ「脳を鍛える物件」とでも呼べるでしょうか:

共同住宅と教育セット…関大で体験会、高齢者ら楽しむ (YOMIURI ONLINE)

高齢者向けの共同住宅と、大学教育を組み合わせる「カレッジリンク型シニア住宅」というものがあるそうなのですが、その日本初の物件が登場するとのこと。授業を担当するのは関西大学で、2008年度から大学での講義や住宅での出張授業などのプログラムを提供してくれるそうです。

去年の流行語として、各方面で「脳を鍛える」がピックアップされたことは記憶に新しいところです。いわば「住宅版・脳を鍛える物件」とでも呼ぶべきカレッジリンク型シニア住宅も、話題を集めるのではないでしょうか。そのうちシニア向けだけでなく、全ての住民を対象にした教育プログラムが用意されている物件、なんていうものも登場するかもしれませんね。既に「専用フィットネスクラブ付きマンション」などは存在しているわけですから、「専用カルチャースクール付き」なんてものが生まれる可能性は高いかも?

そのうち住宅検索サイトにも、「付属プログラムで選ぶ」なんて条件設定が可能になったりして。「英会話スクール付き」「料理教室付き」なんてのは特に人気の条件になるかもしれません。

インテリアのアイデア満載 -- Normal Room

たまにはこんなサイトも面白いかも。Polar Bear Blog の方でも記事にしたのですが、世界各国の「普通のお部屋」が閲覧できるというサイトが登場しました:

Normal Room

サービス名は文字通り「普通の部屋」。ユーザーが自由に「自分の部屋の画像」を投稿できるというサイトで、投稿されたデータは「寝室」「子供部屋」などといった部屋の種類で検索ができます。検索は国でも行えるので、「アメリカの部屋はどうなっているんだろう?」「フランスは?」などといった見方も可能です。まだランダムに画像を表示する機能も付いているので、これで何気なく観察していると楽しい発見があったりします。

部屋の模様替えをしたいんだけど、良いアイデアが浮かばない……などといった場合や、単に「他の人がどんな部屋に住んでいるのか知りたい!」という場合には、このサイトをチェックしてみるというのはいかがでしょうか。また自分の部屋に自身のある方は、写真を撮ってアップロードしてみるのも良いかもしれません。

普通の住宅サイトだと、サイトの目的は「ユーザーに物件を選んでもらうこと」ですから、なかなか生活感のある写真というものは出てきませんよね。あるのは理想化された、あくまでもキレイな空間だけ。Normal Room にあるのは、ある意味その対極にある写真ばかり。無味乾燥な物件写真を見ているうちに自分の理想が分からなくなってしまったら、たまにはこんなサイトを見て「そうそう、こんな部屋にしたいよなぁ」というのを確認してみてはいかがでしょうか。

オカシナ住宅

ウチから近いこともあり、以前からこのブログで「三鷹天命反転住宅」という賃貸物件を取り上げています。とにかく変わった概観&内装の家なのですが、海外にはもっと変わった物件もあるようで:

Dish-moduled building to cope with fast urban development+ (Cocolico)

このお皿を積み重ねたようなカタチの建物、まさしくお皿のように積み重ねることができるそうです。1階1階(1枚1枚?)が1つのモジュールになっていて、必要に応じて増築できるのだとか。残念ながらビジネス用のビルとしてデザインされているそうですが、「この物件人気が集まりすぎたな……よし、3枚くらい増築するか」なんていう感じでマンションに応用できそうですね。

しかしあまりに奇抜なデザインの住宅は、入居者が集まらないという危険性があるかも。天命反転住宅、まだまだ「第1次」入居者募集してますね・・・。

地図の作り方

最近、地図を活用したWEBサイトって本当に増えましたよね。特に住宅関連では立地が命ですから、Smatch! を初めとして様々なサービスがあることをご存知かと思います。またグルメサイトや旅行サイトなど、他の分野でも様々な例を見ることができます。

「地図活用WEBサイト」流行の背景には、Google Maps など、元となる地図データの入手と加工を簡単に行えるサービスが登場したことがあります。また、地図を表示するだけでユーザーに「おおっ」と感じさせることができるため、「見栄え」の観点から採用されているという側面もあるでしょう。そのため、地図データの作成にはこんな地道な苦労があるのだ……ということは意外に忘れられがちなのではないでしょうか:

住宅地図ゼンリン ネット時代の「伊能忠敬」 収集、今も足で (asahi.com)

ゼンリンと言えば、言わずと知れた住宅地図の最大手。皆さんもどこかでゼンリンの地図を利用されているのではないでしょうか。その地図に掲載される情報を、どのように集めているのかを解説した記事です。

一般人からのクチコミ情報に頼ろう、という動きが拡大する中、ゼンリンでは「継続調査による精度向上と迅速化、さらには個人情報保護の徹底を狙い、調査員はアルバイトから正社員への置き換えを進めている」とのこと。その調査員が1日で700〜800軒という住宅を回ることで、精度の高い情報を維持しているわけです。個人のチカラを否定するつもりはありませんが、信頼できる情報を確保するためには、このような労働集約型で地道な作業が必要なのでしょう。

ゼンリンのような企業が活動しているおかげで、地図を活用したサイトを安心して利用できるわけですね。現在は地図を「飾る」企業にスポットライトが当てられていますが、地図を「作る」企業の価値も再認識されるべきなのでは……と思います。

収納スペース・イノベーション

何を隠そう、僕は片付けが大の苦手です。なのでこの記事を読んで、思わずそうだよなぁと感じてしまいました:

収納に対する不満のトップは「収納スペースが狭すぎる」 (ケンプラッツ)

ネット調査のマイボイスコムが行った、収納に関するアンケート調査について。タイトルにある通り、収納に関する不満第1位はダントツで「狭い」ということだったそうです。そりゃ広〜い収納スペースがあれば、ほとんどの不満は解消されますよね。入れ方や整理整頓を気にせず不用品をしまっておけたら、どんなに片付けがラクになるでしょうか!しかし現実はと言えば、収納スペースを大きく割くよりも居住スペースを重視する、というのが普通というより当然の選択でしょう。

というわけで、不満に関する回答については「そりゃそうだ、でもそうならないのが現実」という感想になってしまったのですが、興味深いのは自由回答の「あったらいいと思う収納」。「医薬品や洗剤、刃物など小さい子が触ると危ないものなどをしまっておける、ロックのかかる収納」というのはなるほどその通りですよね。僕も小さな娘がいますが、キッチンに入ると危険なので入り口でブロックしています。もし「危ないものは大人だけが取り出せる・しかも使うときはサッと取り出せる工夫がされている収納スペース」なんてものがあったら便利だろうな〜と思いました。

その他、「洗面所で掃除用具、化粧品やひげそりなどをわかりやすくしまえる収納」というのも便利そうですね。洗面台の収納スペースってデザイン先行気味で、何人かの家族が共同で使用するという前提が考えられていないような気がします。そう考えてみると、「収納」ってまだまだイノベーションが足りない分野なのかもしれません。どこまでも収納できる「四次元ポケット」は無理でも、誰でも収納名人になれる工夫がされた収納スペースを -- 片付け下手な僕としては、切にそう願います。

巨大なQRコード

建設中のマンションを、どのように売り込むか -- マンションを「売る」側にいらっしゃる方々は、常に苦労されていると思います。僕の家にも毎日のように「ワンランク上の生活をお届けする」「ハイグレードな暮らし、始まる」などといった夢のような売り文句で溢れたチラシがポスティングされてくるのですが、あまり興味は惹かれません。しかしこんなものを目の前にしたら、思わずWEBサイトにアクセスしてしまうかも:

マンションに巨大QRコード、分譲案内にアクセス (asahi.com)

これは記事に掲載されている写真を見ていただくだけで、説明不要でしょう。建設中のマンションの外壁に巨大なQRコードを掲示し、モデルルームの案内図などが掲載されたWEBサイトにアクセスさせようという仕掛け。ちゃんと正確に読み取れるんだろうか?と思いますが、は100メートル以上離れた場所からでもOKとのこと。だとしたら、けっこうな効果が見込めそうです。

ついでにこれだけ巨大であれば、誰かが「今日こんなの見つけたよ」というカンジで写真を撮ってブログで掲載するという、クチコミ効果が見込めるかもしれませんね。実際、朝日新聞で取り上げられ、こうして僕がブログを書いているわけですから・・・。

そういえば、この写真からQRが読み取れるだろうか?とふと思い立ち、実験してみました。結果は大成功。以下のような文章が読み取れました:

==========
フローレンス矢野東グランドアーク
QRコード世界一!ギネスブックに挑戦中!

http://www.shoeicorp.co.jp/map_qr/yanohigashi/
==========

うーん、こりゃ予想以上に遠いところまでメッセージを飛ばせる、ナイスアイデアな仕掛けかも。

今年の住宅10大ニュースは?

2006年もあと5日で終わり。様々な振り返りをする時間がやってきましたが、住宅関連でもこんな10大ニュースがまとめられていました:

「シンドラー」「姉歯」「金利」…消費者にとっての住宅10大ニュース (ケンプラッツ)

不動産情報ポータルサイト「HOME'S」を運営するネクストが消費者アンケートをもとに作成した、2006年の住宅関連10大ニュース。ちなみにどんな内容かというと・・・

1位 シンドラー社製エレベーター事故(6月3日〜)
2位 姉歯元建築士逮捕(4月26日)
3位 ゼロ金利解除へ(7月14日〜)
4位 ヒューザー、宅建業免許取り消し(2月23日)
5位 地価(路線価)上昇傾向へ
6位 イーホームズ、確認検査機関の国指定取り消し、解散(5月29日〜)
7位 マンション価格、上昇傾向へ
8位 2016年のオリンピック国内候補地、東京に決定(8月30日)
9位 政府、住宅ローン減税期間延長の方針を固める(12月)
10位 武蔵小杉再開発マンションに人気集まる

とこんな感じ。奇しくも昨日は姉歯元建築士に対して実刑判決が下されましたが、この問題もしっかり第2位にランクインされています。1位・2位が人為的な事故・事件というところが残念ですね。来年は何か、明るい話で驚かされてみたいものです。

個人的には、今年の住宅関連ニュースとしてはやはり「スマッチ!ブログ」を書き始めたことが第1位でしょうか。住宅というまったく知識も経験もない分野でのブログ執筆ですが、改めて関心を向けてみると、様々な住宅関連ニュースが存在していることに気づかされました。来年もまた、様々なネタを拾っていければなと考えています。

違法な伐採をしない家

環境意識の高まりにより、さまざまな「環境にやさしい」製品が生まれてきました。化学物質を使っていなかったり、製造の過程で有害物質を発生させなかったり・・・クルマですら、最近は排気ガスが少ないという基準でモデルを選ぶことができます。そんな中で、家も「環境にやさしい」という基準で選ぶことができるようになってきたそうです:

■ 違法伐採材使わずに住宅 -- スモリ工業 国際認証木材利用 リサイクルにも対応 (日経産業新聞 2006年11月28日 第1面)

宮城県仙台市にある住宅メーカー「スモリ工業」が開発した新しい住宅について。記事によれば、違法伐採材でないことを証明する「森林認証」を受けた木材を使い、リサイクルを前提に設計された住宅とのことです。

この「森林認証」、業界団体の自主規制でも、日本の第3者機関が定めているものでもありません。国際的な認証機関である「森林管理協議会(Forest Stewardship Council、FSC)」が決定したもので、「健全に経営されている森林から伐採された木材であること」を証明しているのだそうです。ちなみにこちらのページに、詳しい解説が載っています:

FSCの森林認証制度 (WWFジャパン)

住宅は私たちの生活に無くてはならないものです。そして、鉄筋とコンクリートだけで造られた家には住めない以上、必ず材木は必要になってしまいます。ならばできるだけ環境に負荷をかけない形で木を入手し、使い終わった後もリサイクルを行うことを考えなくてはならないでしょう。今回の「森林認証」を受けた木材だけを使うというアイデアは、まさしく理に適っていると思います。

今後は住宅の「環境へのやさしさ」を示す指標の1つとして、この「森林認証」を受けた木材がどこまで使われているかという数値が活用されるようになるかもしれませんね。その指標が簡単に見れるようになっている住宅サイトがあれば、エコを気にする層から人気を集めるかもしれません。

景観に配慮する家

学生のころ、ヨーロッパを旅していて驚いたことがあります。それは古い建物の中に、マクドナルドが店を構えていたこと。言葉も分からない国でヘトヘトになり、「せめてマックが食べたい〜」と探し歩ても見つからない・・・しかしふと目がとまった先に、歴史的な街並みに違和感無く溶け込んでいるマックがあるではないですか。恐らく様々なルールで規制がかかっているのでしょうが、景観を守ろうという人々の意気込みのようなものを感じたことを覚えています。

最近は日本でも、古い町に限らず景観を保護しようという気運が高まっています。例えば最近、こんな調査結果が出たのだとか:

「建物の色は景観に配慮したほうがよい」、消費者の9割が共感 (ケンプラッツ)

日本色彩研究所が発表した、「日本人の色意識と映像に関する調査」の結果について。タイトルにもある通り、消費者の9割が建物が景観に配慮することを求めているとのこと。また自分だけでなく、「日本社会が以前より景観にこだわるようになった」と回答している人も6割を超えています。自らの意識の変化に加え、社会的な変化も実感しているというところでしょうか。

その一方で、「どうしてこんなところにこんな家/マンションが?」と首をかしげたくなる物件も少なくありません。例えば僕が住んでいるところの近くには、いかがわしいホテルのような外装をしたマンションや、なぜか純イタリア風(イタリアにあれば環境にとけこむだろうけど、日本ではまったく浮いている)の戸建て分譲地といったものがあります。消費者の意識の高まりに対して、住宅メーカーの方が追いついていないというのが現状ではないでしょうか。

これからは住宅サイトも、「住宅そのもの」の内面・外面を見せるだけでなく、「その周囲がどんな環境になっているか」「一歩引いてその建物を見るとどのように見えるか」を掲載することが求められていくかもしれませんね。そうして「どれだけ環境に調和した物件か」が見えるようになることにより、環境に配慮しない物件の淘汰が加速されるのではないかと期待しています。

「生活を記録する」家が登場

言うまでもなく、家はいまを生きるための場所だけではなく、過去の思い出が宿る場所でもあります。昔住んでいた家が取り壊されるという経験をされたことがある方なら、「モノや写真などがちゃんと残っているのに、なぜか寂しさが拭いきれない」という気持ち、理解できるのではないでしょうか。それはつまり、家自身に思い出が刻まれているということに他ならないでしょう。

そんな家の「機能」をITで発展させる、というアイデアが実現されたそうです:

自分や家族を「記録する」未来の家がORF 2006に登場 (ITmedia)

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のSFC研究所が発表した、「iLog House」というモデルハウスについて。「そこに住む人のさまざまな記憶を記録し、それを元に自分自身を成長させていく家」なのだそうです。センサーやRFIDタグ、カメラやマイク、それらを結びつけるアプリケーションを組み合わせて、様々なログが自動的に記録されていくのだとか。詳しくは記事を見て欲しいのですが、思わず「面白そう」と思うような機能が満載です。

防犯や様々な設備のコントロールなど、ITは既に実用的な機能を実現するために使われています。今後は iLog House のように、感情の側面でも生活を豊かにするためにITが活用されてゆくのでしょうね。

オール電化の賃貸住宅が登場

いま盛んに「オール電化」が宣伝されていますが、持ち家じゃない自分には関係ない・・・と思っていました。しかしついに、オール電化の賃貸住宅が登場するそうです:

オール電化賃貸住宅「エルメゾン」発売 パナホーム (Asahi.com)

確かにオール電化だからといって賃貸にしちゃいけない訳はないですから、こんな物件があっても良かったのですが。意外なことに、これが本邦初の「オール電化賃貸住宅」だそうです。念のため、プレスリリースもリンクしておきます:

パナホーム、オール電化仕様の賃貸住宅「エルメゾン」を発売 (日経プレスリリース)

これから「オール電化賃貸住宅」というものも、一般的な存在になっていくのでしょうか。そのうち不動産検索サイトの検索条件に「オール電化物件のみ」というチェックボックスが付いたりして。

SNSで理想の家作り

日経産業によると、家を建てたい人と建築家を結ぶSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)がスタートしたそうです:

SBIホールディングス、注文住宅をSNSで仲介 (日経産業新聞)

デザインハウスプロジェクトというサービスで、建築家やデザイナー、施工会社は Mixi のように招待されないとユーザーになれませんが、「家を建てたい人(クライアント)は自由に登録できるとのこと。なのでさっそく登録してみました:



一般的なSNSと同様、プロフィールを設定したり、コミュニティに参加したりすることができます。ただし「クライアント」というユーザータイプの場合、日記(ブログ)をつけることは不可能。その代わりに「Q&A」という機能で住宅に関する質問を公開することができるようになっています。建築家・施工会社の場合、逆にQ&Aが無くてブログが用意されている、という形式になっているようです。ちなみに以下は、コミュニティページのスクリーンショット:



まだまだ参加者も、開設されているコミュニティも少ないのですが、今後充実していくことでしょう。

建築家やデザイナー、施工会社という人々は、僕らのような一般人からすると、一生の間にごく数回しか接点を持たない存在です。正直言ってどんな人々がいるのかよく分からない、下手をすれば耐震偽装問題などによるイメージ悪化で「客を騙そうと虎視眈々と狙っている人々ではないか」という警戒心が先に立ってしまう、というのが一般的な反応ではないでしょうか。こういったSNSサービスによってコミュニケーションを促すことができれば、そんな不信感を解消できるのではないかと期待しています。

ただしSNSというシステムは単なる「場」であって、それがあるだけでメンバー間のコミュニケーションが進むというものではありません。特にこのSNSは建築家・施工会社と潜在顧客を結び、実際に家を建てる人々が増えることが最大の目的でしょうから、バーチャルな交流だけでなくリアルでの交流が促進される必要があるでしょう。その目的のためにどんな機能追加があるか、またイベント開催などどんな運営手腕が発揮されるか、これから期待して見ていたいと思います。

「頭の良い子が育つ家」その2

以前「頭のよい子が育つ間取り」を持つマンション「センターフィールド浦和美園」が登場する、という記事を書きました:

「頭が良い子が育つ家」?

今回はその続編で、同じく埼玉県に建設中の「イトーピア エフィールさいたま新都心」というマンションが、「子供の頭が良くなる家」として販売されるそうです:

「子供の頭が良くなるマンション」販売 伊藤忠都市開発 (Sankei Web)

前回のニュースでは肝心の「なぜ子供の頭が良くなるか」という点が明らかになっていなかったのですが、今回はそのタネ明かしが。なんでも「首都圏の有名私立中学に入学した子供のいる約200世帯を対象に間取りや家庭環境などを調査」した結果に基づき、「住戸の中心部に、キッチンを配置して母親が子供部屋やリビングを見渡せるように間取りを工夫」したということ。有名私立中学に入学した子供は自分の部屋で勉強するのではなく、リビングなど「家族とのコミュニケーションが図れる場所」で勉強する傾向があったからなのだそうです。

なるほど、そういうロジックがあるのであれば、間取りから「子供の頭が良くなる確率」が導き出せるのかもしれませんね。「頭の良くなる率」という表現が妥当でなければ、「コミュニケーション率」などと言えるかもしれません。要は家の中で子供が居そうな場所が、どれだけ開放された空間になっているかという点が重要なのでしょう。

しかしいくらコミュニケーションが重要だからと言って、子供のプライバシーが少なくなるような構造にするのは問題のような。「子供部屋の壁をガラス張りにする」というのは明らかに行き過ぎでしょう。先の「有名私立中学に進学した子供」は子供部屋で勉強しなかったというだけで、子供部屋のプライバシーを守らなくて良いという結論は導き出せないはずです。むしろ勉強は家族とコミュニケーションできる場所で行い、自分の趣味は自分だけの空間で行うというメリハリがあることが「頭が良くなる」秘訣だという可能性もあります。

ということで、実際にどれだけ頭が良くなるかは、入居者のデータを取ってみるしか確認のしようがありませんね。いずれその辺もフォローして、「入居者データに基づく『頭の良くなる可能性の高いマンション』ベスト10」なんてものが発表されたりして・・・。

屋上でイモを育てよう!

突然ですが、都市部にお住まいの方で、「屋上が自由に使える」という方はいらっしゃいませんか?そんな方は、ぜひ屋上でサツマイモを育てましょう!なぜかと言えば・・・

サツマイモが都会の暑さを救う? ビル屋上で効果確認 (ITmedia)

NTT都市開発とNTTファシリティーズの実験によれば、ビル屋上でサツマイモを育てることにより、都市地域が高温化する「ヒートアイランド」現象が抑制されるとのこと。詳しくは記事をご確認いただきたいのですが、「サツマイモの葉による遮熱効果に加え、葉から水蒸気が出る『蒸散』によって気化熱が発生し、大量の熱を吸収することで気温上昇を抑えられる」のだそうです。

これ、なんだか冗談のような実験にも思えますが、何の対策も施していない屋上の温度が最高55度を記録したのに対して、緑化区は最高28度にとどまったそうですから、かなり有効な対策と言えるのではないでしょうか。また緑豊かな環境であれば、光合成による二酸化炭素の分解なども期待できるでしょうから、エコロジーを気にする人々に対して「この物件では、屋上でサツマイモを栽培しています!」とPRするマンションが現れるかもしれませんね。

またもう1つ、忘れちゃいけないポイントはというと・・・

「ちなみに100平方メートルの緑化でイモ約100キロを収穫できる見込みという。」

というところ。これなら「子供と一緒にサツマイモほりができますよ!」というPRもできて、マンションにとっては一石二鳥!?

「インテリア」の中国、「プライバシー」の日本

最近行われた「日中住宅意識調査」により、日本人と中国人の住宅に対する意識には違いがあることが分かったそうです:

「インテリア」重視の中国、「プライバシー」重視の日本 日中住宅意識調査 (asahi.com)

マイボイスコムサーチナ総合研究所が日本と中国で行った調査について。タイトルにある通り、日本人は家に対して「プライバシー」を重視し、中国人は「インテリア」を重視するという結果が出たそうです。

うーん、この結果をどう解釈すべきでしょうか。日本人の方が対人関係が希薄化していることの表れ?それとも狭い国土で、プライバシーを保つことが難しいからでしょうか?日本では3割が「将来住宅を購入したいとは思わない」と答えていることから考えると、日本人はそもそも理想の家が買えるとは思っていない=くつろげる空間を手に入れることが先決で、インテリアを気にしている余裕などない、と解釈することもてきるかもしれません。

いずれにしても、日本人がプライバシーを重視していることは「ああやっぱり」という感じで、さほど驚きではありませんよね。しかし一方で、あまり「プライバシーが確保されていることを前面に打ち出した物件」というのも目にしません。実際、スマッチ!サーチで検索してみると・・・

(検索結果はこちら

なんと結果は3件。うーん、これはもう少し、各業者さんに努力の余地が残されているようですね・・・。

「汚れにくいトイレ」の魅力

何を隠そう、僕は部屋の掃除が大キライです。さすがにテレビで報道されてしまうくらい汚い部屋にしてしまうことはありませんが、面倒くさがりなので、一人暮らしのときはけっこう部屋を散らかしていました。いまは奥さんが(文句を言いつつ)やってくれるので心配いりませんが・・・(ただし奥さんからのお小言に耐えられれば、の話)。

しかし最近は、いろいろと便利なモノが揃っているようで。松下電工はこんなトイレを発表したそうです:

松下電工、汚れにくい便器で2強を追撃へ(ケンプラッツ)

文字通り「汚れにくい便器」が登場というお話。「ブラシによる掃除を約3カ月間不要にした」とのことですから、理論的には(?)3ヶ月間ほったらかしにできるわけです。これはいい!また「施工者にとっては、重さが同じサイズの陶器製便器の約半分というメリットがある」そうですから、戸建てだけでなく、集合住宅への普及も進むかもしれません。

僕と同じように掃除が苦手な人や、逆に神経質すぎて「掃除のしやすさ」にこだわるような人にとっては、こういった「汚れにくいトイレ」があることが大きなアピールになるかもしれませんね。例えばスマッチ!の検索機能で「ウォシュレット」をキーワードに物件検索すると、2,924件のヒットがあります。それだけ快適なトイレを求めている人が多いのだ、と考えると、物件のPRコメントに「松下電工製『汚れにくいトイレ』付き物件!」なーんて一言が載る日も近いのかも。

ちなみに「お掃除ラクラク」なんてキーワードでヒットする物件もありましたよ。

スーパーで住宅ローンを?

僕はまだ「住宅ローン」ってやつを組んだことがないのですが(ずーっと借家暮らしなので)、銀行に赴いて「お客様の収入ですと・・・」なんて緊張感あふれる話し合いをするんだろうなぁなんて想像をしてます。しかしなんと、スーパーで住宅ローンの相談ができるサービスが始まっているそうです:

スーパーで住宅ローン相談…銀行、テレビ電話「出店」(YOMIURI ONLINE)

大手銀行や地方銀行が、モニター画面を通して住宅ローンや資産運用の相談ができるテレビ電話の導入を進めている。銀行店舗がない場所や、営業時間外でも利用できるなどの特徴を生かして、利便性をアピールし、顧客層を広げる狙いだ。
(上記記事より抜粋)

とのこと。実際にスーパーの店舗に個室を用意し、そこに設置されたテレビ画面付き端末で画面上のコンサルタントと会話をしながら、普通預金口座の開設やローンの申し込みなどができるサービスがあるそうです。

こういった仕組みは、距離と時間の制約を解消するという利点に加えて、「くだけた雰囲気で相談ができる」という利点があるかもしれません。銀行内の雰囲気って、一種独特なものがありませんか?僕だけかもしれませんが、特に窓口で1対1の対応をされるときって、市役所というか、病院のような・・・そんな堅苦しい空気を感じます。しかしスーパーの一角であれば、「買い物ついでにちょっと」という軽い気持ちで利用できますから、よりサービスを利用してみようという人が増えるかもしれませんね。

またこういったサービスが、自宅に居ながらインターネット経由で受けられる日も近いのでしょうね。単純に端末を個人宅のPCにすれば良いのですから、セキュリティ上の問題がクリアされれば、すぐにでも「自宅で住宅ローン相談」なんてことが始まるのでしょう。そうしたら「銀行に行っている時間が無いから」なんて理由で住宅購入の検討を先延ばしにするができなくなりそうですが・・・。

ペットと一緒に「泊まれるモデルハウス」

以前「実際に住んだときの感覚が分かるように、泊まれるモデルハウスが増えている」というエントリを書きました:

「泊まれるモデルハウス」で擬似日常生活

その際「犬や猫との生活も体験できればなぁ」と書いたのですが、ニュージーランドには既にそんなモデルハウスが登場しているそうです:

Ruatuna - Straw Built Show House

実はこの Ruatuna、藁(わら)で出来た家だそうで、「本当にしっかりした家なの?」という疑問を払拭するために宿泊体験サービスを実施しているそうです。泊まれるのは子供まで含めた家族はもちろん、犬・猫などのペットも可能だとか。ペットも大切な家族の一員なのですから、彼らにも新しい家の感触を確かめてもらえるというのは嬉しいですね。

ちなみに上記のサイトでは、オンラインでの宿泊予約ができることに加え、こんな工夫もされています:

Word of Mouth

"Word of Mouth"とは「クチコミ」のこと。要は宿泊者からのコメントをまとめたページです。もちろん良い意見だけを抜粋して書いているのでしょうが、普通の物件ならば「住んでみた人のコメント」などはごくわずかしか得られません(当然ですね)。宿泊体験ができるモデルハウスだからこそ、このような「生の声」が数多く集められるわけで、それを検討者にも見える形にしておくというのは良いアイデアですね。

宿泊や生活体験ができる物件が増えてくれば、こうしたクチコミ情報をまとめる価値が高まり、「宿泊体験談サイト」のようなものも登場するのではないでしょうか。そうなれば、「住み始めるまで本当に気に入るかどうか分からない」という住宅選びが、もうちょっと安心してできるものになってくれるかもしれません。

快適さの数値化

いくらネットが便利になり、自宅に居ながらにして様々な情報が得られるようになったといっても、実際に現場に行ってみないと分からないことってありますよね。ある部屋をどれだけ快適に感じるか、という点も、まさに「そこに行かないと分からない」ということの1つでしょう。しかしそんな「快適さ」を数値化する技術が、つい先ごろ開発されたそうです:

産総研とアドバンストシステムズ、「色」の「快適度」を測定する機器を開発(BCNランキング)

つくば市にある産業技術総合研究所が、アドバンストシステムズというシステム会社と共同で開発した測定器「色彩コンフォートメータ」について。デジタルカメラとコンピュータを組み合わせたシステムで、撮影された画像を分析することにより、景観の快適度を0(非常に不快)から100(非常に快適)までの点数で示してくれるそうです。

実はこのシステム、1000人以上の人にいろいろな景観を見てもらい、そこから得た「快」「不快」のデータを基に快適度を求める計算式を導き出したのだとか。何を快適と感じ、何を不快と感じるかは個人差が大きいと思いますが(ピンク一色の部屋に閉じ込められたとしたら、10代の女の子は平気でも僕は気が狂ってしまうでしょう)、平均的な感性で設計されているようですね。

ちなみにより詳しい資料はこちら:

心理特性を組み込んだ色彩の快適度計測器を開発(産総研プレスリリース)

この技術で得られた点数を住宅情報サイトに掲載し、その点数を検索できるようにすれば、下見せずともある程度まで「快適感」を把握することができるようになるかもしれませんね。もっとも、現在は色をベースにした快適度(色彩快適度)なので、家具や内装で大きく変化してしまいますが・・・。

このシステム以外にも、様々な形で「印象の数値化」というものが進んでいくかもしれませんね。例えば周囲の騒音量を測ることはすぐにでもできそうですし、臭いを計測する技術なども進んでいます。自分が何を「快適」と感じるかをデジタルデータ化して、それに近い物件が自動的にピックアップされる・・・なんて仕組みが登場する日も近いかもしれません。

老後の理想は戸建て?マンション?

このブログを書くために情報を集めていると、いくつか気になることがあります。その1つが、夫婦間での「家」に対する希望の違い。どのデータを見ても、旦那さんと奥さんの間には明確な隔たりがあることを示しているのです。今日もそんなデータを見つけてしまいました:

老後の理想の住宅、男性は平屋、女性はマンション (ケンプラッツ)

「老後の理想の住宅形態」に関するアンケート結果を解説した記事です。このデータを見ると、平屋・2階建て以上を合わせた「戸建て」を希望するのが、男性では64.8%・女性では47.7%なのに対し、「マンション」を希望するのが男性31.0%・女性50.5%となっています。明らかに男性は戸建て派、女性はマンション派となっていますね。

このギャップ、どこから来るのでしょうか?イメージ的に女性の方が「広い家に広い庭、大型犬を飼って、ガーデニングして・・・」という生活に憧れを抱きそうな気がするのですが、それとは逆の結果が出ています。個人宅ではなかなか実現が難しいセキュリティ設備のついたマンションや、住民同士の交流を重視したマンションなど、女性が気になる要素を強化したマンションが増えていることが、背景にあるかもしれませんね。

残念ながらこのアンケートでは、その辺りの理由がよく見えてきません(唯一分かるのは「年老いてからの上下運動に不安を感じている」ということだけ)。今後「なぜ男女差が生まれるのか?」という辺りを調査して欲しいところですが、とりあえず男女には差があるのだと覚えておくだけでも、家探しの際のすれ違いを防ぐことができるかもしれません。

しかし昨日の「キッチリ半分に分けられた寝室」といい、老後まで夫婦仲良く暮らしていくというのは難しい問題なのですね・・・。老後になってからじゃなくて、いまからちゃんと話し合っておかないと。

きっちり半分の部屋で、ふたり仲良く?

お誕生日、誰かがホールのケーキを買ってきました。ロウソクの火も消して、さーて切り分けて食べようとなったとき、ふと隣の人のお皿に目が行きます。「あっちのケーキ、私のお皿にあるのよりも大きいんじゃ・・・」そんな思いをすることって、いろいろな場面でありますよね。部屋も例外ではありません。ご兄弟がいらっしゃる方なら、「お兄ちゃん(あるいはお姉ちゃん)の部屋の方が大きい!ズルイ!!」とケンカした経験がるのではないでしょうか(何を隠そう、僕も姉貴とケンカした辛い過去があります)。

実は先日、三井不動産からこんな物件が発表されました:

寝室を均等分割した団塊夫婦向けプラン——マチュリティ小石川 (ケンプラッツ)

鏡に映したように左右対称に並んだ寝室。両室を仕切るウオークイン・クローゼットは、どちら側からも使い勝手が同じになるように、中央で開く2枚の引き戸を採用した。この賃貸マンションのメーンターゲットは、子育てを終えて二人暮らしとなった団塊世代の夫婦だ。

ということで、「キッチリ2つに分けられた夫婦用の寝室」があるマンションです。「2室を完全に均等とすることに徹底的にこだわった」そうで、面積が一緒なだけでなく、間取りやデザインまで一緒。これでご夫婦仲良く、末永く暮らしていくことができますね。

・・・などと気持ち良く終われないのはなぜでしょうか?確かにこれなら「あなたの方が広いじゃない!!」なんて無益なケンカを避けることができるかもしれませんが、そもそもそこまでキッチリしていないと済まない夫婦が・・・こんな近くに住むのかという疑問が・・・。記事に掲載された写真を見ても、「キッチリ過ぎてなんか無機質だなぁ」という印象を受けてしまいます。

こんな物件を見ていると、将来「高齢者向け不動産検索サイト」などというものが登場した時に、「床面積計測機能」が追加されないか不安です。画面上で各部屋の床面積が把握できたり、キッチリ2分割できない時は移動できる壁・パティションで調整できたり・・・なんてことになったら、便利に思う人も出てくるのでしょうか。それはそれで便利かもしれませんが、僕としてはやはり、「住んでるだけで夫婦仲良くなる住まい」が検索できるようになることを願います。

あの天命反転住宅が、ホームオフィスになるらしい。

今日はまったくネットと関係ないネタですが。以前このブログでも取り上げた、ナゾの住宅「三鷹天命反転住宅」がホームオフィスとして使用されることになったそうです。昨日の朝日新聞で報じられていたのですが、公式ブログでも情報が掲載されていました:

三鷹天命反転住宅がHO(ホームオフィス)に!(三鷹天命反転住宅 BLOG)

う〜ん、そうきたか。あまり入居希望者が集まっていないようなウワサを聞いていたのですが、やはり奇抜すぎて凡人には受け入れられなかったのでしょうか。とにかく、三鷹市がSOHO支援事業の一環として、天命反転住宅をホームオフィスとして使えるように整備するとのことです。

正直自分でも「住むのはちょっと・・・」という感じでしたが、働く場所としては面白そうかな。実際に中に立ち入ったことはないのですが、写真や雑誌記事から知る限り、中身も相当変わっている(意味なく段差や凸凹が多い!)そうですし。特にクリエイティブな仕事をしている人々にとっては、インスピレーションが生まれる場になるのではないでしょうか。

以前「子供の頭が良くなる間取り」というキャッチフレーズで売出された住宅があることをご紹介しましたが、こんな風にオフィスとして使える奇抜な物件を扱うサイトがあったら、アート系の人々にウケるかもしれませんね。そうか、そんなサービスを展開する会社を作って、三鷹天命反転住宅をオフィスにすればいいのか!

何歳で、いくらの家を建てる?

日経新聞のサイトに、気になるデータが載っていました。2005年に戸建て住宅を注文した顧客の平均像を算出すると、こんな結果になるそうです:


42.9歳・年収864万円、戸建て注文住宅の2005年の平均的な顧客像(nikkeibp.jp)


タイトルが全てを示しているのですが、いちおうポイントを引用しておくと:



住宅生産団体連合会(住団連)の顧客実態調査の結果によると、2005年1月から12月までに戸建て住宅を注文した顧客の平均年齢は42.9歳で、前年より0.7歳若くなった。年齢層別にみると、近年増加傾向にある30歳代が43.5%を占めている。


という結果とのこと。僕は一応?30代前半にいるのですが、徐々に30代でも家を建てる人が増えているのですね。これは気になる・・・。

もちろん「他人は他人、自分のタイミングに合わせて決めれば良い」というのが正しい態度なのですが、自分と同年代の人々がどんな家を探しているのか、資金はどう調達しているのか、気にならないという方がおかしいですよね。本を買って調べるのもいいのですが、せっかくのWEB2.0時代なのですから、何とかネットで分かるようになって欲しいものです。

SNS的なサイトと住宅情報サイトを合体させて、どんな年齢層・社会背景のユーザーが、どの地域・どの価格帯の家をサーチしているのかが分かったら面白そうですね。そういったデータは住宅を提供する側の人々にとっても有益でしょうから、リクルートのような会社が「戸建てSNS」を作る日も近いのでしょうか?巷には「スイーツのSNS」「団塊世代向けSNS」が登場している時代ですから、あながち空想とも言えないかもしれませんね。




「子育てに優しい」マンションの認定

IT技術の進化により、様々なものを「検索」というかたちで調べることが可能になりました。住宅についても同様なのはこれまでも見てきた通り。しかし「住み心地が良い」「周囲の環境が良い」といった感覚的な部分については、数値化したり「ハイ/イイエ」の二者択一にしたりということもできず、従ってデジタルな検索ではなかなか調べることのできないものとなっています。

しかし「この物件は○○ですよ」と誰かが認定してくれれば、認定された物件だけを選ぶ、といった検索が可能になります。その意味で、以下のニュースのような動きは歓迎したいですね:

子育てマンション“売り出し中”(YOMIURI ONLINE)

最近、各地の自治体や民間企業が「子育てに優しいマンション」を認定する動きが広がっているのだそうです。例えば東京都墨田区は2002年度に「すみだ子育て支援マンション」認定制度をスタートさせ、全国の先駆けとなったのだとか。また神奈川県川崎市でも、子育て世帯が暮らしやすいマンションを認定する「市子育て等安心マンション認定制度(仮称)」をスタートさせるそうです:

子育てマンション認定へ -- 川崎市、08年にも遊び場など基準に(中日新聞)

各自治体や企業で基準がまちまち、という点には注意が必要ですが、例えば「東京都が認定した子育て向けマンション」などといった検索ができるようになれば、物件のふるい分けがぐっと楽になるでしょう。特に「いまは子供がいないけれど、近いうちに子供を産むつもりだから、子育てできるマンションに住みたい」といった場合には、どんな物件が「子育てに優しい」かはよく理解できていないはずです(個人的に子育てを始めて、「こんなところに問題があったのか!」と驚くことばかりです)。そんな時、こういった認定制度は一種のガイドラインとして、物件を見る目を養ってくれるのではないでしょうか。

その意味では、地方自治体や他の企業による制度の整備を待たずに、自ら「○○に良い物件」といった認定制度をスタートさせる検索サービスが現れてくるかもしれませんね。将来は「頭が良くなる物件」なんてのも簡単に検索できるようになっているのかも。

「泊まれるモデルハウス」で擬似日常生活

以前「宿泊できるモデルハウス」というエントリを書きましたが、今日はその続報。最近は泊まれるモデルハウスが珍しくないそうで、各社工夫を凝らし始めているそうです。その1つ、「ユーカリが丘の街づくりを行う」デベロッパーの山万がオープンしたモデルハウスが、今朝の日経MJに紹介されていました。

□ ショールーム 異彩で勝つ(日経流通新聞 2006年9月6日 第1面)

千葉県佐倉市のニュータウン、ユーカリが丘に登場した「泊まれるモデルハウス」について。ここでは単に泊まれるだけでなく、調味料やパスタ、飲み物などの食料に加え、自由に使えるタオルや石鹸が最初から用意されているそうです。宿泊者が持ち込むのは着替えだけ。しかもネットまで使えるようになっていて、普段と変わらない生活が送れる、という仕組み。

希望者には、宿泊時に近くのスーパーでの買出しや、徒歩圏内の散歩を勧めているとのこと。「事前に住み心地を確認してもらえれば、購入後のクレームを防ぐのにも役立つ」という狙いがあるのだとか。確かに住宅そのものだけでなく、周囲の環境も含めた住み心地が確認できれば、十分納得した上で購入ができるでしょう。売り手・買い手ともにメリットのある「宿泊型モデルハウス」は、今後も増えていきそうですね。

ただ、「宿泊」というとちょっと敷居が高くなってしまう感じもします。大きな買物なのだから手間をかけて当然、と言われるかもしれませんが、わざわざお休みを取ってモデルハウスに泊まりに行くというのも大変な場合があると思います。例えば「風呂に入る」や「キッチンで料理する」などいった部分だけを体験できるサービスがあっても良いのではないでしょうか。そうすれば自分が「ここは譲れない」という部分を、最初にチェックして候補をふるいにかける、あるいは最後にチェックして最終的な決断を下す、という行動につなげられると思います。

最後にちょっと話はズレますが、このモデルハウス、動物も用意されているのでしょうか?「犬や猫と暮らしたらこうなる」なんてのが体験できるモデルハウス、なんてあったら良いと思うのですが。住宅業者がペットショップと契約して、ついでに気に入った動物を購入できるサービスなんてスタートしたりして。

写真加工はどこまで許される?

サイトで見つけたすばらしい物件。価格も希望の範囲内。喜び勇んで下見に出かけたら、実物はサイトで見たのと印象が違った -- という印象はないでしょうか。僕はアメリカに留学する際、下見抜き・写真だけであるマンションを借りたのですが、初めて現地を訪れた時に「写真よりも暗い印象だな・・・」と感じました。まぁそれは「キレイに見える角度から物件を写した」という程度の細工だったのですが、そもそもサイトに掲載されている写真が加工されていたとしたら、どう思いますか?

イエイリ建設ITラボ 【第8回・基礎編】邪魔な電線をレタッチで消去(ケンプラッツ)

表題の通り、デジタルカメラで写した写真を加工して、(電線の写っていない)キレイな写真を作ろうというものです。実際に出来上がった記事を見てみると、電線のある/ないだけで物件の印象はずいぶん変わります。こんな風に加工した写真を使いたい、という業者さんの気持ちも良く分かります。

僕も人間なので、キレイな写真が掲載されている物件の印象が良くなることは否定しません。しかし正直なところ、一人の消費者としては過度の修正は控えて欲しいと思います。例えば上記の「物件前の電線」という事例ですが、確かに行った加工は「電線の消去」であり、物件にはなんら手を加えていません。しかし「電線がない」ということは、「物件の周囲には遮るものがない」ということを暗示しており、「物件の周囲の環境は良好だ」という印象を与えてしまうことは事実です。実際に現地を訪れた消費者が、ちょっと違和感を覚える可能性は否定できないでしょう。

ネット時代になり、デジタル画像を見て物件を調べるのが当たり前となりました。だからこそ、こういった「物件画像の加工」に対し、今後何らかのルールを定めることが必要になるのではないかと思います(もしかしたらそういった規制が既にあるのかもしれませんが)。また3D画像を駆使したシミュレーションなども、「物件周囲の環境などにおけるネガティブな要素を忠実に再現しない」などといった欺瞞が行われることのないよう、規制が設けられることでしょう。

結局、ネット時代においても、最後に頼るべきは自分の目ということなのですが。消費者にしても、業者にしてもお互い無駄な時間を過ごすことがないよう、できる限り正直な画像を掲載して欲しいものです。

ブログする建築家たち

日経アーキテクチュアの Next-A で、面白いアンケートを実施されていました。建築関係者に対してブログを開設しているか否か、開設している人についてはどのように運営しているかを尋ねたものです;

【アンケート調査】 “建築ブロガー”の実態(ケンプラッツ)

「建築ブロガー」とはなかなか洒落た(?)ネーミングですが、回答者109名のうち、ブログを開設しているのは32人(約30%)とのこと。この比率をどう見るかは人それぞれでしょうが、僕は意外に多く感じました。もちろん100名程度の調査では何とも言えない部分がありますが、建築界でもブログで情報発信を始めている人が増えているのだなという嬉しい驚きです。

しかもアンケートによれば、ブログを開設している32名のうち、情報発信の際に意識しているのは一般の人々(知人・友人や業界関係者以外の人々)だと回答したのは19名(65%)とのこと。僕たちのような一般人が、専門家のブログから住宅のことを学べる時代がそこまで来つつある、といったら大げさでしょうか。

さらにこちらのページでは、ブログ開設のメリット/デメリットに対する生の声が掲載されています。建築関係者の方々も、やはり「ブログを書く時間がない」「ネタ探しが大変」といった苦労をされているようですね。「変なメールが増えた」というのは、ブログによって得られるPR効果の代償といったところでしょうか。

一方で「一般のニーズや意見(疑問や苦言を含む)が広く読み解けること。特に匿名性が高いため、きたんのない意見を聞くことができる」という、ブログならではの双方向性というメリットを感じておられる方もいらっしゃいます。ブログを通じて、僕らのような一般消費者だけがメリットを得るのではなく、建築ブロガーたちにも価値のあるフィードバックが手に入るようになると良いですね。

隠される情報

このブログは「ネットを使って家探ししてみよう」という趣旨で書いているのですが、最近は逆に「もっとこんな工夫があったらいいのになぁ」と感じることが多いです。だからと言ってもちろん「ネットで家探し」の威力を否定することはありませんが、紙媒体で家探し(?)の側からこんな逆襲がありました:

■ 良い物件は袋とじに -- CHINTAI 不動産情報誌に挿入 サイトには掲載せず(日本経済新聞 2006年8月9日朝刊 第15面)

記事タイトルの通りですが、CHINTAIは優良物件を紙媒体に袋とじで掲載し、ネットには載せないようにするのだとか。消費者の情報誌離れを防ぐ目的とのこと。「袋とじ」とはまた何ともアナログな手法ですが、狙いは理解できますね。

ただこの戦術、どこまで有効でしょうか?「買い手市場」「売り手市場」という言葉がありますが、住宅市場が「売り手市場」であるのなら、消費者の方から情報にアプローチしてもらうことも可能でしょう。しかし「ネットで簡単に・詳細な希望条件に合致した物件を一瞬で探し出す」という体験に慣れた消費者が、簡単に紙媒体に戻るとは思えません。書店に行って、立ち読みできない「袋とじ」の中に良い物件があるのだと信じ、いくらかのお金を払うという行為を強いるのであれば、それに見合う物件が掲載されているのだと信頼してもらう必要があります。果たしてCHINTAIの袋とじが、そのような信頼性をどこまで築くことができるでしょうか。

紙媒体からの流失を防ぐのであれば、紙面の見易さやファイリングのし易さなど、紙ならではの利点を強調する方が早いような気もしますが・・・。とにかくこの「袋とじ戦術」、どこまで上手くいくか注目ですね。ちなみに当初は60件程度の物件が「袋とじ」されるそうですが、消費者からの反応を見て今後の方針を決める、とのこと。

ニッチな専門家

専門家が特定のトピックに解説をしてくれるサイト"All About"で、トイレのコーナーが始まったそうです:

TOTOが協力、オールアバウトがトイレの情報サイトを開設(ケンプラッツ)

記事にはTOTOも協力していて、掃除方法・臭い対策・リフォームなど、様々な角度から「トイレ」について解説しています。記事を読んで驚いたのですが、最近は「掃除がしやすいトイレ」などというものも登場しているのですね:

掃除が3倍楽になるトイレって?

こうした情報は家探しにも欠かせないかも。総合的な住宅情報サイトを見るだけでなく、こうした「家のパーツ」をテーマに掘り下げてくれるサイトというのも物件を選ぶ際に便利かもしれませんね。総合的なサイトで「掃除がしやすいトイレ」などというものを解説してくれるところなど無いでしょうから、特にトイレにこだわって家探ししたい!という人には欠かせないサイトになると思います。

考えてみれば、「家のパーツ」でより深い説明が必要なのはトイレだけではないでしょう。ドアやサッシ、外壁やベランダ、庭の手入れなどなど・・・こだわりの部分をより深くこだわれるような、ニッチな知識を提供してくれるサイトがもっと増えると良いですね。

「頭が良い子が育つ家」?

子供の成長には環境が重要、という点は議論の余地が無いと思いますが、なんでも「頭のよい子が育つ間取り」を持つマンションが登場したのだそうな:

■ 目利きが斬る 本日のお題 -- 東急不動産など「センターフィールド浦和美園」 -- 子育て用の間取り充実(日経産業新聞 2006年8月1日 第5面)

実はウチのオフィスは東京メトロ南北線・六本木一丁目にあるのですが、この南北線の終点が浦和美園。そこに2000年から「みそのウィングシティ」という都市整備計画が進んでいるそうなのですが、この地区初となる大型マンションが「センターフィールド浦和美園」なのだそうな。で、その中に「頭がよい子に育つ間取り」が用意されているのだとか。

マンションの公式サイトや不動産情報サイト、様々なページを見てみたのですが、残念ながら「頭が良くなる間取り」とやらは発見できませんでした。なので、実物がどんなものか分からないのですが、簡単な書き取り問題にも「脳を鍛える」効果があると言われる時代ですから、何らかの仕掛けがあるのでしょう。まさか「壁一面に計算問題が書かれている」などといったオチではないと思いますが・・・。

もしセンターフィールド浦和美園の売り込み手法が奏功して、似たようなマンションがいくつも誕生したら、「どのマンションが最も頭を良くするか!?」なんてランキングができそうですね。そうしたら、「頭が良くなる度:80%以上」のような設定で、物件検索が行える不動産情報サイトなんて現れるかもしれません。

それは冗談としても、環境が子供の頭の良さに影響するのだとしたら、何かそれを計る基準があっても良いですよね。頭の良さだけでなく、身体の健康や、「幸せ」と感じる度合いまでも住宅の間取りと関連付けられるのだとしたら、ぜひそれが事前に確認できるようになって欲しいものです。完全な数値化は無理としても、専門家のアドバイスが簡単に参照できるようなサイトが登場して欲しいですね。

街のイメージ調査

日本経済新聞社が「東京の街イメージ調査」というものを実施しています。毎年調査されていますが、2006年度版も先ごろ発表されました。

東京で「変化激しい街」は秋葉原トップ・日経イメージ調査(NIKKEI NET)

先日から日経新聞朝刊で、調査結果の詳細を解説するシリーズ記事が掲載されているのですが、人々が感じる「街の顔」というものが垣間見えて面白いです。例えば僕は三鷹に住んでいるのですが、「高齢者や障害者に優しい街」で隣町の吉祥寺が第3位になっていたり、三鷹自体も第9位にランクインされていて嬉しかったり(ちなみに吉祥寺は「終の住家にしたい街」でも2年連続トップという快挙を成し遂げています)。また過去の結果と比較すると、急速にイメージを回復している(あるいはその逆)例があったりして、街の変化というものが読み取れます。

こういう調査結果が何らかの形で住宅検索サイト上で確認できるようになっていれば、行ったことのない街のイメージをつかむ手助けになるかもしれませんね。また自主的・定期的にアンケートを行って、自らのサイト上で人々の知識を集約する工夫があっても良いかもしれません。業者の売り文句やきれいな写真だけでは、伝わってこない事実というものがありますからね。

ちなみに三鷹ですが、実は昨年の「高齢者や障害者に優しい街」では3位につけていました。駅前の再開発が評価を下げてしまった理由かなぁ。一方の吉祥寺は「元気な学生街」で7位、「本を買いに行きたい街」でも9位につけるなど、多方面で評価を受けています。そのせいか吉祥寺周辺はグッと家賃相場が上がるので、吉祥寺でゆったり暮らしたい!という方は、隣町の三鷹が狙い目ですよ!

宿泊できるモデルハウス

「モデルハウス」と言うと、週末に家族みんなで見学に出かけるというイメージですが、最近はこんな風に「泊まれるモデルハウス」も増えてきたようです:

パナホームと東電、東京・世田谷に宿泊できるオール電化モデルハウス(nikkeibp.jp)

パナホームと東京電力が、オール電化の宿泊体験型モデルハウス「Switch! House世田谷」をオープンするとのこと。実は以前、「宿泊できるログハウス」というのに泊まったことがあります。妻の実家に出かけた時だったのですが、諸事情で1泊する場所を探すことになり、「面白そうだから」という理由で予約(家を買うから、という理由でないのが悲しいところですが)。ログハウスでの一夜を過ごすことになりました。

実を言うと、僕はログハウスというものに憧れを持っていました。ちょっとカッコイイじゃないですか?木がふんだんに使われた家に住むなんて・・・。しかもそのログハウスには暖炉があり、ちゃんと薪をくべて室内を暖めるようになっていました。すっかり気分は「大自然の小さな家」。

ところが!その後の体験と言えば、ログハウスへの憧れを打ち砕くのに十分なものでした。暖炉から離れた部屋は寒く、毛布1枚では耐えられないほど。また暖炉はすぐに薪が燃えてしまい、夜中に頻繁に起きて薪をくべなければいけませんでした。しかも意外に薪の無くなりが早く、真夜中に燃料切れ・・・その家が悪かったのだと言ってしまえばそれまでですが、やっぱり住んでみないと分からないものだなぁと実感した一夜でした。

で、今回のニュースに戻るのですが、こういった宿泊体験ができるモデルハウスというのは貴重ですね。さすがにオール電化の家で、燃料切れで寒さに震える、なんて経験はしないと思いますが・・・。しかし良いことも悪いことも含め、一夜を過ごすことによって予想もしていなかったことが見えてくると思います。

こういった宿泊体験型モデルハウスが検索・宿泊予約できるサイトなんてあったら面白そうですね。そのうち宿泊体験ができることが普通になって、一般的な住宅情報サイトでも「この物件に泊まる!」ボタンがあるのが普通になったりして・・・。逆に旅行予約サイトからモデルハウスを宿泊予約する、なんてことが起きるかもしれないですね。

シースルー建築現場

これはちょっと面白いかも。建築現場を囲うための塀に、透明のシースルータイプが登場したとのこと:

「見られて困るものは何もない」透明仮囲いで工事を公開中〜建設現場の環境対策その4(ケンプラッツ)

「建築現場を公開することで信頼感を得る」という発想については、以前にもこんなエントリを書きました:

「過程を見せる」サービス

似たようなサービスとしては、建設現場にカメラを持ち込んで、WEB経由で作業のライブ映像が見れるサービスなんてのもあります。これらはIT技術を活用して現場を見せる仕組みですが、シースルーの塀は難しい技術を使っていないにもかかわらず、よりインパクトがありますね。写真でも目を引かれるのですから、実際の現場にいったらもっと迫力があるのではないかと思います。

またこの仕組みであれば、専用のWEBサイトにアクセスするという積極的な動きを期待する必要がありません。目の前を通りかかるだけで「このマンション・施工業者は自信があるんだな」という印象を抱かせますから、宣伝としても効果があるでしょう。また「全部で7棟のマンションを順次つくっていくので、入居後は別の棟の工事状況をチェックできる」そうですから、仰る通り「自分のマンションもきちんとつくられたことがわかり、安心してもらえる」効果もありそうですね。

IT技術を使った「信頼感を得る」ための試みはもちろん価値があることです。デジタルの記録にとどめておくことなど、ITならではの機能もあるでしょう。しかしこんなちょっとした発想の転換で、ユニークな信頼獲得方法を考えられるのかもしれませんね。

アトリエのある住宅

住宅検索サイトでは様々な検索条件を設定することができますが、「アトリエ付き」という条件で探そうという人は少ないでしょう。しかし和歌山県でアトリエ付きモデル住宅が作られ、このたび入居者が決定したのだとか:

アトリエ付きモデル住宅 入居者3組決まる -- 地域活性へ活躍期待 -- 田辺市龍神村(紀伊民報)

記事のタイトルから分かる通り、この住宅の目的はずばり「地域活性」。「国、県、市でつくる『新世紀山村モデル推進協議会』が、紀州材の普及や地域活性化を目的に、それぞれ3分の1ずつ負担して建設している」とのこと。龍神材というブランドの地元木材を使用した2階建ての住宅で、創作活動用のアトリエが付いているそうです。

今回入居が決定した3組は、もちろん芸術関連の活動を行っている方々。お一人は僕の地元・東京都青梅市で活動を行われている方で、ちょっと親近感を感じています。芸術で町おこしをしようという自治体は多いですが、今回のように「芸術家に住んで創作してもらおう」という取り組みは珍しいですから、ぜひうまくいって欲しいですね。

スローライフが注目される中で、特に芸術で生計を立てているわけでなくても、アートの創作に積極的に取り組む人が増えてきました。しかしどんなアートにせよ、製作のためにはスペースが必要ですから、書斎やガレージと同じ感覚で「アトリエが欲しい」という人も増えてくるのではないでしょうか。検索サービスもそれに対応して、ずばり「アトリエ付き」という条件で検索ができるようにしたり、アートの製作に適した住宅を提案してくれたりというサイトが登場するかもしれませんね。

ブログは止まっちゃダメ?

いつもスマッチ!にアクセスされている方はご存知かもしれませんが、スマッチ! 住まいの達人ブログで障害が発生していました:

スマッチ、住まいの達人ブログで障害がおこっています。(スマッチ!住まいのブログ編集部日記)

僕もシステム業界にいた人間なので、障害の発生を防ぐことがすっご〜く大変な作業だということを理解しています。特にブログはミッション・クリティカルなシステム(それが停止してしまうと企業活動に重大な影響を及ぼしてしまうシステム、ぐらいの意味)ではないので、それほど大げさな対策を取っていない(手を抜いているという意味ではありません)のでしょう。なので、ブログシステムが時々止まってしまうのはある意味仕方のないことだと思います。

話は変わって、実は僕が別のブログを書いている TypePad というシステムでも、今朝の早朝にアクセスできない状態になっていました。こちらはシステムメンテナンスが理由だったのですが、たまたまワールドカップのフランスvs.ポルトガル戦を観るために起きていた僕は、ブログを書こうとしたのにアクセスできずビックリ。朝の更新をあきらめ、フランスの勝利を見届けて寝てしまいました。

かつてブログが単なる「WEB日記システム」だった頃は、ちょっとぐらい日記が書けなくても問題はありませんでした。しかし生活の一部となった今では、システムを用意する人々の想像以上に、いつでも使えるものであって欲しいものになってきています。特にコメントやトラックバックで他の人々と積極的にコミュニケーションしているブログの場合、少しアクセスできないだけでもブロガー本人にとっては大きな問題になってしまうでしょう。またスマッチ!のように専門知識を集めるブログでは、閲覧できなかったことで損害を被る結果(例えば「欠陥住宅の見抜き方」のような記事を読めなかったことによって)になってしまうかもしれません。

そう考えると、ブログにも今後「止まらないで動き続ける」ことが求められてゆくかもしれませんね。特にブログは一度建ててしまう(書き始める)と、住み替える(他のシステムに乗り換える)のが難しいシステムです。ちょうど住宅選びのように、いざ!という時の対策がどこまで考えられているかでブログシステムを選ぶ時代もやってくるのではないでしょうか。

ということで、編集部の皆さま、対応お疲れ様でした。これもブログが生活に欠かせないものとなったことの裏返し、と思ってがんばってください!

最近の新社会人が譲れないのは「風呂・トイレ別」なんだとか。

住まいの何にこだわるのかは人それぞれ、と言いつつも、この結果にはちょっと驚きました。HOME'Sが今年の新社会人(男性222人、女性206人)を対象に行ったアンケートによると、住まい選びで譲れない条件の第1位は「風呂・トイレが別になっていること」なんだとか:

今年の新卒社会人に聞く!一人暮らし意識調査(HOME'Sリサーチ)

女性で「風呂・トイレ別」という条件がトップ、というなら納得できるのですが、この条件は男性でも第1位になっています。第2位の「エアコン付き」という条件を15%も引き離していますから、この傾向は強く出ているようです。

個人的な感想で恐縮ですが、僕が新社会人生活を始めたのは、当然風呂・トイレ一緒の部屋でした。学生の4年間もずっと風呂・トイレ一緒の部屋だったので、それが当然という意識があったのかもしれませんが、いずれにせよ一緒であることに違和感はありませんでした。友人の中にも「風呂・トイレ別」にこだわっている人はいませんでしたから、ずいぶんと意識が変わったんだなぁと感じています。

しかし、今は以前よりも「風呂・トイレ別」という物件が多いために、人々の意識が変化したのかもしれませんね。不動産検索サイトをいじっているだけですが、小さくて手頃な賃料の物件でも、風呂・トイレ別のものがけっこうあります。ニーズがあってそれに対応する物件が生まれているのか、それとも物件があって「風呂・トイレ別は当たり前」という意識になったかは微妙なところですが、いずれにしても以前ほど贅沢な条件ではなくなりつつあるようです。

こうやって「人々が何にこだわるか」をのぞいてみるのは面白いですね。不動産検索サイトでも、「この条件がよくチェックされています」みたいな統計データが確認できると良いのですが。もしかしたら、意外な条件が最近よく選択されている・・・のようなトレンドが見えてくるかもしれません。

「関連キーワードサーチ!」登場

おぉっ、いま他の方のスマッチ!ブログを見ていたら、「関連キーワードサーチ!」なる部分が記事の下に付いているではありませんか。何か特殊な操作をしたのかな?と思ったら、僕が書いた記事にもいつのまにか付いています。どうやら知らない間に(気付かずにいてスミマセン)バージョンアップされていた模様。さすがスマッチ!、進化を続けていますね。

で、この「関連キーワードサーチ!」ですが、記事から自動的にキーワードをピックアップして検索エンジンにリンクしてくれるようです。例えば以下は、僕がずっと前に書いた「緑に囲まれた家を探すには?」というエントリの最後の部分:



記事から抽出された「サービス」「緑化」などのキーワードがまとめて表示されています。キーワードの後にある数字は、このキーワードで検索をかけた時のヒット件数でしょう。ここで「緑化」をクリックすると、スマッチ!サーチで緑化を検索した結果が表示されます:



僕のブログでは、残念ながら住宅の特徴に関するキーワードはあまり登場してきませんが、他の方々のブログでは「ここで紹介されている設備っていいな、この設備がある家に住みたい!」と感じてすぐに検索ができる、という風になるのでしょうね。せっかく面白い機能が付いたのだから、僕も「オール電化」とか「タワー型」とか「スケルトンインフィル」とかいうキーワードが出てくる記事を書かなくちゃいけないかな・・・。

首都圏の住宅購入希望者、中心は30〜40代前半

東急住生活研究所が行った調査によれば、首都圏居住で5年以内に「住宅を新しく購入する」と答えた人の中心は30〜40代前半の人々だったとのこと。

30歳代前半から40歳代前半が住宅購入のピーク、首都圏の住生活調査(ケンプラッツ)

「住宅を新しく購入する」と答えた世代を上位から見ると、30〜34歳が21.1%を占め、40〜44歳(18.2%)、35〜39歳(15.7%)と続いているとのこと。30代だけに限定してみても、全体の4割弱を占める結果になっています。

僕はいま33歳なので、この世代にズバリ該当してしまうわけですが。悲しいかな、住宅購入の予定はまったくありません。しかし僕だけかもしれませんが、何かこの結果に違和感を感じてしまいます。僕の周囲にいる同年代の人々を見ると、「家を買った」あるいは「購入を検討している」という人はごくわずか。多くは将来どんなライフスタイルを選ぶかを考えつつ、とりあえず賃貸で済ませているといったところです。

昔と違い、「自分で家を買う」という行為はゴールでは無くなりました。特に首都圏であれば、いつか田舎に帰ることを考えている人など、賃貸という選択肢を積極的に選んでいる人も多いでしょう。個人的には「家を買う」と考えている人々ではなく、それ以外の人々がどのような考え方をしているか、将来像をどのように描いているかを聞いてみて欲しかったと思います。

ちなみにケンプラッツの記事では、アンケート結果を受けて次のように指摘しています:

 20歳代に賃貸で新居を構え、30〜40歳代前半で家を購入、40歳代後半では子どもの教育などに資金を回すので住宅計画を凍結し、子育てが一段落した50歳代から、住み続けた家を夫婦用にリフォームする——といった都市部の住宅事情がみえる結果になった。

しかしこのステレオタイプも、果たしてどこまで通用するのでしょうか。もしかしたら、このアンケートの対象者を再度5年後に調査して「本当に家を買ったかどうか」を見てみたら、また違った結果が現れてくるかもしれませんね。

お父さんはお呼びじゃない?母娘をターゲットにした住宅が登場

家族で住む住宅は、もちろん家族のメンバー全員の意見が反映されたものであるべきです。しかし母と娘が住みやすいことに焦点を当てた住宅が登場したとのこと:

積水ハウス+インフィニティが共同で提案した「娘と暮らす家」の反響(ケンプラッツ)

積水ハウスインフィニティが共同で提案した住宅「娘と暮らす家 カーサ・フィーリア」についての記事。母と娘の関係などに関するアンケート調査を実施し、その研究成果を反映させた住宅ということです。どのような工夫が施されているか、詳しい内容は記事を読んでいただきたいのですが、気になったのは「父」の位置付けです。

まず母(妻)から見た父親ですが、

「母」の寝室については、夫と分けたいという声が少なからずあった。就寝時間の違い、夫のイビキ、夜中にお手洗に行く音、タバコの煙が気になるなどの理由が挙げられた。趣味や仕事用のスペースよりも、個室が欲しいという希望が多く聞かれたという。

とのこと。なるべく夫から離れた時間を持ちたい、と感じている人が多いようです。次に娘から見た父親はというと、

ちなみに、「お父さん(夫)」の存在は、母の感想にはところどころに出てくるものの、娘の感想からはほとんど出てこない。

そうです。母親がところどころしか父親に触れないというのもあんまりですが、娘の中で父親の存在っていったい何なのでしょうか・・・。同じく娘を持つ父として、他人事とは思えない問題です。

積水ハウスの開発担当者は、「一般に新しい住まいを検討するとき、女性の意見のほうが多く反映されると思う。現在はまず、母娘をキーに、父親(夫)も含めた家族の関係を見つめている」と話しているそうです。確かに「女性の方が声が大きいから、女性の声を聞く」というのも正しいかもしれませんが、逆に「父親の存在が小さいから、逆に大きく感じられるような住宅を」という発想があっても良いのではないでしょうか。お父さんが心地良く感じられて、家族との団欒が楽しめる家なら、お父さんたちがもっと家に帰りたいと感じるようになると思うのですが・・・。

しかしその前に、お父さんが家庭のことにも関心を持って、家族と過ごす時間を増やすのが先かもしれませんね。不動産情報サイトで、お父さん向けに「理想の家をGETする〜家族と良い関係を保ち、自分の意見を聞いてもらう方法」などという特集を組んだら、意外とウケるかもしれません。

臨場感を足すと

これぞまさにバーチャル箱庭?自分や家族の3DCGを作成して、デザインした住宅の中に配置することができるというソフトが登場したというニュース:

あこがれの一戸建てを——超リアル志向の箱庭ゲーム(?)登場(ITmedia +D)

メガソフトが開発した、「3Dマイホームデザイナー2006」というのがそのソフト。僕はまだ自分で家を建てようと思ったことがないので、「家庭用住宅デザインフト」なるものがあることを初めて知ったのですが、設計の知識が無くても直感的な操作で理想の住まいがデザインできるとのこと。さらに今回のバージョンでは、住宅ローン自動計算ソフトに加え、写真から人間の3DCGが作成できるというソフト(六角大王Super)がバンドルされているそうです。

実際にどのようなCGが作成できるかは、六角大王Superの紹介ページを参照していただきたいのですが、一昔前のポリゴンゲーム程度は実現できていそうです。作成した人物CGにはポーズを取らせることもできるそうですから、けっこう臨場感が味わえるのではないでしょうか。(紹介ページの「7.理想のマイホームに家族全員が3Dで登場!」の部分にある写真などなかなか。)

さてこの3DCG作成というオマケ、どんな効果をもたらすでしょうか?こんなのオモチャだよ、と無視してしまうこともできますが、意外に重要な機能かもしれません。例えば自分や家族が写った写真が捨てにくいように、自分の分身とも言える3DCGが「住んで」いるデザインを見たら、ただのデジタルデータ以上に感じてしまうのではないでしょうか。3Dマイホームデザイナーの売り上げには貢献しないかもしれませんが、デザインした住宅の発注を促す効果があるかもしれないと思うのですが、どう思われますか?

不動産検索サイトでも、家族のアバターを作成して、気になる物件に「住ませて」みることができたら楽しいですね。それに飼いたいと思っている大型犬や、買いたいと思っている大型車が挿入できるオプションが付いていたら・・・理想の住まいに対する愛着が深まって、思わず契約してしまうかもしれません。

WEBで家具をデザイン 〜 INTERIOR FAN

すっかりブロードバンドが普及し、グラフィックを多用したサイトがごく一般的なものになりました。しかもインタラクティブに操作できるものも多く、以前も「3Dで室内外の様子をチェックできる不動産サイト」などというものを紹介しています。で、今回はWEBを通じて、家具のデザインができるというサービスが登場したというニュースです。

サイバーブレッド、オーダーメード家具の販売サイト(日経産業新聞)

サイバーブレッドが開設した、「INTERIOR FAN」というサイト。カスタマイズ可能なオーダー家具を販売しているのですが、そのカスタマイズをWEB上で自分自身の手で行えます。さっそくシミュレーションを触ってみました。



まず立ち上げると、このような製図版のような画面が表示されます。この白い部分で設計していくわけですね。画面上部には「支柱」「基本パーツ」「アクセサリ」の3つのカテゴリに分かれたパーツがあり、ドラッグ&ドロップで組み合わせていくことができます。



ちょっと操作するだけで、こんな風に。各パーツの説明は、上図のように画面右手に表示されます。またパーツの色も画面下部に表示されるパレットから選ぶことができます。



デザインした家具は、このように3D表示させることが可能。左右に回転させたり、ズームイン/アウトさせたりと、完成イメージを確認することができます。操作はいたって簡単で、触っているだけでもけっこう楽しめます。

しかし不思議なもので、特にこの家具を買う予定が無くても、デザインしているうちに真剣になってしまいます。そして完成された3Dイメージを見ると、ちょっと欲しくなってしまったりして・・・。バーチャル上とはいえ、設計というプロセスにユーザーを参加させることにより、「これは自分のものだ」という所有欲を刺激するという効果があるのかもしれませんね。また「自分が作った世界に1つだけの家具」と感じさせることで、満足感を高める効果もあると思います。

そういえば、自動車もWEB上から自分でカスタマイズを指定できるサイトがありました。それを考えると、不動産の分野でも「WEB上で理想の住宅を設計できるサイト」などというサービスが登場するかもしれません。数年後には、「WEBで住まいを探す」という作業は時代遅れとなり、「WEBで住みたい家を設計する」ということが一般的となっているかもしれませんよ。

コンパクトシティを目指して

実は今月(2006年6月)は、国土交通省が定めた「第24回まちづくり月間」なのだそうです。今回のテーマは「にぎわいまちづくり」で、歩いて暮らせる街・コンパクトシティの是非や、その実現の可否について話し合われるとのこと:

「第24回まちづくり月間」きょうスタート(国土交通省) (日本商工会議所)

コンパクトシティ」という概念がいつごろ登場したのか分かりませんが、僕のように特に住宅が専門でない人間でも最近耳にすることが多いので、注目されつつある考え方のようですね。国土交通省の説明にもある通り、少子高齢化社会を迎えることを考えると、これまでのように都市機能が拡散される傾向は見直されるべきでしょう。クルマを運転しない・できない人々にも住みやすいように、歩きだけでも不自由のない生活を可能にするためにはどのような街づくりをすれば良いか、様々な側面から検討されるべきだと思います。

ただし、単純に「都市機能がコンパクトに集約されている街」を作るだけでは、コンパクトシティ周辺に住居を持てなかった人々にとっては逆に不便になってしまうのではないでしょうか。またコンパクトになった分、そこで生み出される雇用も少なくなるでしょうから、働く場所は結局コンパクトシティ外になってしまった -- そして通勤に長い時間がかかり、コンパクトシティで過ごす時間は減ってしまったなどという事態が起きる懸念もあります。真のコンパクトシティが生まれるためには、産業構造の転換や新しいワークスタイルの確立など、社会のあり方にも変革が求められるのではないでしょうか。

そう考えると、コンパクトシティの問題は「まちづくり」という視点以外からも検討が必要かもしれませんね。例えば通勤による移動を減らすためには、SOHOなどの働き方を認めてもらうために企業を巻き込んだ話し合いが必要になりますし、諸手続きを行うために市役所や区役所などを訪れる手間を省くためには、IT技術の活用が欠かせないでしょう。さらに物流(消費者の移動を最小限にする配送システムの実現)や教育(最小限の通学時間で最適な教育が受けられる環境の実現)などといった面でも検討が必要だと思います。

もしかしたら、これから企業や地方自治体、教育機関などが一緒になって「にぎわいのある街をつくる」というテーマに取り組む時代がやってくるのかもしれません。僕らのように、言わばバーチャルの世界に携わる人間たちも、リアルの世界での生活環境/仕事環境を意識した商品/サービス開発が求められるようになるのではないかと感じています。

公園をつぶす住宅業者

今日は単なるグチを言うだけのエントリになってしまいますが、お許し下さい。

先日娘を連れて近くの公園に行ったら、工事中で中に入ることができなくなっていました。古い公園だったので改修かな、と思ったら、何か建物を建てるための工事のようです。数日後に近くを通りかかると、かつて公園があった場所にはこんな看板が付けられていました:

「×××(企業名)がお届けする住宅展示場、近日オープン!ご期待下さい!」

なんと、住宅展示場が造られるとのこと。その場所のすぐ近くにも別の住宅展示場があるので、もう1つ造られることに驚くとともに、「公園をつぶして造る必要はないだろうに」とあきれてしまいました。

実はその公園、周囲にフェンスが張られ、出入り口が1ヶ所しかない構造になっていました。従って不審者の侵入をチェックしやすく、また子供が飛び出すこともないので安心して遊ばせることができた場所です。その場所をつぶして住宅展示場にしようというのですから、僕の感情も多少は理解していただけるでしょうか。

企業にしてみれば、正式な手続きで用地買収したのでしょうから、なんら咎められる覚えはないでしょう。しかし他の誰よりも「住環境」というものに敏感でなくてはならないはずの住宅業者が、貴重な公園をつぶすという決断を下したことは問題だと思います。そんな体質の企業は、別の場面でも「住環境より自社の利益を優先する」という選択を行う可能性が高いのではないでしょうか。少なくとも、僕はこの住宅展示場を建設したメーカーの家には不信感を持って接してしまうと思います。

先日のエントリで、建築業界がいますぐ求めているのは「コストダウンの技術」で、緑化や自然再生の技術の優先度は低かったということをお伝えしました。あまり信じたくはありませんが、何か住宅を提供する側の立場にある人々は「自分たちが売っているのは単なるモノに過ぎない」と考えているのではないかと感じてしまいます。一般の企業でもCSR(企業の社会的責任)という概念に注目するようになっている時代、住宅・建築業界はもっと意識を消費者寄りにする必要があるのではないでしょうか。

ちなみに既にある住宅展示場には、週末になると多くの人々が見に来ているようです。駅から離れているので、来場者の足はたいていクルマ。もう1つ展示場ができることで、ますますクルマの往来が激しくなってしまわないと良いのですが・・・

緑化は後回し?建築業界が求めているのは「コストダウンの技術」

日経コンストラクションが行った調査によると、建築業界がいますぐ求めているのは「コストダウンの技術」で、「10年後に必要な技術」として緑化や自然再生が挙げられたという結果が出たそうです:

10年後に必要な技術とは(ケンプラッツ)

記事の冒頭、「売上高の減少に伴って研究開発費を削減する企業は多く、土木技術の開発を取り巻く環境はますます厳しくなってきました」との前置きがあります。高度経済成長の時代ならいざ知らず、研究開発に余分なお金をかける体力のある企業が少なくなっているのでしょう。だからと言って、すぐに欲しいのが「コストダウンの技術」というのはちょっと悲しいですね。

確かに企業を存続させるためには、直近的にはコスト削減を追及しなければならないと思います。しかしより長い目で見た場合、顧客にとって価値があるものを提供できる企業にならなければいけないでしょう。緑化や自然再生はまさにそんな価値を提供する技術だと思いますが、それが「10年後に必要になる技術」という位置付けでよいのでしょうか。

また同じアンケートでは、「いますぐにでも必要な技術」「10年後に必要な技術」の両方で上位にランクインしていたのが「補修や調査の技術」とのこと。それはそれで必要な技術だとは思いますが・・・建築業界が追求する技術が「コストダウン」「補修・調査」では、将来、夢のある建築物が残っているのかどうか不安になります。

建築業界にはぜひ、目の前にある危機を乗り越えるだけでなく、10年後にどうやって価値を提供するのかを考えて欲しいと思います。「センサー技術だけで利益を出す」のも良いですが、「心地良い空間を提供することで利益を出す」道を模索することも必要ではないでしょうか。

悪い景観100景

日本の道100選」や「日本の滝100選」など、良い景色を集めようという動きは珍しくありませんが、逆に「悪い景観」を集めようという動きがあるのをご存知でしょうか:

「悪い景観100景」選定 「風格なし」「看板洪水」(朝日新聞朝刊 2006年5月28日 第37面)

この選定に取り組んでいるのは「美しい景観を創る会」という団体です。ホームページはこちら:

美しい景観を創る会

「悪い景観100景」は現在まで暫定70点が集められており、こちらのページで確認することができます。新宿の夜景から、最近移築問題で話題になった、首都高速に覆われた日本橋まで。僕のオフィスがある六本木も、No.68で堂々の入選を果たしています(ちなみに寸評は「東京の夜の中心地の夜景とはいえない」とのこと)。ただし70ヵ所に順位はなく、順不同に並んでいるそうです。

ただし「良い景色」を選ぶのとは違い、やはり「悪い景色」を選ぶ方には賛否両論あるようで。例えば浅草にあるアサヒビールの本社ビル(No.45)も70ヵ所の1つに選ばれているのですが、逆に「あのビルは景観に調和している」と感じる方もいるでしょう(実際、寸評には「賛否両論あるが」と添えられています)。朝日新聞の記事には、建築家の浅見雅之さんが70ヵ所に褒め言葉の寸評を付けようとしていることが紹介されています:

あさみ新聞(浅見雅之さんのブログ)
悪い景観100景を考え直す
悪い景観100景を考え直す(2)

さてこの「悪い景色を選ぼう」という試み、どう感じられましたか?よく指摘してくれた、と感じる方もいらっしゃれば、何が問題なんだ?と感じられる方もいらっしゃるでしょう。この景色が悪いのは認めるけど、こちらは指摘されるほどだろうか、と個々の景色で賛否両論ある方が多いかもしれませんね。浅見さんも指摘されている通り、「景観論議には主観の対立がつきもの」なのでしょう。ある見方をすれば悪い景色でも、別の見方をすれば良い景色になる、ということかもしれません。

僕も「70選に納得できる場所もあれば、できない場所もある」と感じている一人です。例えば、六本木や新宿の夜景は確かにギラギラしてお上品ではないけれど、日本の現代文化の一部としては認められてもよい存在だと思います(電気の無駄使いだ、などといった議論は別にして)。一刀両断に「東京の夜の中心地の夜景とはいえない」というのは、建設的ではないでしょう。少なくとも「こういう理由で悪い景色だと考えている」という論点を明確にするべきだと思います。

しかし、議論の口火を切ったという点では評価されて良いのではないでしょうか。これから建築される建物の場合には、景観論争を行って「許される景色」という合意をつくることができます。しかし既に存在している景色の場合には、なかなか再考は始められません。この際、「悪い景色」と指摘された場所は代表を立てて、美しい景観を創る会と徹底的に争い、その場所における「良い景色とは何か?」という共通認識を作ってみてはいかがでしょうか。

住宅データから社会を知る

オンラインインテリアビジネスニュース」というサイトに、ちょっと興味深いデータが掲載されていました:

住宅アルミサッシの人気色「グレー」がトップに (インテリア業界ニュース)

記事によれば、近年アルミサッシの流行色に大きな変化があり、長年トップだった「ブラック」が凋落するとともに「グレー」の人気が急上昇しているそうです。上記の記事に掲載されているグラフを見ると一目瞭然なので、まずは目を通してみて下さい。

それにしても、「グレー」の拡大には目を見張るものがあります。記事ではこの現象の理由を、「かつて大邸宅のような重厚感が好まれて『ブラック』への支持が集まったが、シンプルモダンデザインが流行ると共に『グレー』に関心が移った」と説明しています。果たしてそれだけの理由でこの劇的な変化が説明できるのかどうか、ちょっと疑問も残りますが、サッシの流行色から住宅スタイルの流行の変遷が追えるというのは面白いですね。

そう考えてみると、住宅に関する様々なデータから、社会の動きを知ることができるのかもしれません。防犯関連設備を備えた物件が少ない地域は逆に犯罪が少ないのかもしれない、駐輪場付き物件が多い地域は公共交通の便が悪いのかもしれない、などと様々な分析が可能でしょう(ただしそれが正解かどうかは保証できませんが・・・)。

不動産サイトには、こういった集約データの提供機能も期待したいところですね。自社でデータを分析しなくても、ユーザーが勝手に分析して結果を共有できるような仕組みを作っておけば、後はユーザーのコミュニティが大きな価値を生み出してくれる・・・という可能性があることは、最近の「Web 2.0」現象が証明していると思います。

コミュニティのあるマンション

僕が留学していたころに住んでいたマンションは、ちゃんと管理人が常駐してくれていて、たまにエントランスでアイスクリーム・パーティー(!)を開いてくれたりしました。家族連れだったので、セキュリティがしっかりしているところという基準で選んだのですが、思いがけずそんな楽しみがあったりして喜んだものです。

そんな管理人がいたせいか、それともアメリカ人の気質かは分かりませんが、大きなマンションであるにもかかわらず「コミュニティ」のようなものがありました。住民用掲示板には「○○語教えます」「今度プレイルーム(共用部屋)でパーティーしましょう」などといった張り紙が所狭しと並べられ、エントランスに置かれたソファで住人同士が楽しげにおしゃべりする姿をよく見かけました。

「コミュニティ意識があること」の価値を実感したのは、マンションでボヤ騒ぎがあったとき。深夜に火災報知器が鳴り響き、妻と二人でエントランスまで降りていきました(エレベーターが使えないので、非常階段で!)。エントランスには不安げな住人たちが集まっていたのですが、特にパニックになることもなく、管理人の誘導に従って静かに待っていました(楽しげに談笑する人もちらほら)。幸い短時間で自分の部屋に戻ることができたのですが、「これが他の住居だったらどうなっていただろう」と思ったものです。

コミュニティが存在していて良かったのは、僕が異国の地で暮らす外国人だったからでしょうか。確かにその面はあるでしょうし、特に英語が話せない僕の妻にとっては、コミュニティの価値を強く感じていたと思います。しかしこれが日本の話だとしても、僕らにとっての価値が変わることはないでしょう。住人同士の気心が知れていること、少なくとも「ここには自分に近い人々が住んでいる」と感じることによって、不安の少ない生活を送ることができると思います。

いま不動産業者たちは、集合住宅においてこの「コミュニティ意識」を生み出すことに注目しています。以前このブログで紹介した、マンションSNSなどもその手段の1つとなっていくでしょう(参考記事:「マンションSNS」の時代)。次第に「コミュニティがある」ことを売りにして、ブログなどのメディアを通じてそれをアピールする物件が増えてくるのではないでしょうか。私たちも、間取りや駅からの距離をチェックするのと同じ感覚で、「コミュニティの有無」をチェックする時代が来るかもしれません。

ただそうなると、新築マンションの評価を行うのが難しくなります。間取りも設備もいい、立地条件も最高。しかしどんな住人が住み、どんなコミュニティが形成されるか分からない---となると、既に良質なコミュニティが存在している中古マンションを選ぶ人が現れるかもしれません。そんな中古マンションをリフォームして、新築同然にした物件が最も高値を付けるなんて時代が起きるかも。

いずれにせよ、これからマンションとコミュニティは切っても切れない関係になる可能性があるのではないでしょうか。検索条件に「毎週ケーキ・パーティーが開催される」なんて項目が追加される日も近い?

使われない子供部屋

「子供部屋が必要だと考える人は多いが、実際に使われる時間は短い」--こんなアンケート結果が出ました:

子ども部屋、ニーズ高いが使われる時間は短い?(ケンプラッツ)

ブライトホームが運営する住宅情報サイト「おうち*くらぶ」が実施したアンケートの結果について。それによると、子供部屋が「絶対必要」もしくは「必要」と考えている人は全体の80%を超すものの、子供が過ごす時間が長いのはリビングだと回答した人の割合が高い(72%)とのことです。

この結果、親子のコミュニケーションという観点からは歓迎すべきことなのではないでしょうか。「子供部屋が必要な理由は何ですか?」という問いに対する回答の中で挙げられてるように、「独立心を養う」「プライバシーを確保する」といった理由から子供部屋は必要不可欠なものですが、その結果親子間のコミュニケーション不足を招いてしまっては元も子もありません。一方で子供の自立心などを養いつつ、リビングなどで親子が触れ合える住まい---言うなれば「(あまり)使われない子供部屋」がある家というのが、理想の住宅なのではないでしょうか。

ちょっと住まいという観点からは離れますが、僕が通っていた大学の学部棟では、人々がすれ違わざるを得ないような構造にわざと設計されていました。どの教室に行くにも、中庭に吹き抜けに面した回廊を通らねばならず、誰がどこにいるのか一目瞭然---こんな建物なのですが、狙い通り休み時間になると、人々がおしゃべりする声で建物全体が包まれていました。そんな思想が、個人の住宅設計においても導入されて良いのではないかと思います。

とはいえ、私たちは住まいや人間工学の専門家ではないですし、どんな設計がコミュニケーションを促す結果につながるかは分かりません。住宅情報サイトでは、ぜひこういった部分も取り上げて欲しいですね。「使われない子供部屋」がある家はどれか、簡単に確認できる評価指標があると良いのですが。

建物と場所の結びつき

ちょっとブログのテーマからは離れるのですが、昨日の晩に妻と話をしていて「移築は是か非か?」という話になりました。

妻は移築反対派。建物は建てられた場所にあってこそ価値がある、日本は簡単に移築するから歴史が深まらないのだ、と愚痴ります。僕は移築容認派で、何らかの価値が生まれるのであれば(ダムに沈む村から歴史的建築物を移動させる、展示用に博物館内に移築するなど)移築やむなし、という立場です。

なぜこんな話になったのかというと、次のニュースを目にしたから。

建築も「映画出演」? 文化庁のロケDBが始動(ケンプラッツ)

文化庁が全国のフィルム・コミッションと協力して、映画・テレビなどのロケに使える場所2千数百件が検索できるデータベースを構築したというニュース。ちなみにそのデータベースが利用できるサイトはこちら:

全国ロケーションデータベース(文化庁)

このデータベースには様々な建築物も登録されているということで、「建築物が持つ価値とは何か」について話が及んだわけです。

「場所と建築物が揃って初めて価値が生まれる」という彼女の意見も確かに一理あります。東京・お台場のフジテレビビル近くに自由の女神像があるのですが、パリにある本物の自由の女神像のレプリカであるにも関わらず、何の感慨も伝わってきません。これはまさに「場」と「存在」が切り離され、価値が半減してしまった好例ではないでしょうか。

考えてみれば、本来建築物というものは、建てられる場所の特性が考えられた上で設計されるものです。それを建物だけ別の場所に移したとしたら、設計者が込めた意図や理想というものを感じることは難しくなってしまうでしょう。そう考えると、移築はやむを得ない場合にのみ限定し、行う場合でも移築先にできるだけ周囲の環境を再現する、などの配慮が必要になってくると思います。

建物は場所と結びついてこそ価値が生まれる、ということを逆に考えると、普通の家探しの場合でももっと「場所+建物の結びつき」というものに意識が向いても良いのではないか、と思います。通勤に何分かかるか、福祉関係の制度が充実した自治体かといった市区町村レベルの判断だけでなく、その住宅がどれだけ地域・環境を活かし、住みやすく設計されているか---などといったレベルまで考えてみる必要があるのでは、などということをふと感じた週末でした。

家が先か、生活が先か

少子高齢化が問題となっていますが、政府も様々な対策を考えているようです。しかし中には、効果が?な施策も:

「家族の日」、3世代同居のための住宅推進提言(asahi.com)

「3世代同居のための住宅建設促進などを提言」ですか・・・確かに3世代暮らせるような広い家が安く手に入るようになれば、それはそれで嬉しいかも。しかし家があったからといって、そこで3世代が一緒に生活できるかどうかは別問題ではないでしょうか。

お年寄りは住み慣れた街を引っ越すのに抵抗があるでしょうし、お年寄りに住みやすい街はたいてい通勤に向かない場所ですし・・・。「ハコを作れば中身はあとからついてくる」というのは、典型的な行政側の発想だと思います。ハコを作る前に、高齢者や児童に優しい街並みの整備や、SOHOの促進など、「3世代で暮らせる環境」を整備する方が先だと思うのですが。

最近、ちょっといいなあと思っているのは住宅情報ナビの「気になる街の暮らしレポート」です。このコーナーでは、エリアレポーターが様々な視点から個々の街を調査して、実際にその地域に住む人々(若者だけでなく、高齢者の方々も)の声も紹介しています。このレポートを読んでいると、「ここに暮らしたらこんな生活ができるんじゃないかな」というのを具体的にイメージすることができます。

こんな情報発信が、実は「3世代で暮らす生活」の実現に役立つように思います。ある街のどこが優れているか・劣っているかがガラス張りになり、クチコミ情報も集まるようになれば、行政にとっても参考になると思うのですが・・・。いっそのこと、政府自らが住宅情報サイトを運営して、そこで集まってくる人々の生の声に耳を傾けてもらう、というのはどうでしょうか?

建材で町おこし

最近、というか以前から「町おこし・村おこし」というものに注目が集まっています。東京や大阪など大都市に流れてしまった人とカネ、そして情報を地方に呼び戻すための動きですが、住宅分野でも地方活性化に関する動きがあるとのこと:

県産木材の住宅普及へ 県が総合サイト開設支援(中日新聞)

福井県が県内で生産された木材「ふくいの木」を用いた住宅の普及に向け、WEBサイトを開設するというニュース。「ふくいの木」の特長や住宅の事例などといった情報発信を行うそうです。従来は各住宅メーカーが個別に情報発信していたものの、比較しにくいといった指摘があったとのこと。また県では「ふくいの木の家」を提案するコーディネーターを育成する計画もあるそうです。

本来、住宅は各地域によってそれぞれ特長があったはずで、地元の木を使った家の提案というのはなかなか興味深いのではないでしょうか。どこまで魅力をアピールすることができるかはこれからの課題ですが、試みとしては面白く、また消費者にとっても有意義なことだと思います。

考えてみると、住宅検索にはあまり「建材」という概念は出てきませんね。それだけ現在は建材に差がないということでしょうが、家電メーカーが生産工場をブランドにする時代ですし、まさに「ふくいの木の家」のように「建材をブランドにして売り出される家」なんてものが現れてもおかしくないように思います。福井県が設置するWEBサイトがどこまで成功を収められるか、注目してみたいと思います。

以前「建築業者がブランドになるかもしれない」というコメントをいただいたことがありましたが、同じイメージで「何を使ったか・どう使ったか・誰が使ったか」をブランドにすることも可能かもしれません。「ふくいの木」がブランディングに成功したら、福井県およびその周辺地域をターゲットにした住宅検索サイトでは、「ふくいの木を使っていること」が検索条件として登場する---なんてことが起きるのかも。

5畳半でも楽しい我が家

僕は2年間ボストンで暮らしたのですが、その時借りていたアパートは間取りこそ1LDKなれど、日本なら間違いなく2LDKの間取りにするほど広々とした部屋でした。別にお金があったというわけではなくて、アメリカの家は概して広々としているわけです。郊外に行くと「ここはどこの富豪が住んでるんだ!?」なんてビックリする家がゴロゴロしていたりして。うらやましい限りでした。

ところがそのアメリカで、5畳半の広さしかない戸建住宅が発売されたというニュースがありました:

■「5畳半」の戸建住宅 -- 日本の家屋がヒントに(日経流通新聞 2006年5月1日 第16面)

日本の家屋がヒントになったというあたりが悲しいのですが、美術教授であるジェー・シェイファー氏が考案したミニハウス「タンブルウィード・タイニーハウス」についての記事。「使ってもいないスペースのために光熱費や掃除の時間を費やすのがバカらしくなって」考案されたものだそうな。以下はホームページをスクリーンキャプチャしたものですが、けっこうカッコよく見えるのが不思議です:



サイズは横約2.5m×縦約3.6m。狭いながらも勉強机・棚・台所・トイレ・シャワー・ベッドなどを完備とのこと。しかもより小さな横約1.8m×縦約3mというサイズまで用意されているそうです(こちらで間取りを確認することができます)。ちなみに価格は大きいもので約4万ドル、小さいもので2万3000ドル。すでにクチコミとWEBサイトで15戸を販売したとのこと。

確かに狭ければ光熱費が少なくて済みますし、掃除の手間もかかりません。合理的に判断すれば狭い家も「アリ」ですが・・・。シェイファー氏は日本での販売も考えているそうですが、どうでしょうか?最近「下流社会」なんて言葉が生まれている日本ですから、意外に人気がでるかも(そもそも日本をヒントに作った家屋ですし)。

マンション建築をライブ中継

以前このブログで、「住宅の建築過程をビデオ撮影し、DVDやWEBを通じて配信する」というサービスがあることをご紹介しました:

「過程を見せる」サービス

ちなみにこのサービス(UNITEDROOMSの「建設期間中映像化・配信サービス」)、良くできたデモサイトを設置されているので、イメージを掴んでもらうためにリンクを貼っておきます:

UNITEDROOMS 建築期間中映像レポート(デモ)

一方、今日の日経産業新聞で、「マンション建築現場をネットで生中継する」というサービスが登場したことが報じられていました:

マンション建築現場 ネットで生中継 -- ナイス 進ちょく状況を把握(日経産業新聞 2006年4月26日 第34面)

マンション開発・販売を手掛けるナイスが、分譲マンション建築現場の様子をネットで生中継するシステムを導入するとのこと。購入契約者が自宅のPCで工事の進捗状況をチェックできるそうです。UNITEDROOMSのWEB映像配信は録画してきたファイルを流す形式でしたが、「マンションの施工状況をリアルタイムで公開するのは初めて」とのこと。

ナイスはこのシステムを、「耐震偽装問題でマンション購入に不安を抱く消費者の信頼を確保し販売促進につなげる」という目的で導入するとのこと。ちょうど全く同じ紙面に、「団塊ジュニア世代は住宅購入時の条件として、耐震性を重視する傾向が強い」というアンケート結果に関する記事が掲載されていました(「『理想の住まい像』耐震性重視が57% -- 民間団体 団塊ジュニアら調査」日経産業新聞 2006年4月26日 第34面)。その意味では、まさに時代のニーズに即したサービスだと言えるでしょう。

ただ、前回のUNITEDROOMSのサービスに関する記事のコメントでも話題になりましたが、消費者は映像からどの程度安心感を得るのか?という問題があります。僕は「映像が見れるということ自体が、『撮られているのだから不正は行われないだろう』という安心感につながる」と思っているのですが、「映像なんていくらでも改ざんできる(少なくともそう思われている)から信頼感は生まれない」という意見も確かにその通りです(実際、ナイス・ビュー・システムではカメラは3台しか設置されません)。また「素人が現場のライブ映像を見ても、不正が行われているかどうか分からない」という問題もあります。結局安心感は「あそこは大手だから大丈夫だろう」というブランドに対する信頼からしか生まれない--そんな結果になってしまう恐れもあるのではないでしょうか。

一方、前回も書きましたが、この種のサービスは「新しいエンターテイメント」として捉えることができるかもしれません。街角に設置したライブカメラから送られてくる映像を、ただWEB上で流すだけでもサービスとなるくらいですから、契約者が自分のマンションの建築されてゆく様を眺めるというのはさぞかし楽しい体験でしょう。その場合、「耐震偽装に対する安心感が得られる」というのはちょっとしたオマケ程度の感覚になると思います。

結局、どちらの可能性を追うにせよ、位置づけをはっきりさせる必要があるのではないでしょうか。「安心感」のためのサービスなら、画像の見方・偽装チェックのポイント・建築工法などの専門知識を教える機能を充実させる。「エンターテイメント」のためなら、ライブ映像の保存・友人との共有機能・静止画出力サービスなど楽しみのための機能を充実させる。そんな補足が必要なのではと思います。

セルフリノベーションを知る。

昨日ですが、本家Polar Bear Blogの方で「セルフリノベーション」というコンセプトについて記事を書きました:

セルフリノベーションの時代

セルフリノベーションとはすなわちリフォームのことなのですが、「リフォーム」が和製英語で「業者が提供するサービス/業者にやってもらう改築」というニュアンスがあるのに対し、「セルフリノベーション」は家主が自ら手を動かして行うという意味合いの言葉とのこと。詳しくはPolar Bear Blogの記事を読んで欲しいのですが、なかなか面白そうな動きです。

この「セルフリノベーション」に関連するサイトが日経MJの記事で紹介されていたので、ちょっと引用:

日本橋馬喰町GOLDFARM(築30年の家屋を仲間うちでリノベーションする過程を公開するブログ)
横田満康建築研究所(自然素材、ローコストにこだわるセルフリノベを支援する設計事務所)
Roomkit(インテリアキット、欧州製の壁紙、けい藻土塗り壁材などを販売)
igokochi.com(セルフリノベーションを実行した2組の夫婦が運営する情報サイト)
古い家に住む。(昭和30年代の家に住む夫婦のブログ。セルフリノベを10年がかりで計画)

などなど、様々なサイトがあります。ブログが多いのは、セルフリノベーションという性格上、ユーザーが情報発信の主体となっているためでしょう。その意味では、セルフリノベーションとはWeb 2.0の時代にマッチしたリフォームの姿、「リフォーム 2.0」とでも言うべき存在なのかもしれません。

そうなると、今後の「住まい」に関する情報発信の場として、ますますブログの重要性が高まっていくのかもしれませんね。スマッチ!ブログの中にも、「セルフリノベーション」という言葉ではなくても、自らの手で積極的なリフォームに取り組んでおられる方がいらっしゃいます。そういった方々の「生の声」の蓄積というものは、セルフリノベーション的な取り組みを知るための情報源として、大きな価値を生むようになると思います。

鳥の住まいに学ぶ


閑話休題。今日は本当に「その他」の記事ということで。



昨日、近所の吉祥寺美術館で開催中の「実物とイラストで見る 鳥の巣の造形美」という展覧会に行ってきました。






絵本作家・鈴木まもるさんのコレクションを展示したもので、実物と共に鈴木さんの絵も飾られていました。鈴木さんは絵本の制作だけでなく、鳥の巣の研究もされていて、『ぼくの鳥の巣コレクション』や『鳥の巣の本』といった解説書も出版されています(僕も帰りにショップで購入してきました)。ちなみに「勝手に鳥の巣を取ってきてしまっていいの?」「検閲の問題は?」と疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、巣は全て使い終わって捨てられているものを採取し、検閲もキチンと通過しているとのこと(でなければ展覧会など開けませんが)。



正直言って、行く前は「ちょっと時間つぶしに」程度のノリだったのですが(料金がたったの100円なので)、最初の展示物「アフリカツリスガラの巣」を見た瞬間に「すごい!」と引き込まれました。この巣は外敵の侵入を防ぐために、わざと偽の入口が設けられていて、本当の入口は見つからないように普段は閉じた形で設けられています。他にもクモの巣を使って葉を縫い合わせるもの、集合住宅の形式で全長5mにも及ぶ巨大な巣を作るものなど、高度な工夫に感心させられっぱなしでした。



考えてみれば、鳥にとっても巣という場所は生活の中心なわけですし、種族の持つ英知が結集される場なのでしょう。鳥の巣に「ハイテク」というのも変な話ですが、まさに鳥たちにとってみれば「ハイテク防犯装置」のような仕組みが駆使された巣を見ると、人間も鳥も同じような悩みに労力を費やしているのだということを実感します。



また完成された巣はどれも美しく、まるで優れたデザイナーが1つ1つ設計したかのようです。鳥たちがデザインを気にしているとは思いませんが、思いを込めて造られた「住まい」には美しさが宿るように感じました。もしかしたら、人間の造る住まいでも、優れたものは外見を一目見るだけでそれを感じることができるのかもしれませんね。



この展覧会は、吉祥寺美術館で5月21日まで開催されています。5月13日には、鈴木まもるさんが会場を訪れて、展覧会名にもなっている「鳥の巣の造形美」というテーマで講演されるとのこと。興味がある方はぜひどうぞ。

「住宅ブログ」の時代

昨年の年明けぐらいからでしょうか、自宅の近くに、おかしな建物が建設中であることに気付きました。いや、最初は建物であるとは思わず、何かの資材置き場だと思っていたのですが、次第にそれが何かを造っている途中なのだということが分かりました。しかし土管のような巨大な円柱や、正方形のブロックを組み合わせた形状、奇抜な塗装から、何かの工場か遊戯施設だとばかり思っていたのですが・・・実は住宅だったとは。

僕が見かけた建物は、「三鷹天命反転住宅」と言って、現代美術家の荒川修作が手掛けた作品とのこと:

天命反転住宅(Masslogue)

「作品」と言っても眺めているだけのものではなく、実際に住んで生活ができる、ちゃんとした「住宅」です。しかし外見だけでなく、中身も相当変わった造りになっているそうで、普通の生活が送れるのかちょっと不安ですが・・・

面白いことに、この三鷹天命反転住宅にはブログが開設されています:

三鷹天命反転住宅BLOG

設計のコンセプトや思想といった説明から、イベントのレポートまで、様々なトピックが扱われています。三鷹天命反転住宅に入居することを考えていなくても、読んでいて楽しめるブログとなっています。

こうした「住宅ブログ」は芸術家が設計した作品だからこそ成り立つものなのでしょうか。確かにそうした住居はブログがしやすいと思いますが、僕はあらゆる住宅、特に集合住宅にはブログがあって良いと思います。その住宅が存在する理由、建築のコンセプト、そこで営まれている暮らしなど、どんな住宅にも「語られるべき話題」といったものがあるでしょう。家探ししている人々にとっても、チラシや検索結果などだけでは知ることのできない情報を入手する場所として、ブログは役に立つはずです。またブログの特性である双方向性という点を活かして、これまでは考えられなかった「入居希望者・検討者と設計者・施工者・管理者そして住民との対話」という新たなコミュニケーションが可能になるのではないでしょうか。

話は戻って三鷹天命反転住宅ですが、僕はブログを読むまで、ずっと冗談で造ったのだとばかり思っていました。しかしブログのおかげで(失礼ですが)ちゃんとした思想があって造っていることを知り、近所に住む住人としては新しい観光名所ができた気分です。家探しをしていない人々が住宅情報サイトを真剣に見ることはあり得ませんから、こうした「近隣住民に対する情報提供」という機能としても、住宅ブログは役に立つと思います。

< 追記 >

スマッチ!ブロガーの杉木ヤスコさんが、この三鷹天命反転住宅についてエントリを書かれていました。内部のことまで詳しく書かれていますので、ご興味がある方はぜひ:

三鷹天命反転住宅って・・・(杉木ヤスコのレッツ・コーポラ!)

国土交通省、ふるさと移住支援サイトを開設

「団塊の世代」の人々が定年退職を迎えることで、様々な問題とビジネスチャンスが表面化しようとしています。連日関連ニュースの報道が続いていますが、先日もこんな記事がありました:

団塊世代のふるさと移住支援--国交省、サイト開設を検討(中日新聞)

国土交通省が東京、大阪、名古屋の3大都市圏に住む「団塊の世代」向けに、移住を希望する地域の住宅や医療機関などの情報が把握できる専門サイトの開設を検討しているとのこと。ただし2007年度の予算概算要求に関連経費を盛り込むとのことですから、サイトのオープンはしばらく先になりそうです。

記事に掲載されている限りですが、どのようなサイトになるかまとめてみると、

 *サイトの目的は、団塊世代のUターン先検索支援
 *仕事や住宅、医療・福祉施設、交通アクセス等の情報が掲載される
 *市区町村別の検索機能も搭載

このような感じになるそうですね。国土交通省は「人口が減少する中で地域の活力を高めるには、団塊世代のUターンなどを積極的に後押しする必要があると判断」したそうですが、まさしくその通りでしょう。彼らが持つ知識やノウハウが勤めていた企業から失われることが「2007年問題」として危惧されているくらいですから、団塊の世代の人々が地域社会に貢献する価値は大きなものがあると思います。

また東京周辺に住む団塊世代の人々は、こんなライフスタイルを志向しているそうです:

季節や気分で家を行き来 東京の団塊世代希望(gooニュース)

東京圏の1都3県に住む「団塊の世代」に今後10年間の希望する暮らし方を聞いたところ、季節や気分に応じて2つ以上の家を行き来したいと答えた人が5人に1人に上った、とのこと。

実際どれだけの人々が「Uターン+別荘保有」というライフスタイルを実現するか分かりませんが、住宅市場に対して大きなインパクトをもたらす可能性があるでしょう。となると、やはり「シニア向け住宅情報サービス」というものがメジャーになってくるのではないでしょうか。国土交通省が開設しようとしているような「Uターン支援サイト」をパクって先に設置してしまい、国がモタモタしている間にユーザー層を獲得してしまう--そんなサイトも現われるような気がします。

定年後のUターン先と別荘を、仕事・医療/福祉施設・アクセスの問題を絡めて考えることが可能なサイトとなると、一種のコミュニティ・サイト的な性格も帯びてくる可能性もあるのではないでしょうか。シニア向け住宅検索サービスは、いま私達が目にしているようなサービスとは異なり、「住まい」を殻にしたポータルサイトとなる--というシナリオもあるのではないかなぁというのが、最近の僕のお気に入りの空想だったりします。いずれにせよ、「団塊の世代」の人々の退職は大きな変化を生み出しそうですね。

家探しオンライン・カウンセリング

先日の投稿で「不動産検索でも人力検索があって良いのでは?」という内容を書きましたが、東栄住宅が消費者からの意見・質問をオンラインで募集し、回答もオンラインで行うという企画を実施しています:

暮らしを愉しむ家(CNET Japan)

実際のサービスはこちら:

東栄住宅チャレンジ企画

当然、販促やマーケティングも兼ねたアンケートなのですが、寄せられた意見・回答の中から面白いものをピックアップして、回答をオンラインで公開してます。例えば現時点で一番新しいものは4月12日に公開された記事ですが、「ユーティリティーコーナーのある住まい」がテーマになっています:

【東栄住宅がチャレンジするあなたの理想の住まい!】回答集第6回!なにかと便利なユーティリティースペースのある物件特集!

「弊社スタッフ総出で皆様の夢にチャレンジさせてください!」と宣言している通り?回答にはなかなか力がこもっています。質問は「物作りが好きなので、洋裁や大工仕事などをして手作り生活を満喫したい」というものなのですが、「趣味の洋裁を満喫するなら「道具や材料を広げられるスペース」があるのが理想的ですね。」「大工仕事をするスペースとして「ウッドデッキ」はいかがでしょうか?」などといった感じで、細かい提案をしてくれています。これはあくまでも東栄住宅が考える1つの回答に過ぎないと思いますが、同じような夢を持っている人達にとっては、非常に参考になるのではないでしょうか。

「駅から近い」といった数値化できる条件、または「ペットが飼える」などといったハイ・イイエで答えられる条件については、既存の不動産検索サービス(データの機械的な検索)で十分対応が可能です。しかし「趣味が満喫できる家」のような、何通りもの回答が可能な条件で家探しをしたい場合には、東栄住宅の企画のようなオンライン・カウンセリングが適しているでしょう。

今回の企画はあくまでもアンケートがメインで、回答を行うことを通常のサービス化することは考えられていないと思いますが、ぜひ似たような企画を定例化して欲しいと思います。寄せられた質問のすべてに回答していては大変ですが、他人の質問に対する回答を読んでいるだけでも参考になりますから、代表的なものに丁寧に回答する形式で十分価値のあるサイトになるのではないでしょうか。

住宅ブログツール開発研究所「スマッピ」から、近くのブログと連携できるツールが登場

今日はちょっと嗜好を変えて。ブログの流行と共に、サイドバーに様々な機能を追加できるという「ブログツール」も登場してきました。お気に入りリンクを表示できるもの、デジタルペットが飼えるもの、ゲームができるもの・・・皆さんもいろいろな種類のツールを見かけたことがるのではないでしょうか。そんな「ブログツール」が、我らがスマッチ!の姉妹店(?)、住宅ブログツール開発研究所「スマッピ」からも発表されました:

住宅ブログツール開発研究所「スマッピ」が新ツールをリリース(住まいの達人ブログ 編集部日記)

スマッピへのリンクはこちら:

住宅ブログツール開発研究所「スマッピ」

今回リリースされたのは、「住まいの達人ブログ」の更新状況が確認できるRSSリーダーと、「近くのブログ」と連携できる「ブログマップ」の2種類。さっそく僕も設定してみました(すでにこのブログのサイドバー下部に表示されています)。

まずはRSSリーダー。こちらは「住まいの達人ブログ」が標準設定されていますが、好みのブログのRSSも追加することができます。僕は自分で書いている他のブログも設定してみたのですが、ご覧の通り、一番下にちゃんと最近の投稿が表示されています:



さらにブログマップがこちら。真ん中にあるピンク色のピンが僕のブログで、ご近所のブログは青いピンで表示されています。僕のご近所さんは、「浮浪プログラマの始末書」と、同じスマッチ!ブログの「おかっぱ住宅ライター「高木良子」の取材と自邸」というブログのようですね(浮浪プログラマさん、高木良子さん、よろしくお願いします):



こうしたツールを使ってみると、これまで単に自分の考えを発信するだけの場だったブログが、もっと多くの機能を持つシステムに変わることが分かります。例えば今回のRSSリーダーを設定しておけば、読者に対して自分が興味を持っているブログを示すことができるし、またブログマップであれば、自分の地元とご近所にいるブロガーを紹介することができます。言わばブログがより高度なコミュニケーションツールに進化するわけです。

僕もPolar Bear Blogの方では、いろいろなブログツールを追加して遊んでいます。いろいろなサービスを探してきてあれこれ設置してみるのは、デジタル空間に自分の家を作る感覚と言ったところでしょうか。皆さまもぜひお試しください。

「子供に優しい町」の指標

スマッチ!ブログの「ハッピーシングルライフ」に、ちょっと気になるタイトルのエントリがありました:

出生率0.71地区(ハッピーシングルライフ 【Happy Single Life】)

少子化対策で、国や地方自治体がこぞって子育て支援に乗り出している、というもの。タイトルにある「出生率0.71」とは、ブロガーの千葉さんが住んでいる区の記録だそう。ちなみにこの数値、東京23区内で最低なんだとか・・・

千葉さんのおっしゃる通り、家探ししつつ出産も考えている人にとっては「どの町が厚い支援をしてくれるか」という点は重要だと思います。また僕のように、子育て真っ最中という人間にとっても「保育園・幼稚園に入りやすいか」「子供が安全に遊べるような公園が整備されているか」「無料カウンセリング・健康診断などのサービスが充実しているか」などは気になる要素です。子供がいる家庭/これから産もうとしている家庭にとっては、家探しは物件だけの問題ではなく、周囲の環境や市区町村の支援制度までも含めた問題でしょう。

しかし「ある町が子供連れで住みやすいかどうか」を確認するのはなかなか難しいものです。支援制度といっても理解するだけで一苦労ですし、保育園・幼稚園の数は多くても、予約待ちの人が何人もいた・・・という状況だったりします。実際に住んでみて初めて分かった、ということも多いでしょう。何か「子供に優しい町」を示す良い指標はないのでしょうか?

実は「出生率」こそが、その指標となるように思います。極端な例えをすれば、出生率は「女性がその場所で子育てしようとしているかどうかの意思表明」ですから、出生率が高い=子供を産んで育てても大丈夫だと思えるような場所、ということになると思います。

残念ながら現在の不動産検索サイトには、「出生率が1.0以上のエリアを選ぶ」だとか「出生率で結果をソートする」といった機能はありません。しかしYahoo!やGoogleで「出生率 and (地名)」というキーワードで検索すれば、比較的簡単に出生率を確認することができます。またこんなサイトもあります:

出生率ランキング(NIKKEI NET)

このサイトでは、出生率を市区町村レベルで確認することができます。都道府県単位でランキング表示してくれるので、例えば「東京都で出生率が高いのはどの辺りなんだろう?」という質問にも答えることができます。ちなみに僕の住む三鷹市はというと、出生率0.85。東京都内では良い数字なのかもしれませんが、出身地の青梅が1.02ですから、少しガッカリな数字です。確かに保育施設を見つけるのに苦労しましたから、様々な補助制度が設けられているとはいえ、積極的に子育てしようと思える環境ではないのかもしれません。

もちろん出生率だけで細かな住みやすさが分かるわけではないですし、住みたくても条件に合う物件が見つからない場合もあるでしょう。しかし出生率など様々な社会指標にも目を向けてみることで、物件のパンフレットや下見では確認することのできない事実が浮かび上がってくると思います。また不動産検索サイトでも、このような指標が簡単に確認できるようになると良いですね。

ネットでつくば探検

スマッチ!ブロガーの千葉さんが「つくばってどうよ?」というエントリを書かれていました:

つくばってどうよ?(ハッピーシングルライフ 【Happy Single Life】 通信)

どうよ?と聞かれたら、もとつくば住民・某国立大学卒業生の僕が答えないわけにはいきません。さっそく記事で紹介されている、住宅情報ナビの記事「つくばエクスプレス沿線マンション特集」をチェックしてみました:

つくばエクスプレス沿線マンション特集(住宅情報ナビ)

実は僕の奥さんが茨城出身で、つくばエクスプレスができてだいぶ変化があった、という話を聞いていました。しかし特集ページにアクセスしてビックリ。何も無かった自然でいっぱいだったつくばが、近代的な町に変貌しているではありませんか!いやー、写真はスゴイ開発が進んだのですね。僕の知らない間に、「クレオスクエア」なんてショッピングモールもできているようです:

つくばクレオスクエア

僕がいたころ(ちょうど10年前)にも「つくばセンター」周辺は栄えていたのですが、正直言って買い物で頼りになるのは西武デパートぐらいのものでした。しかしこんなショッピングモールも登場し始めていますし、これからますます便利になっていくのでしょうね。また記事にはありませんでしたが、昔から家電量販店は充実しているんですよ(学生・研究者が多いせい?)。つくばエクスプレスが完成し、秋葉原とつながったということで、今後ますます電気街が充実していくのではないでしょうか。

また住宅も「ちょっと時代遅れだなー」といった感じの物件が多かったのですが、特集を見ると、最新型?のマンションも続々誕生しているようですね。僕がアパートを借りていた近くにも、こんなマンションが登場するということでビックリです:

ミオカステーロつくば竹園

な、なんかお堀がありますけど・・・しかし値段を見ると、当然ながら都心のマンションと比べてずいぶんお手頃ですね。しかし土地の値段が急上昇中だそうですから、買うなら今がチャンス?

さてさて、最後に茨城に住む上で欠かせない情報満載のサイトをご紹介しておきましょう:

茨城王(イバラキング)

茨城の文化、風習、方言などなど笑える?トリビアが集められたサイトです。茨城出身のうちの奥さんも「これはスゴイ!」と絶賛していました。つくばエクスプレスで秋葉原から45分という存在になったつくばですが、良い意味でこういった古い文化を残しつつ、新しい街として成長していって欲しいと願っています。

P.S. ハッピーシングルライフ通信の千葉さんは、「つくばはアメリカ西海岸だ!」と宣言されていますが、僕はむしろ留学先だったボストンを思い出します。なんとも言えない地味な感じと、近郊の大都市(東京/ニューヨーク)からの距離感、「学生の街」という顔がその理由。ということで僕は、「つくばはアメリカ東海岸だ!」と宣言して終わりたいと思います。

「いっしょに紹介」で便利に

今回は住宅ではなく、賃貸オフィスに関する新サービスについてなのですが、「こんなの住宅検索サイトでもあると便利だなぁ」と感じたのでちょっとご紹介。

先日の日経産業新聞を見ていたら、こんな記事がありました:

■ 賃貸オフィスと通信機器 専用サイトで一緒に紹介 -- ワークスメディア スターティアと提携(日経産業新聞 2006年3月16日第17面)

賃貸オフィスの仲介サイト「東京オフィス検索」を運営するワークスメディアが、ネットワーク機器販売のスターティアと提携し、「東京オフィス検索」のサイト上でスターティアが扱うオフィス機器の検索も行えるようにするとのこと。ネット上で決済可能にし、コールセンターで問合せに対する回答も始めるなど、利便性を高めていくそうです。またワークスメディアは今後オフィス機器だけでなく、観葉植物やオフィス家具などの販売仲介サービスも手掛けることを計画中だそうです。

ユーザーにとってはオフィス探しの際、あちこちのサイトを駆け回らなくても良くなり、ぐっと効率的にオフィス設置を進められます。もちろんユーザーにとって本当に大事なのは、どこまで希望の物件を探せるか、また平行して検索できるオフィス関連設備がどこまでリーズナブルなのかという点でしょう。しかし提示される物件・設備が納得できる範囲内であれば、このサイトですべて済ませてしまおうと思う人は多いはずです。

そこでふと思ったのですが、今後は住宅検索サイトでも、上記のような提携が生まれるかもしれませんね。「住宅検索といっしょに、家具の検索もどうですか?」「○○市への引越しなら、○○引越センターがお得!」みたいなサイトが登場するとか。またもうちょっと高度化して、「○千万円台のマンションに興味を示した人に対しては、○○ブラントの家具を中心に提案する」といったアプローチも考えられるでしょう。家を探している人は、同時に家具などの関連品(中には「引越しお知らせハガキ」なんてのも含まれるでしょう)を探している確率が高いはずですから、そういった提案を行うことは十分理に適っていると思います。

もっともユーザーからすれば、「+アルファで何か買ってもらおう」という考えは敬遠したいものですが。あくまでもユーザーの立場から考えたサービス、例えば「○○市は福祉設備が充実してます」とか「近くに遅くまで開いているスーパーが○件あります」といった情報提供をしてくれるサイトの登場を願います。

「過程を見せる」サービス

最近の住宅に関する問題といえば、なんといっても「耐震偽装問題」でしょう。この問題により、住宅に対する信頼感は大きく失われてしまいました。構造は内装・外装と違い、いったん建築されてしまえば自分の目で確認することはほぼ不可能ですから、「ちゃんと建てました」という業者の言葉を信頼するしかありません。しかしその信頼が失われたいま、本当に安心感を得たければ建築に立ち会うしか方法はありません。

「住むかどうかも分からない戸建/マンション物件の建築に立ち会うなんて不可能」--当然その通りです。しかし今年の1月、不動産物件を紹介する映像の作成・配信を行うベンチャー企業「UNITEDROOMS(ユナイテッドルームズ)」が「住宅の建築過程をビデオ撮影し、DVDやWEBを通じて配信する」というサービスを始めました:

建設期間中映像化・配信サービス(UNITEDROOMS)

このサービスを使えば、例えば中古マンションを探している人々に対して、「このマンションはこのように正しく建設されました」と納得させることができますし、新築マンションを検討している人に対しては「この物件なら、正しく建設されることを映像として確認できます」と売り込むことができます。住宅購入検討者にとっては、実際に「正しい作業をしているかどうか」を確認するためには専門知識が必要ですが、「作業の様子が映像として残されている」というだけで「この物件を買ってもリスクはない(何かあってもこの画像を証拠として使える)」という安心感が得られることでしょう。

また住宅が建築される過程を見るというのは、新しいエンターテイメントとなるかもしれません。例えば最近は多くの宅配サービスで「自分が送った荷物がいまどこにあるか」を確認できるトラッキング・サービスを提供しています。これも本来は「荷物がちゃんと届けられている」という安心感を得るためのものですが、例えば海外に荷物を送ったときなど「ああ、今は飛行機で移動中なんだな」と分かるとなんとなく楽しくなります。自分が予約した新築マンションが完成していく様子を、WEBを通じて確認することができたら、楽しくて毎日見てしまうと思いませんか?

最近は住宅リフォームをテーマにしたTV番組も人気ですし、これまで人々が関心を持っていないと思われていた「建築過程」を見えるようにすることにもっと注目が集まるかもしれません。「信頼感」「エンターテイメント」という2つの価値を同時に生み出すことのできる「建設期間中映像化・配信サービス」、今後流行する可能性大なのでは?